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財政状況が悪化

2009-09-21 08:02:58 | つぶやき
  ▲財政状況の悪化が報じられる

 長年、健全財政を堅持してきた筈の麻績村なのだが・・・。
 先日の新聞に、「20年度実質公債費比率 麻績村1.4ポイント悪化の17.0%」と報じられた。財政状況を知る重要な数字で、経常的な収入額に占める借金返済額(公債費)の率を過去3年の平均で示している。この率が18%以上になると、借金(地方債の発行)に許可が必要になる。すなわち、『借金が多くなっていますよ! 今後の返済は大丈夫ですか?』ということだ。17年度が14.2%だったのが、3年で17.0%へ悪化した。3年間の平均値で表されるので、単年度ではもっと悪い数値になっている筈だ。

 もう一つ、財政状況を知る重要な数字に経常収支比率がある。経常的な収入額に占める経常経費の率で75%以下が妥当とされている。17年度には76.3%だったのが、19年度には83.3%、20年度には82.4%と80%を超す数値に悪化した。財布の口が大きく開きっ放しになっている感がする。

 二つの計算式の分母が異なるので正確ではないが、概ねの財政状況は二つの数値を加えてみると分かる。17年度は90.5で『年収の約1割が余裕』、20年度は99.4で『借金を返しながら喰うだけで、余裕はほとんど無し』ということだ。
 これら悪化の原因は、村民にとって必要不可欠の使途によるものなのか、大盤振舞いやムダ使いによるものなのか、明らかにして改善すべきは改善してもらいたいものだ。
 
 このような財政悪化を示す数値をよそに、後年度に大きな負担を残すハコモノ「地域交流センター」の建設は進んでいる。今後新たに生じる返済金や維持管理費のシワ寄せは、現行の福祉や教育の部門にも必ず犠牲が及ぶ筈だ。地域交流センターが、この犠牲以上に村民の福祉向上につながるものとなれば良いのだが・・・

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コメント (1)
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