突然ですが、中村半次郎(桐野利秋)がいた! 映画「オトコタチノ狂」ほかの続きです。
先日、検索をかけていまして、偶然、情報に行き当たりました。
なんと! 今年、桐野利秋が宝塚の主人公になります!!!
宝塚星組公演『桜華に舞え』
いや、びっくりです。
オリジナルのシナリオで、恋人は会津藩の娘だそうですから、架空の人物ですね。
愛のバトン・桐野利秋-Inside my mind-なんかにも、少しは書いたのですが、私の桐野利秋好きは、司馬遼太郎氏が描く桐野像が奇妙に揺れていることから、史料調べをしたことに始まります。
なんといいましても、『翔ぶが如く』がですね、最初はフィクション色が強く、桐野は薩摩版・土方歳三の如く描かれていまして、江戸で知り合った幕臣の娘と運命の恋でもするのか、という雰囲気に「燃えよ剣」の再来を期待しておりましたところが、しだいに、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの匂いがただよってくるんです。珍大河『花燃ゆ38』と史実◆高杉晋作と奇兵隊幻想でご紹介いたしましたハーバート・ノーマンの「旧時代の日本における兵士と農民」そのまんま状態となり、いつの間にか桐野は、無知蒙昧の野蛮人に貶められ、ところがまた、最期だけはひたすらかっこいい、という分裂状態に、若かりしころの私は、欲求不満状態になっちゃったんですね。
「桐野の物語は、最初から最後まで薩摩版・燃えよ剣であるべきよっ!!!」と、燃えました私、少女漫画か乙女ゲーか、というあらすじを思いつき、書き始めたのが幕末ラッコ姫に書いた物語だったんです。五稜郭へ行ったラッコ姫は、結局、桐野に惚れて、西南戦争のときには上海まで、ボクサーパトロンを仕入れに出かける、ということになるはずでしたが、上野の戦いで、すでに挫折しましたわ。
いや、ですね。この年になってみますと、「結局、私、小説書く才能はないわ」と、つくづく思いまして、はっきり出版が決まりましたシーボルトの娘・イネさんの本も、小説ではなく評伝にするつもりです。
まあ、ですから、思いっきりの宝塚フィクションの主人公が桐野! というのは、実に楽しみなんです。
見に行きますわよ、もちろん。
今回は、短いのですが、喜びのあまりに。
クリックのほどを! お願い申し上げます。
先日、検索をかけていまして、偶然、情報に行き当たりました。
なんと! 今年、桐野利秋が宝塚の主人公になります!!!
宝塚星組公演『桜華に舞え』
いや、びっくりです。
オリジナルのシナリオで、恋人は会津藩の娘だそうですから、架空の人物ですね。
合本 翔ぶが如く(一)~(十)【文春e-Books】 | |
司馬遼太郎 | |
文藝春秋 |
愛のバトン・桐野利秋-Inside my mind-なんかにも、少しは書いたのですが、私の桐野利秋好きは、司馬遼太郎氏が描く桐野像が奇妙に揺れていることから、史料調べをしたことに始まります。
なんといいましても、『翔ぶが如く』がですね、最初はフィクション色が強く、桐野は薩摩版・土方歳三の如く描かれていまして、江戸で知り合った幕臣の娘と運命の恋でもするのか、という雰囲気に「燃えよ剣」の再来を期待しておりましたところが、しだいに、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムの匂いがただよってくるんです。珍大河『花燃ゆ38』と史実◆高杉晋作と奇兵隊幻想でご紹介いたしましたハーバート・ノーマンの「旧時代の日本における兵士と農民」そのまんま状態となり、いつの間にか桐野は、無知蒙昧の野蛮人に貶められ、ところがまた、最期だけはひたすらかっこいい、という分裂状態に、若かりしころの私は、欲求不満状態になっちゃったんですね。
「桐野の物語は、最初から最後まで薩摩版・燃えよ剣であるべきよっ!!!」と、燃えました私、少女漫画か乙女ゲーか、というあらすじを思いつき、書き始めたのが幕末ラッコ姫に書いた物語だったんです。五稜郭へ行ったラッコ姫は、結局、桐野に惚れて、西南戦争のときには上海まで、ボクサーパトロンを仕入れに出かける、ということになるはずでしたが、上野の戦いで、すでに挫折しましたわ。
いや、ですね。この年になってみますと、「結局、私、小説書く才能はないわ」と、つくづく思いまして、はっきり出版が決まりましたシーボルトの娘・イネさんの本も、小説ではなく評伝にするつもりです。
まあ、ですから、思いっきりの宝塚フィクションの主人公が桐野! というのは、実に楽しみなんです。
見に行きますわよ、もちろん。
今回は、短いのですが、喜びのあまりに。
クリックのほどを! お願い申し上げます。
とりあえずは、ブログを書きますね。
18日発売の「桜華に舞え」が16日に届き、娘宅の55インチテレビで観賞できました。
つくづく、我が家の小さなテレビでなくてよかったです。(笑)
宝塚スターを知らず、さっぱり誰が誰だかわからなかった舞台と違い、役名を見て、またツッコミたいところがありましたが、新たな感動を味わいました。
そうなんです。ネットで情報をつかんだとたんに、中村さまに電話いたしました。
いまのところ、ご一緒に宝塚まで! ということで計画を練っておりまして、せっかくですから、がんばっていい席を確保するつもりでおります。
もしも、行けるようでしたら、ぜひ、お早めにご連絡くださいませ。
私も見に行きたい!!と思い、どうにかして都合をつけて行けないかと考えております(^_^;)
映画「半次郎」は、いまとなっては作ってくださってよかったと思うのですが、なんとも、残念でした。特に最期は、女を出すなよ! って感じでして。
西郷さんとの関係も、複雑なんですけれども、まあ、娯楽作品では、単純化するしかないような気もします。桐野の軍服は、実際のところ上着が青でズボンが白のフランスそっくりさんだったはずですが、この芳年の錦絵は、全身真っ赤のイギリス式にしてありますよねえ。この方が似合うかもしれません(笑)
私これまで、宝塚の舞台を見たことがなく、楽しみです。
でも、得てして桐野のような準メジャー級の人物を描いた作品って、これは必要だろ?って重要なエピソード入れずに、創作でメジャー級の人物と絡めた変なエピソードを作って台無しにしちゃう事が多いですよね(ただの勉強不足??)。
宝塚の桐野の衣装は、浮世絵のように真っ赤になるんでしょうかね?オスカルのようです。