ねいろ便り

私の作る器が誰かの暮らしを彩ったり、美味しくしたり、楽しくしたり、応援したり、できると信じて今日も制作しています

平成のその先へ行っちゃってました

2018-09-05 | 回想
夏の女匠衆展ですが、昨日無事終了致しました、ご覧いただいた皆様、ありがとうございました、
芝山細工とのコラボ、おかげさまで素敵な展示をさせていただきました!
行けなかったけど、ようじんが最後まで応援してくれていたので、自分はこういう風にしたいというコンセプト、思い、を説明してご理解いただき、お互いの希望が叶う展示をすることができました、
芝山細工の、たとえば白蝶貝の花に黄染めの象牙のしべ、玉虫貝の葉っぱに蒔絵の茎、
ほんの小さな世界の中に贅沢な天然素材と伝統技法、熟練技術を濃縮させた、これぞ日本が誇るべきラグジュアリーであるというところを強調してみたかったのです、できたかどうかはわかりませんが、少なくとも一部の方には受けました、笑
あと芝山細工は100年200年?という長い年月を念頭に作っていくというところもスゴいポイントであると思っております

変わってまたようじんの話になりますが、病院でのようじんは時間がありましたので、今までのこと、これからのこと、いろいろな事を考えていたようで、すごく前向きに進化していました
抗がん剤の影響で3週間目くらいに髪が抜けるからあらかじめ短く切っておこうか?というと、「そんな考えは昭和の人か、平成の人」と言い、髪がザバッと抜けるのも楽しみたいようでした、「え、今平成じゃん?」というと、「だから昔の人!もう平成は終わるでしょ」自分はもっとその先へ行くということでした、そんな面白い話ばかりしてたから病院へ通うのはホントに楽しみでした
ようじんが亡くなった時からいつもとはケタ違いのアクセスがありました、こんなにたくさんの方々がお気持ちを寄せてくださっているのか、と、前回、お知らせの記事を投稿しました
いつもねいろ便りにお越しいただだいてるかたはもうご覧になったであろうし、個人的で重ため内容なので、読むと辛い方もおられるかもだしずっと載せたままにしておくのもどうかな、と思いますので、このへんで、勝手ながら前回の記事「サヨナラ、アリガトウ」は非公開に変更させていただこうかと思います
ようじんの旅立ちに際して本当にたくさんの方々が残念に思ってくださいました、遠方から駆けつけて下さった方も多数いらっしゃいました
思いを寄せて下さった方々、生前仲良くして下さったりお世話になった方々、故人に代わり心から感謝を申し上げます、
それと、いろいろな方と話しておりましたら、こんな珍しい病気と思ってましたが、以外に実はうちの母も、とか上司がとかおっしゃる方が10人近くおられました、他にも、ガンでとか、実はある病気で長年薬を飲み続け副作用と戦っているとか、そんな話をたくさん聞きました、何もないようにされてるようでもいろいろな方がいろいろな状況の中で必死で生きていらっしゃる事を初めて実感いたしました
何故だか災害続きの日本で、何もないことの有り難さなど、感じること多きこの頃です


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アトリエ飛行船て所があったのです

2018-06-07 | 回想
三つ葉?の花ってこんなのなのね〜、クローバーとはまた違うし食用の三つ葉とも違うやつですね


陶芸を始めたのは22,23歳の頃です、
吉祥寺の井之頭公園を抜けた所にあったアトリエ飛行船陶芸研究所という所に通ってました

千葉県船橋市に住んでましたからかなり遠かったけど勤めが大手町だったので会社帰りに行くにはそう遠くないつもりでせっせと行ってました

初めからどハマりし、先生方は技術を習得することよりも、自由に作りたいものを作るのをサポートしてくれ、毎回毎回新鮮な感動の日々でした、
自由な教室の雰囲気に集まる人達もなんだか気の合う方々多くて、会社で出会う人達とは何かが違っていると感じていました(会社の人に問題あったわけでなく、未熟者の私が会社で心を閉ざしていたからと思います(-。-;)
今でも飛行船で出会った方々と仲良くしていただいてます
井之頭公園の森に突然真っ黄色の飛行船の建物、そして建物中には真っ赤にペイントされた螺旋階段があってこの渦のエネルギーに引き寄せられた人達が集まるイメージ、パワースポットでした、
パワースポットって音叉おんさみたいに自分と共鳴する所だと思うと、山奥の滝とか神木とかいわゆるパワースポットでなくても、それぞれ自分の、ココだ、という場所があればそこがパワースポットなんだと思う、なんだか楽しい場所、ありますか?
自分の家?なら最高ですね!


当時アトリエ飛行船で所長をしていた板橋廣美先生が江南のギャラリー数寄さんで伊藤慶次先生と2人展されるので9日土曜日、見に行って来ます、楽しみです



先日、多治見のギャラリーヴォイスの「わんの形2」展見に行って来たのですが
板橋先生の茶碗は艶を抑えた漆黒の色味と柔らかい形がso cool!で300点くらいの作品が並ぶ中、静かに突出していました、自分のわんは270点くらい見た後に見たのですが、原土100パーの土がワイルドすぎてちょっとビックリしました、笑、ちょっと高い位置にあったんで、視点が横からになったせいか土のヒビが目立ってました、
いろいろ見てから自分の見ると客観視できるのは良いけどいつも家で見ているのとあまりに違う顔していたんで驚きました!

久々飛行船のこと思い出したな〜今はもう取り壊されて無いのです、聖地だな〜
じゃ、聖地跡巡礼するかって、しないな〜それはしないな〜

今は今で夢中になれることがあればそれで良い気がしています
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