ねいろ便り

私の作る器が誰かの暮らしを彩ったり、美味しくしたり、楽しくしたり、応援したり、できると信じて今日も制作しています

厚底ガラスにハマっています

2010-01-23 | 器(自作)
去年せっせと通ったガラス教室ですが、やっているうちに好みがはっきりしてきて
終盤は器の一部にガラスのかたまりをしっかりとした量感でつけた物に凝って制作しました

まず竿に水飴状に溶けたガラスを巻き付けちいさな泡を吹き入れ
少し冷めてからまた溶けたガラスを巻き付け息を吹き込み

だいたい小鉢の形に成形した後にまたまた溶けたガラスを器の底部分に思いきり付けるのですが
重たいし熱いし、技術がないのでかなりヒッシーになるところです

しかしこの作業がなんとも楽しく、たっぷりと付けることが出来たときは、やったー♪とこみあげる笑いを抑えきれません





オリーブを入れた器は形が崩れてもう修復不可能になり、あーこりゃだめだ、何ともならんな
と思ったのですが、先生もたぶん同じ思いだったのか
「今、金具で筋を入れておけば灰皿になりますよ」と教えてくれて
「なるほど、そうしようかな」と思いましたが誰もタバコ吸わないのでやめました

冷めてみるとぐちゃぐちゃな形だけど何だか存在感あって自分的には気に入り、ちょこちょこ使っています 灰皿にしなくてよかった~

今年はまだ始まっていませんがまたしばらくこの厚底小鉢を作りたいなと思っています
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雪降りましてん

2010-01-13 | 日記
去年菓子鉢を作るようにたのまれていたのを思い出し、昨日から作っています

鉢の外側に葉っぱを貼っているのですが、朝から冷たい雪が降り、この時期貴重な葉っぱが雪の中に埋まってしまいました

ので、掘り起こして採取、鉢に貼りました




鉢の口元は蒔窯焼く燃料のまきに土を貼り付け木の割口のスジスジ模様をつけたものを巻いています




けっこう大きな菓子鉢なんですが野菜をいっぱい入れたタンメン用にするそうです おいしそ
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明けましておめでとうございます

2010-01-07 | 日記
という(タイトル)書き出しには ちょっぴり遅めになってしまいましたが
ことしもどうぞよろしくおつき合いください

きょうはガラスを習っている可児市のわくわく体験館で行われている
江戸時代の吹きガラス製法の復元を見にいってきました

下総(千葉)出身の、石塚岩三という人が長崎でびいどろに出会い苦労の末、習得し
中山道を通って故郷に帰る途中、美濃国可児郡土田(今の可児市土田)でびいどろの原料の珪石を発見したことがきっかけとなり可児市でびいどろが作られるようになったそうです

そして現在は「石塚ガラス株式会社」という国内屈指のガラス製造会社となり愛知県岩倉市にあるそうです
その会社の方々の協力もあり、わくわく体験館で当時の原料である鉛を使ったガラス(現在はソーダを使用)、そして当時の製法での復元をしているわけです


山からとってきた原料の珪石を砕き鉛やその他の原料をフライパンで熱して混ぜ冷めてからまた粉砕したもの
    を
今日は700度くらいまで炭火で温めた炉に投入し溶かし混ぜる
    ということをしていました


あたたまった炉におたまで材料を入れているところです


さらに温度を上げているところです

石塚ガラスの人たちは世の中に出回っているいろいろなビンに興味、愛着強く、
ビンのうらの記号、番号などからいろいろな情報を得ているようでした
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