日本語の「は」と「が」について。

象は鼻が長い=∀x{象x→∃y(鼻yx&長y)&∀z(~鼻zx→~長z)}。
とりあえず「三上文法」を「批判」します。

(946)「パースの法則」が「恒真式」であることは「当然」である。

2021-07-22 19:23:17 | 論理

(01)
(ⅰ)
1   (1)((P&~Q)∨P)→P A
 2  (2) (P→ Q)→P    A
 2  (3)~(P→ Q)∨P    2含意の定義
  4 (4)~(P→ Q)      A
  4 (5)~(~P∨Q)      4含意の定義
  4 (6)  P&~Q       5ド・モルガンの法則
  4 (7) (P&~Q)∨P    6∨I
   8(8)        P    A
   8(9) (P&~Q)∨P    8∨I
 2  (ア) (P&~Q)∨P    34789∨E
12  (イ)          P  1アMPP
1   (ウ)((P→Q)→P)→P  2イCP
(ⅱ)
1   (1)((P→ Q)→P)→P A
 2  (2) (P&~Q)∨P    A
  3 (3)  P&~Q       A
  3 (4)~(~P∨Q)      3ド・モルガンの法則
  3 (5)~(~P∨Q)∨P    4∨I
   6(6)        P    A
   6(7)~(~P∨Q)∨P    6∨I
 2  (8)~(~P∨Q)∨P    23567∨E
 2  (9)~(P→ Q)∨P    8含意の定義
 2  (ア) (P→ Q)→P    9含意の定義
12  (イ)           P 1アMPP
1   (ウ)((P&~Q)∨P)→P 2イCP
従って、
(01)により、
(02)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② である。
然るに、
(03)
(ⅰ)
1  (1) (P&Q)∨P     A
 2 (2)  P&Q        A
 2 (3)  P          2&E
  4(4)       P     A
1  (5)  P          12344∨E
   (6)((P&~Q)∨P)→P 15CP
従って、
(03)により、
(04)
①((P&~Q)∨P)→P
は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(02)(03)(04)により、
(05)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② であって、
① は、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(05)により、
(06)
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
に於いて、
①=② であって、
① は、「恒真式(トートロジー)」であって、
② も、「恒真式(トートロジー)」である。
従って、
(06)により、
(07)
P=奇数である。
Q=素数である。
として、
①((P&~Q)∨P)→P
②((P→ Q)→P)→P
といふ「命題」、すなはち、
①((奇数であって、素数でない)か、または、奇数である)ならば、奇数である。
②((奇数であるならば、素数である)ならば、奇数である)ならば、素数である。
という「命題」は、両方とも、「恒真(トートロジー)」であって、尚且つ、
①=② である。
然るに、
(08)
例へば、
①((9である)か、または、3である)ならば、奇数である。
といふ「命題」は、明らかに、「真(本当)」である。
従って、
(07)(08)により、
(09)
①((奇数であって、素数でない)か、または、奇数である)ならば、奇数である。
②((奇数であるならば、素数である)ならば、奇数である)ならば、素数である。
という「命題」は、両方とも、「恒真(トートロジー)」であって、尚且つ、
①=② であって、尚且つ、
①((奇数であって、素数でない)か、または、奇数である)ならば、奇数である。
といふ「命題」は、明らかに、「真(本当)」である。
従って、
(09)により、
(10)
②((奇数であるならば、素数である)ならば、奇数である)ならば、素数である。
といふ「命題」は、「偽(ウソ)」では、有り得ない。
然るに、
(11)
パースの法則
排中律や二重否定の除去と等価な命題のひとつで、変なものとして、パースの法則があります。
任意の命題P, Qについて、
((P→Q)→P)→P
が成り立つ
『「PならばQ」ならばP』ならばP
なんか、パズルのような命題ですね
(排中律、二重否定の除去、パースの法則 - Qiita)
(07)~(11)により、
(12)
P=奇数である。
Q=素数である。
として、
②((P→Q)→P)→P
②((奇数であるならば、素数である)ならば、奇数である)ならば、素数である。
といふ「命題(パースの法則)」は、「偽(ウソ)」では、有り得ない。