新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

十二支 2

2012年01月19日 |  四柱推命(十干と十二支)
十二支について。(暦の事典から)

月の十二支(十二辰)は、草木の発生・繁茂・成熟・伏蔵の過程、つまり陰陽の消長する順序を十二支の段階に分けて名付けたものである。
月の十二支が十二か月の各月の特性を示したものであるように、もともと時の十二支は一日における十二刻特性を示したものであり、方位の十二支は十二方位の特性を示したものであった。

○ 子(ね・し)…子は孳(ふえる意)で、新しい生命が種子の中に萌し始める状態を表している。旧暦11月。

○ 丑(うし・ちゅう)…丑は紐(ひも・からむの意)で、萌芽が種子の中に生じてまだ十分に伸び得ない有様を表している。旧暦12月。

○ 寅(とら・いん)…寅は螾(いん:うごく意)で、草木が春の初めにおいて発生する状態を表している。寅の季節は立春である。旧暦1月。

○ 卯(う・ぼう)…卯は茂(ぼう:しげる意)または冒(おおう意)で、草木が発生して地面を蔽うようになった状態を表している。旧暦2月。

○ 辰(たつ・しん)…辰は振(ふるう・ととのう意)で、陽気動き、雷が声を発し、草木の形が整って活力が旺盛になった状態を表している。旧暦3月。

○ 巳(み・し)…巳は已(やむ意)で、草木が繁盛の極限に到達した有様を表している。旧暦4月。

○ 午(うま・ご)…午は忤(つきあたる・さからうの意)で、草木が繁茂の極限を過ぎ、衰微の傾向が生じたことをあらわしている。旧暦5月。

○ 未(ひつじ・び)…未は味(び:あじの意)で、草木の果実が成熟して滋味を生じた有様を表している。旧暦6月。

○ 申(さる・しん)…申は呻(しん:うめく意)で、草木の果実が成熟して締めつけられ固まっていく有様を表している。旧暦7月。

○ 酉(とり・ゆう)…酉は糸酉(しゅう:ちぢむ意)で、草木の果実が成熟の極に達した有様を表している。旧暦8月。

○ 戌(いぬ・じゅつ)…戌は滅(めつ:ほろぶ・切る意)で、草木の枯死する有様を表している。旧暦9月。

○ 亥(い・がい)…亥は閡(がい:とざす意)で、草木がすでに凋落して生命の力が種子の内部に閉蔵されてしまった有様を表している。旧暦10月。



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十干について 2

2011年12月21日 |  四柱推命(十干と十二支)
十干の語源…草木の発生、繁茂、成熟、伏蔵の過程を10段階に分けて名付けたもので、これは陰陽思想の応用です。(暦辞典その他から)

【甲】…甲はもともと”よろい かぶと”の意味で甲冑の甲から導かれた語です。草木の種子を蔽う厚皮のこと。種子が発芽するにあたって、まだ厚皮を蔽っている状態を表す。万物が種子の甲を破って根を発し、あたかも「かぶと」を被った状態で上へ伸びようとする気概を持つ性質がある。
積極性(リーダー)、地位、名誉を司る。男の人に欲しい。グループの中心的な存在となる。社会に芽を出す男性的な星。思いやり・愛情心が深い(仁)。推命では甲木…自然界では大木をあらわす。

【乙】…乙はもともと軋(きしるの意)を言語としており、草木の幼芽が、いまだ自由に伸長し得ないで、屈曲している状態を表している。ひ弱そうに見えるが、とつとつとして真っ直ぐに伸びないで、辛抱強く目的に向かって進む性質を持っている。
想像力、理想主義者、温和、柔軟性があり、女性的な生き方をする。名誉とかお金の執着はあまりない。技術的な仕事に携わっている人も多い。上から踏まれてもとに戻る、甲よりも乙の方がしぶとい。推命では乙木…自然界では草木をあらわす。

【丙】…丙は、もともと炳(あきらかの意)をその語源としており、草木が伸長して、その姿形が著明となった状態を表している。炳乎たる陽気の高揚とともに植物の伸びさかんな有様。(炳:さかん・あきらか)
最も現実的な性格、権力や財に対する欲望。ある程度お金を持っている。何とかなる。強引にものをやり、陽気で根性がある。推命では丙火…自然界では太陽をあらわす。

【丁】…丁は、もともと丁壮(働き盛りの男性の意)と同意で、草木の姿形が充実した状態を表している。
慎重、理性、企画、計画、常に冷静な判断ができる。推命では丁火…人口の灯。

【戊】…戊は、もともと茂(ぼう:しげるの意)をその語源とし、草木が繁茂して盛大となった状態を表している。
あらゆる変化に適当に集中する。説得力、包容力あり、決断、自信、技術面、人間関係を上手くやるごまかしていく。 
推命では戊土…自然界では山や堤防にも例えられる。

【己】…己は、もともと紀(すじの意)をその語源とし、草木が十分に繁茂して盛大となり、かつその条理の整然となった状態を表している。繁茂した草木が成熟し、まさに実を実を結ばんとする次期。
時によっては人に温かく、また冷たい。融通性がききすぎて物をまとめる力がない。サラリーマンとか杓子定規的な生き方ができない。推命では己土…田園の土。

【庚】…庚は、もともと更(あらたまるの意)と同語で、草木が成熟団結して行きづまった結果、自ら新しいものに改まっていこうとする状態を表している。
一番良い星。意志の強さ、精神的な強さ、落ち込まないからそんなに大きな問題を起こさない。喜怒哀楽あり、人情的な一面を持つ。推命では庚金…自然界では鉱石。

【辛】…辛とはもともと新(あたらしの意)と同語で、草木が枯死して、新しくなろうとする状態を表している。
協調性に欠けやすいところがある。繊細で周囲の影響を受けやすいが、なかなかの耐久力を持つ。推命では辛金…砂金・宝石。

【壬】…壬は、もともと姙(はらむの意)を語源としており、草木の種子の内部に、さらに新しいものがはらまれる状態を表している。
統率力があり、競争心、決断力強く、いったん思い込んだら方針を変えないところがある。離婚率は高い傾向がある。推命では壬水…大河を表す。

【癸】…癸は、もともと揆(はかるの意)を語源としており、草木の種子の内部にはらまれたものが、しだいに形作られて、その長さを測ることができるほどになった状態を表している。
正直で勤勉、何か裏に秘めた暗い影がある。陰気な一面もある。推命では癸水…雨水・雨露・霧。

新栄堂


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十二支

2008年11月07日 |  四柱推命(十干と十二支)
①子 
 子は滋(し)で、種を水に浸すことで柔らかくなり、万物が育ちはじめる意味があり、陽支の水となります。
【日支にある場合】
 知性的だが、冷たく客観的に物事を見つめ、細かいことに気がつく。
変化を求め、器用で小才がきき、倹約家で、利害に敏感なところがある。

②丑 
 丑(ちゅう)は紐(ちゅう)で、むすぶの意味があり、湿土を種にかけて冬を越し、春を待つ姿です。
【日支にある場合】
 保守的で信用を重んじる。財運はあるが、あまり大金持ちになれる方ではない。
正直、堅実、けち。
人懐っこく涙脆い。弱気と強気が共存する。

③寅 
 陽支の木であり、寅(いん)は演(えん)で、春になって始めて、地上に新芽を出す様を表しています。
【日支にある場合】
 正直で誠実。積極的な行動をとる。
陽気で明るく人を楽しませる。仁義や友情に厚い。独立型。
財に対する執着心は淡白。権威と頭領運もある。

④卯 
 陰支の木で、卯(ぼう)は茂(ぼう)茆(ぼう)で、春たけなわとなり万物が茂ることを表します。
【日支にある場合】
綿密なる思想と豊かな情緒を持っている。
発明発見など思考的な仕事が良い。自己主張が強い。
放任の傾向に注意。美的感覚に優れている。

⑤辰 
 陽支の土で湿土を表しますが、辰(しん)は震(しん)で、大地を揺さぶるほど根を張ることを示します。
【日支にある場合】
 意志強固、不屈の頑張りがきくのでどの道でも力を発揮する。
感情の起伏が大きい。事業家・独立家で一生波風が多く慎重なら吉。芸術的才能あり。

⑥巳 
 陰支の火で、巳(し)は已(い)で、已(すで)に万物が盛りを極めて、これから実を結ぶ時期に移ることの意味があります。
【日支にある場合】
勇気、行動力を意味する。変わった商売を選ぶ。
思い込むと執拗なところがある。
外見は冷たい感じでも内心は温かい。礼儀を大切にする。

⑦午 
 陽支の火で、午(ご)は忤(さからう)で、陰気が下から上がり、陽気と相逆らい交わることをいいます。
【日支にある場合】
明朗で直観力が鋭く直情径行型、負けず嫌い。じっとしているのが苦手。
機敏と人間的な親切さを主体とする職業が良い。色情と口舌にトラブルあり。

⑧未 
 陰支の土で、未(み)は味(み)で、万物が出来上がって美味しく味わう意味です。
【日支にある場合】
 知性的な一面がある。物事に柔軟で丁寧で遠慮深く取り越し苦労性。
金銭的にちゃっかりしている。人を巧みに利用するのが上手だが人には好かれる。

⑨申 
 陽支の金で、申(しん)は身(しん)で、万物の身体ができる、伸(しん)の字をあてはめています。
【日支にある場合】
 口八丁手八丁、才気もあり話好きで社交上手。
魅力的な愛嬌を要する仕事に就くとよい。
完全性を追求する気難しさもある。先取りの気性あり。

⑩酉 
 陰支の金で、酉(ゆう)は醸(じょう:かもす)で、酒器、すなわち秋の収穫した作物を加工して蓄える意味があります。
【日支にある場合】
 敏感、正確なので、知的な方面の仕事をするとよい。智に溺れやすい傾向もある。孤独を愛し、気難しいところもあります。

⑪戌 
 陽支の土で、戌(じゅつ)はもたっとした乾土で、蓄える作物を土中に埋めて、それを戌(まもる)役目をします。
【日支にある場合】
 たえざる情熱をもって精進する。忍耐強く義理人情に厚い。
怒気も強い。女性は可愛らしさに

⑫亥 
 陰支の水で、亥(がい)は核(かく)で、万物が次代の種になることを示しています。
【日支にある場合】
 沈着、熟練、冷静、物事に対して、直進して解決するので、独断になりやすい。
世話好きで、涙もろく、派手さはないが、誠実さがとりえです。新栄堂


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十干

2008年11月06日 |  四柱推命(十干と十二支)
■ 十干とは、甲(きのえ・コウ)、乙(きのと・オツ)、丙(ひのえ・ヘイ)、丁(ひのと・テイ)、戊(つちのえ・ボ)、己(つちのと・キ)、庚(かのえ・コウ)、辛(かのと・シン)、壬(みずのえ・ジン)、癸(みずのと・キ)の十種をいい、五行を兄(え)…陽干と、弟(と)…陰干に分けたものに当てはめたものです。

①甲(きのえ/コウ)
 陽の木で、大木を意味します。万物が種の甲を破って、上へ伸びようとする気概を持つ性質があります。
人の中心に立つ人が多く、人情的な干です。男性のリーダーが多く、暖か味があります。

②乙(きのと/オツ)
 陰の木で草花枝葉にたとえられます。
乙女などと言われるように、女性的な干ですので、女性にはよい星です。
男性でも、当たりは柔らかくても技術や特殊な才能を発揮している人も多くいます。
優しくひ弱そうに見えますが、辛抱強く、目的に向かって進む性質があります。
意外とプロレス・相撲・柔道などの格闘技の有名選手に多くいました。

③丙(ひのえ/ヘイ)
 陽の火で、燃え盛る火、又は太陽を意味します。
派手で、明るく、カラッとした性格の人が多い星で、人の中心的存在になることも多く、天干の中では一番財運のある干です。

④丁(ひのと/テイ)
 陰の火で、灯火・人工の火にたとえられる。
この日干の人は緻密な神経をもった人が多く、秘書や参謀などで非常に頭の切れる人によくある星です。

⑤戊(つちのえ/ボ)
 陽の土で、山や、堤防の土にもたとえられます。
この干は丙のような派手さはありませんが、山は木を養うところから、人を面倒見たりする包容力のある人が多い星です。
地味ですが大きな組織の責任者にも多い星です。

⑥己(つちのと/キ)
 陰の土で、田園の土にたられます。
戊に比べて小さい領域の土です。
あまり組織の責任者には向きませんが、小さい領域の中で小人数の技術集団とかが向いています。
派手さはありませんが大衆的、人情的な星です。

⑦庚(かのえ/コウ)
 陽の金で、鉱石・鉱脈などにたとえられます。
石の「硬さ」から、「頑固さ」という面がありますが、四柱組織如何によって、性格は柔らかくても印象として難いイメージを持たれる人もいます。
また、感受性が強く、感覚的な星でもあり、天干の中では一番宗教性があるとも言われています。

⑧辛(かのと/シン)
 陰の金で、砂金や珠玉・貴金属にたとえられます。
この日干の女性は宝飾関係が似合う方が多いようです。
辛抱の「辛」の字でもありますので、辛抱強く粘り強く人生を歩んでいる人も多くあります。
少々神経質な面もあります。

⑨壬(みずのえ/ジン)
 陽の水で、大河や大海にたとえられ、流れてとどまらない強さをもちます。
何かと水には縁のある星で、水商売や夜のお仕事の人も多い星です。
クールな所がありながら、行動力と迫力をもっている人も多い星です。

⑩癸(みずのと/キ)
 陰の水で、雨水・雨露・霧にたとえられます。万物を育てる根源となり、優しく人に奉仕します。
男性は陽干の丙などに比べて、一寸見は地味で風采の上がらない人が多いのですが、この星は教育関係など頭脳労働的な働きをする星です。
また壬同様に何かと水と縁のある星です。

新栄堂


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