新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

見方を変える。

2018年10月30日 | 四柱・その他


上図はデンマークの心理学者エドガー・ルビンが考え出した心理療法に使われる「ルビンの壺」という図です。
図の黒い部分に集中して見ると壺に見えます。
そして、白い部分に集中してみると人の顔が向かい合っている様に見えると思います。
これは、図と地の反転図形といいまして、人間の知覚システムを利用した図で心理療法に使われているものだそうです。
人は「図と地」の両方を同時に見る事はできません。
壺を見れば人は見えず、人を見れば壺は見えない…人間は、自分が注意を向けたものしか、現実として認識出来ないと言われています。
では、この図と地を切り替えて見る事にどの様な意味があるのでしょうか…?

図と地を切り替えて見る⇒ 『ものの見方を変える=ものごとの考え方を変えてみる』と、見える景色が変わって来るということだと思います。
見方を変えると『ピンチがチャンス』になるかも知れません。

四柱推命では様々な変通星を用いて、人の運命を推測します。
また、変化が生じやすい変通星の代表に、比肩や偏官があります。

比肩には分離・個性・兄弟という意味があり、財を尅す星ともいわれています。
強い比肩を持った方は主体性が強く、その比肩が太過し悪く働くと自己中心的な性格となる場合もあります。
ワンマンな夫で苦労されている妻は、「うちの夫は、我儘で自己中で嫌だ!」と、比肩の負の部分をフォーカスしますが、見方を変えると、なかなか頼もしい芯の強さも見えてきます。

また、比肩には分離(新しい出発)という意味もありますが、比肩から始まって印綬までの10年を10廻りすると100年(100歳)になります。100歳頃になれば、大多数の人々は肉体を脱ぎ、この世から分離して次の世界に生まれます。…人生はアッという間です。気が付いたら四分の三が終わっていました(私)。
死ぬのが問題ではなく、死ぬ時までに自分の魂を成熟させることが出来るかどうかが問題ですね…。
万人を愛せる心(魂)を持って、魂の故郷へ行けるかが重要だと思います。

また、偏官も強い行動力の星とも言われています。
「夫婦は一対の鏡」とも言われていますが、お互いに相手の不足の部分を見つめ、心の中に不満を持って暮らした女性は、偏官の年が廻って来ると「いい加減にしてよ!」と、夫に対する不満が爆発する場合もあります。
稼ぎの良い女性なら「こんな夫なら居ない方が良い!」と離婚ののろしを上げる人も居ます。
夫婦はそれでも良いですが、小さな子供達にとっては大きな地震が起こった様なもの。
この様な時は、もう一度原点に戻って考えると良いのですが…。実際はなかなか冷静になれないものです。
「陰陽五行と愛の法則」では…
夫は妻の為に、妻は夫の為にが原則ですが、いつの間にか、自分が中心になっている場合が多いものです。
問題が生じた場合は、原則に帰ることが出来れば、良い方に変化することが出来るチャンスなのですが…。

夫婦の影響を一番に受けるのが長男と長女だと思います。
子供は親を見て育ちますし、人間ほど手がかかる生き物はありません。
成人するのに20年もかかります。人が育つには多くの愛が必要なのですね…
親は愛しているつもりでも、子供にとっては愛と感じない場合もあります。
夫婦(天地)の調和が取れていないと、植物が育ち難いのと同じだと思います。
その場合、思春期やその他、運気の悪い時期に様々な問題が生じてきます。
「長男が立ち難い…」とか、様々な問題が生じる場合もあります。
その場合は、もう一度、自分と親との関係や、夫(妻)との関係を見直すと良いかも知れません。
それらの関係が良くなると、問題も解消しやすくなると思います。

様々な問題は、宇宙の法則から反した赤信号かも知れません。
黄色の点滅で気付けば良かったのですが…。
特に、女性の場合は食神と偏印とが並び倒食する場合は、子供の事で苦労する場合も多いものです。
見方を変えれば、子供の問題を通して親らしくなれる時なのかも知れませんね…。
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思考が現実を決める…2

2018年10月28日 | 四柱・その他
思考が現実を創造するの2回目です…
明確な未来を想像(計画)すると、現在の自分の生き方(行動)が変わってきます。
そして、その為の行動を続けると結果が現れて来ます。
故に、夢や目標を持つことはとても重要です。
幸福は自己の欲求(夢や目標)が満たされた時に感ずるからです。

また、欲求には大雑把に以下の3つがあります。
1.心身ともに健康に成長したい。
2.良い配偶者や家庭を得たい。
3.仕事で成功し、裕福になりたい。
平たく言いますと、「愛と命と財産」の3つですね…。

子供にとって、両親は天地の様な存在だと思います。
仲の良い父母の愛を十分に受けた子は、心身共に成長すると思います。
四柱的には、良い印綬があると、親や身内の愛を受けやすいと思います。

そして、年頃になると、配偶者が欲しくなります。
小さい頃は、男は男同士、女は女同士で遊びますが、成熟するとプラスとマイナスとが引き合います。
雷も同じような原理だと思います。
男の場合は、良い財星、女の場合は良い官星が有ると嬉しいですね。
財官の両方があると良いと思います。
夫と妻とが愛で一つになると、良い子ができると思います。
陰陽五行と愛の法則ですので…
夫は妻の為に…
妻は夫の為にが原則だと思います。
男女は互いの為に存在するのが宇宙の根本原則です。
為に生きる家庭(世界)には争いはありません。
自分中心は原則違反かも知れません。
比肩・劫財(敗財)に星が固まる方は少し注意して下さい。

理想の父母のもとで育った子供はラッキーです。
家庭の中の家族関係で、様々な人間関係のあり方を学びます。
そして、家庭を土台にして社会へと旅立ちます。

自己の欲求が満たされた時に幸福を感ずるわけですが…
その欲求の満たし方がポイントだと思います。
宇宙の法則に違反した場合はペナルティーが生じます。
特に、自分の命式にとって嫌な行運は注意が必要かも知れませんね…。
嬉しくない事を通して原則に気付けば、「雨降って地固まる」になるのですが、、、
それでも辛いことは嫌ですね…。

また、人のタイプや思考も様々です。
例えば、月上 偏官で五行にも官星が多く、財星に星が無い女性に、「お前は家の中に居れば良いよ」と言っても、その女性(妻)は嬉しくはないと思います。「私は外で仕事をしたい」と、言うかも知れません。
人それぞれ、タイプがありますので喜びや刺激も異なります。
思考やタイプの違いを四柱命式によって知るのも良いと思います。
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思考が現実を決める!

2018年10月26日 | 四柱・その他
ある自己啓発セミナーでこの様なことを言っていました…。

「思い」の種を蒔き、「行動」を刈り取り

  行動の種を蒔き、「習慣」を刈り取り

   習慣の種を蒔いて、「成功」を刈り取る

(思い→ 行動→ 習慣→ 成功)…確かにその通りだと思います。

どの様なことを強く思う(欲する)か! と、いうことですね…。
強く思い(欲し)、行動し、行動を続ける(習慣化)すれば成功に近づく訳です。
ゆえに、どの様な思考を持つかがとても大切だと思います。

思考というと、推命的には「印星」の世界になります。
印星には印綬と偏印とがあり、印綬は既存のものを素直に受け入れる傾向があり、偏印は少し疑った見方をする場合もあります。
確りした印綬を持つ方は、長期的なビジョンで物事を考え計画する傾向があり、人によっては孫の代までの計画をされる方もおられます。親→ 子 → 孫で三代になり、過去と現在と未来が繋がるので永遠となります。
企業でも100年続く企業は永遠性があると思います。

命式中に財星や官星が多い命式は、それなりにお金や仕事や地位に恵まれる傾向があります。
しかし、印星が無い場合は、あまり深くは考えずにそれなりに生きてしまう傾向もあります(それなりに恵まれやすいので…)。
また、印星が無い命式で、天干に財官が並び、五行合わせて財官に7つ以上の星が固まると、財殺 になってしまう場合もあります。…印星は大切ですね。

印星は、思想観念の星です。
・人は何の為に生きるのか…?
・私の生れ持った役割(天命)は何なのか…?
 その使命(天命)はどの様にして成すことが出来るのか…?
・何故、結婚が必要なのか…?
・家庭の役割や必要性は…?
 夫(妻)の役割は 等…

もう直ぐ、2020年:東京オリンピックです。
東京五輪では、AI(人工知能)搭載のロボットが大活躍。
人の代わりにAI搭載のロボットが仕事をします。
これからは、普通の仕事はAIが行います。
では、人間は何をするのでしょうか…
人間とAIとの違い…
人には心(魂)があります。
故に人は愛を欲し夢を語ります。
芸術やスポーツも良いですね…。
そして、人間には想像(創造)性がります(食傷)。
また、愛は一人では得る事ができません。
愛する対象が必要です。
ですので、結婚し家族も必要だと思います。
男にとって妻を愛する事は、宇宙の半分を愛したことになります。
(宇宙が陰陽というペアシステムで出来ている理由ですね)。
子供を愛することは、未来を愛した事になります。
親を愛することは過去を愛したことになると思います。
これからは、無形なる愛と心(魂)がキーワードかも知れません…

最初に戻りますが…
1.まず、宇宙(自然)の法則を知る(陰陽五行と愛の法則)。
2.そして、その中で自分のタイプ(使命・役割)を知る。
  何が不足し、何が多いのか…自分の長短を知り、短所を長所に変える。
3.そして、自分(命式)に合った人生の設計図を確りと立て、その工程表を作成する。
4.作成したら、ワクワクと楽しみながら行動し、それを習慣化する。
5.そして、自分の生き方を残す…。

どう思われますか…?

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五行の相生 相剋

2018年10月22日 | 四柱・その他


五行説では、宇宙は「木火土金水」の5つのエレメント(成分、要素)を持って構成されている。
そして、その関係には…
1.相生関係(好ましい関係)
2.相剋関係(好ましくなり関係)
3.比和の関係(可もなく不可もない関係)の3種類に分類される。

その関係を上図で説明しますと…(日干:甲を中心として見た場合)。

・甲が丙を生じる(食神)と、丁を生じる(傷官)。
・甲が戊を尅する(偏財)と、己を尅する(正財)。
・甲が庚から尅される(偏官)と、辛から尅される(正官)。
・甲が壬から生じられる(偏印)と、癸から生じられる(印綬)。
・甲と甲との比和(比肩)と、乙との比和(敗財)となります。

陽と陽の関係は陰陽不配偶の関係で「偏」となり、陽と陰との関係は配偶となり「正」となります。
また、相生の関係はあまり問題はありませんが、相剋の関係は少々注意が必要です。
陽が陰、陰が陽を尅するのは「有情の尅」でたいした尅ではありませんが、陽が陽、陰が陰を尅するのは「無情の尅」で強い尅となります。

人は、この世に誕生し、様々な人との関係の中で愛を育み魂を育てます。
そして、時が来ると結婚し、妻となり子を産み母となり、老後は可愛い孫を愛して人生を終え、来世へと出発します。

まず最初は一方的に受ける愛です。
日干甲の例では、水生木の関係の母や身内から愛される愛ともいえます。
変通星では印星ですね…特に印綬は陰陽配偶の実母の愛ですので、良い印綬をお持ちの方は母親や身内等、目上の方からの引立てが多い様です。

そして、次に兄妹との関係。そしてそれらが熟すと、友人や同僚との関係へと繋がります(比肩星)。

また、人は成人すると良い妻、良い夫を得たいと思います。
日干:甲の男性ならば己(土)が自分が愛し主管する妻(正財)となりますし、女性の場合は、有情の尅で優しく支配してくれるのが正官(夫)となります。

そして、子を産み、妻から母の立場を得ることになります。
女性の場合は、自分から生れた子供ですので、食傷が子供を表しますし、子供(食傷)を守る財星が家庭や胎盤を表すともいえます。
ですので、良い食傷と財を持つ女性は子供運が良いとも言えます。
また、男性の場合は、自分の妻(財星)から生じた官星が後を継ぐ子供とも言えます。
良い官星が守られる命式は嬉しいものです。

結婚し、子供が出来ることを通して家庭が充実してきます。家族を養うにはお金も必要ですし、仲良く暮らす家も欲しいですね…。財星はお金や家や家庭性を表します。
確りした財星を持つと財運や家庭運も良い訳です。

30代から40代、家庭も充実し、社会で活躍する年齢になりました。社会の規則やルールを守り、責任を持って働くのが官星(正官)とも言えます。また、時には仕事のプレッシャーで走り回る場合もありますし、圧泊を受ける場合もあります(無情の尅の偏官)。また、権力によって押さえつけられる場合もあるかも知れません(特に官星が太過した場合)。

60代半ばを過ぎ、第一線からは離れる時期。人によっては趣味を楽しむ人もおられますし、無理をされた方は、足腰に痛みを感ずる人もおられます。人生の締めくくり、秋の稔りの時が印綬とも言えます。旺相る印星は稔も豊ともいえます。(印綬:学問、偏印:趣味や病気)。

ご自分の命式を見て、日干を中心に、五行の関係が良い場合はこれらのバランスが良い命式ともいえます(先天運)。そして、それを土台に、大運という運の巡りが良いと、良い人生を送りやすいとも言えます。
まず、宇宙の原則を確りと知り(陰陽五行と愛の原則)。
次に自分の命式の特徴を知り(タイプを知り)。
命式をコントロールすることが幸福への近道だと思います。
上手くいかない人は、自分の命式に振り回されている方が多いものです。

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石橋を叩いて壊さない様に!

2018年10月17日 | 今日の出来事


上図はある架空の女性の命式です。
(彼女の命式は…)
日干:戊で、天干の並びは偏印を中心とする印綬と偏印の並び。
五行を見ると火の印星に星(●)が6個も固まり、太過した火が火生土と土を生ずる。

少々偏った命式ですが、この様なことも考えられる…。

印星は思考・頭脳・才能の星。
また、六親では母や身内を表す。

印星の良さが出た場合は、思考力があり、知的好奇心が旺盛で、考えたり調べたり演じたりする事が好きになると思う。…少々ユニークな考えを持ち、興味を持ったものはとことん追求する世界もある。
目上の人に愛される傾向もある。

印星の悪さが出た場合は、考え過ぎて取り越し苦労となり、先々が不安になってネガティブになり自分の殻に籠る場合もある。
また、興味を持ったものに凝り過ぎて、採算を考えずに行う場合が多い。
また、表面はソフトだが、内面は頑固な人も多く、やや理屈っぽくなる傾向がある。

この様な命式の方は、「良いと思ったら直ぐに行動」する意識を持つと良いかも知れない。

また、五行が偏った命式を持つ方は、その命式の特徴を活かせる環境や職業に付くと良いと思う。
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日干:己

2018年10月15日 | 今日の出来事
最近は、日干:己の方との縁が多い。
話をしてみると、今年はいろいろあったと言っていた。
或る方は、身内が病気になったとか、自分が調子が悪かったとか…
あるいは、職場を辞めてしまったとか、子供の事でとか…
人によって様々…
今年の干支は戊戌なので一気に土が増える。
大運が戊・己の場合は尚更で、人によっては土に星(●)が7個ぐらい固まる人も多い。
土の太過を通り過ぎて傾斜になってしまう。

己の人から見ると、流年 戊戌は劫財 養(劫財)となる。
劫財は下から読むと財が力ずくで去るとも読み、財という大切なもの(宝:愛・命・財)を土尅水と強く尅す。

年配の方なら、健康という宝(財)が尅されて、病気が見つかった人も多いと思う。
また、家などの高額な買い物をして予算オーバーになる方も…
しかも、購入した家がチョツと…と、言う場合もあるかも知れない。
その他、様々…

特に、月上の中心星が水の財星(正財・偏財)の場合は、土尅水と命式本体の大黒柱が尅される場合もある。
また、自分だけではなく、夫や子供の日干が「土」の場合は、尚更注意が必要な年とも言えます。
人間関係、健康、お金と、何か問題が生じた場合は、もう一度原点に戻り、確りと向き合う事が大切だと思う。謙虚に向き合えば大きな気付きを得ることができると思う。
そして、それを通して成長できると思います。

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運気は家系から(友人からの投稿です)

2018年10月14日 | 私の友人からの投稿です。
以下の文章は、私の知り合いからの投稿です。
家系の流れに興味がある方は、是非お読みください。

運の良い悪しはどこからくるの?
 万民の願いは何かと問われたら、ほとんどの人は「幸福になりたい」と答えるでしょう。しかし、幸福はただ願うだけで実現するかというと、なかなかそうはいきません。幸福を求めて皆、努力をしていますが、世の中にはたしかに運の良い人、悪い人が存在します。
それでは運の良し悪しはどこから来るのでしょうか? 目に見えない、運の良し悪しをどのように測ることができるでしょうか? 人の運命を形作るものに、次の三つの要素があります。
 一つは各個人が生まれながらに持っている運勢の性質や特徴です。つまり、手相、観相(人相)、姓名判断、家相、墓相や四柱推命などで鑑定できる「運勢の癖」というものです。これは東洋思想の「因果」という思想の解釈からすると、目に見えない運気は手相や観相などの見える形となって現れたものという解釈です。
たしかに人間の細やかな感情は顔の観相として刻まれ、喜怒哀楽が手のしわや筋に手相として現れます。特に四柱推命は中国を由来とし何千年にもわたって用いられてきました。占いを軽視する人もいますが、いい加減なものならとっくに廃れてなくなっているはずです。
 二つ目は各個人が生まれる前から、親や先祖が築いた恩恵。つまり功績や功労など、「先天の徳」があるか否かということです。「親の七光り」という言葉がありますが、「先祖の七光り」もあると思います。人は皆、先祖が残した目に見えない貯金が多いのか、借金のほうが多いのかによって、それぞれが立っている土台が違います。先祖が築いた土台はどのような土台なのかを、知らなければなりません。
 三つ目は各個人の心の持ち方(プラス思考やマイナス思考など)や忍耐、努力など、つまり「後天の努力」です。運勢が悪いと諦めてしまうのではなく、努力することで改善できる範囲があるということです。プラス思考という観点では、流行の自己啓発セミナーや成功哲学等の類はこの内容に入ります。先祖供養などにより運命の改善をすることなども、後天の努力に入ります。
この中で特に、先祖の徳、不徳が個人の運気を決定付ける大きな要素です。この内容ははっきりと家系図の中に現れます。「一つ目」の運命の癖を判断する手相、観相、姓名判断、四柱推命などに出てくるものは、根っこである家系の流れから生じているのです。

家系調査員が見た不思議な現象
日本家系調査会は今まで多くの家系の調査を行ってきました。会の発足以前の活動も含めると二〇年以上で一万件以上の家系調査を行ってきました。家系の数だけ家系図があります。その特徴はさまざまで、男女の寿命や病気の傾向、結婚の形や、夫婦や親子の関係など、その家系の個性がはっきりと見えてきます。
 また、私たちは家系における独特なくり返しや、癖といえるものを発見しました。さまざまな家系の栄枯盛衰を見る中で、現在起こっている問題の背景には、必ず過去の先祖の問題が浮き彫りにされるという事実が分かります。その影響は、私たちが想像する以上です。
家系調査員が直接、現地に赴き、親族を廻り、お墓や菩提寺、過去帳や位牌、古文書や郷土史など広い範囲にわたって綿密な調査を行います。また、調査会の抱えてきた件数は、トータルで膨大な数に上ります。家系調査会では統計的、客観的データから結論を出しており、それは普遍的事実と捉えてよいでしょう。しかもその後の経過も、複数の家系調査員が実際に見てきた内容ですから、信憑性が高いのです。
 しかし、先祖からの影響を説くだけでは何にもなりません。先祖からの悪い影響があるならば、どのように修復するかを解明しなければなりません。一方、繁栄してきた家系を調査することで、「家系繁栄のひけつ」と呼ぶべきものが見えてきました。つまり、家系は何故、衰退するのか?繁栄する秘訣は何か?それらの回答が得られるのです。
まず家系の「癖」を理解しよう
 誰でも絶家を望む人はいませんし、可能なら永遠に存続してほしいものです。しかし、各家系には独特の愛情の流れや癖があって、どうしてもそれがくり返されてしまいます。たとえば、代々夫婦仲が悪いとか、お父さんと長男の仲が悪いとか、嫁姑の問題が起こりやすい家系であるなど、さまざまな癖です。
 夫婦仲が悪いと、子供が父親か母親のどちらかに付いて、愛情の流れに偏りが生じ、その結果愛における「ひずみ」が生じます。そこに長男の嫁が入ってくればさらに複雑になり、嫁姑問題あるいは嫁舅問題が生じます。それが激化して、若夫婦が家を出てしまったりすると、跡を継ぐ者もいなくなり、家が絶える事態にもなりかねません。家族仲の状態によっては、家系がいつ絶えても不思議ではないのです。
 ご自分の家系はどうでしょうか? まず、どのような家系の癖やくり返しがあるのか、理解しなければなりません。

家系のカウンセリング受付中
現在は夫婦や親子の問題、不登校や非行など問題の多い時代です。人生、なかなか思い通りになりませんが、なるようにしかならないとあきらめてしまったらそれまで。後になって後悔するだけです。
個人の運気も問題ですが、もっと大きな家系の流れがあります。ご自分の家系が繁栄に向かっているのか、衰退しているのか?また、どのようなパターンに属するのかを正しく知り、どうすれば繁栄の方向に向かうのかをアドバイスいたします。今までの一万件以上に及ぶ家系調査から編み出された、統計学的データーに基づく内容です。是非、お気軽にお申し込み下さい。
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職業や適職について

2018年10月10日 | 今日の出来事
自分にとって適職はなんだろうか…?
特に、男性の場合は気になる人が多いと思います。
そこで、今回は適職の見方について簡単に記入します。

1.日干による見方(天干従化法)
 (日干)      (読み方)  (傾向性)
 ・甲の人(作:比肩)なす ひけん…独立、自主的な業務、人間的な切磋琢磨には弱い。共同事業には不向き。
 ・乙の人(作:傷官)なす 傷官…
 ・丙の人(作:偏財)・・・
 ・丁の人(作:正官)
 ・戊の人(作:偏印)
 ・己の人(作:劫財)
 ・庚の人(作:食神)
 ・辛の人(作:正財)
 ・壬の人(作:偏官)
 ・癸の人(作:印綬)

2.天干星(変通星)の並びによる見方。
 ・天干星が印星⇔食傷の並び
 ・天干星が食傷⇒財星と流れる。
 ・天干星が財星⇒官星と流れる。
 ・天干星が官星⇒印星と流れる。
 ※大雑把にはこの4つに分けられる。
 また…
 ・官星と比肩星の並び。
 ・財星と印星の並び。
 ・敗財と財星の並び。
 ・傷官と官星の並び。
 ・その他、様々…

3.正官の所属する五行から見た職業分野による見方。

 ※以上、1~3の3つの観点で総合的に判断する必要もある。

また、身旺なのか身弱なのか…?
偏グループなのか、正グループなのか…? も、参考にします。
詳しい内容は後日…。

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美のカリスマ

2018年10月08日 | 今日の出来事


上図は美のカリスマとしても実業家としても有名な「IKKO」さんの命式です。

(プロフィール)
本名:豊田一幸(とよだ かずゆき)
1962年1月20日午後16:35生れ。福岡県田川郡福智町生れ。
北九州美容専門学院卒。

(生い立ち)
両親と二人の姉と妹との間に誕生した唯一の豊田家の跡取り男子。
父親は九州男児で「男は男らしく」をモットーに育てたかったらしい…。
しかし、彼が幼少期から憧れて興味を持ったのは、実家の美容院でのヘアスタイルやお化粧などの煌びやかな世界だった。

(職業)
ヘアメークアーティスト、ビューティーディレクション、タレント、書家。
美的センスには定評があり、センスと技術の高さから芸能人ご用達のメイクアップスタイリストへと。
現在では美容の世界から実業家へと活動の場を広げている。
「どんだけ~!」は流行語に…。

(命式)
日干:戊で、天干の並びは月上の傷官を中心とする傷官・食神の並び。
また、五行には金の食傷に星(●)が4個固まった過傷官の命式。
日支に印星があるが、財官に星(●)が乏しい。
気の流れは土生金と太過した傷官が財星を産む命式でお金を作る運は持っている。
感覚が鋭く、面倒見のよいところがある。
金尅木と、尅される官星が無い方が安定する場合もある。
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新栄堂
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離れて暮らしていた方が…。

2018年10月05日 | 今日の出来事


上図はある大女優の命式です。
TVでもニュースになりました。
不思議なのは女優さんご夫婦の結婚生活に付いてでした。
「40年以上別居を続けているにも関わらず、ずっと夫婦生活を続けていた。」とのこと。
普通の人なら離婚していると思います。

そこで、彼女の命式を出してみました。
1943年1月15日 生時不明

日干:癸。天干の並びは、月上の比肩を中心とする劫財との並びの命式。

ご主人の命式は…

年 己卯 敗財 沐浴 正官
月 乙亥 正官  絶 正財
日 戊午 ...... 帝旺 偏印

日柱:戊午。天干の並びは正官と敗財との並びの命式。
地支は荒れる12運の帝旺・絶・沐浴。

二人の命式…
日柱同士は干合していて良い関係です。
天干の並びは、お二人共中々強いところがあります。
妻の方は分離運が強いですし、夫の方は少々ハ〇〇メ〇〇な12運かも知れません。

また、変通星の比肩・劫財には次の様な意味があります。
(比肩)
意味:自分、我、分離、個性。
作用:財(家庭)を尅する。

(劫財)
意味:我、分離、強気の失敗。
作用:財を尅する、賭博性。

比肩や劫財が強い命式の方は、個性が強く人生に別れというものが多い傾向があります。
彼女の場合、別居生活が長かったのも、この分離運(比肩・劫財)の影響だと思われます。

比肩(劫財)が強い人は、時々は離れて暮らすのも良いかも知れません。
特に、大運に比肩(劫財)が廻っていた時に、夫は単身赴任で別居していた等…この様な時期は、離れて暮らした方が、愛情が募る場合も多いものです。
また、お子さんの海外留学の時期等も、比肩(劫財)の時の方が良いかも知れません…母国を離れる。
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お知らせ(オンライン講座の受講生の皆様へ)

2018年10月05日 | 四柱・その他
オンライン講座の受講生の皆様こんにちは。
秋らしい日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか…。
さて、当方の四柱推命(安田流)では、年に1度、資格認定試験を実施しております。
そして、今年も資格試験のお知らせの時期となりました。
只今、受験者の受付をしております(10月25日まで)。
関心のある方はご連絡下さい。
(電話:027-362-0074 新栄堂:小野里まで)

(注)資格認定試験には教部試験と教範試験の二つがあります。
教部試験は、学習期間が1年以上、教範は試験は2年以上が原則です。


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徳積みに良い星

2018年10月04日 | 今日の出来事


10月1日、京都大学:本庶 佑(ほんじょ たすく)特別教授のノーベル医学・生理学賞受賞が決まりました。
上図は本庶 佑 氏の命式表です。
【本庶 佑】1942年1月27日生れ。
1942年、京都市で生れ、医師で山口大学医学部教授を務めた父の仕事の都合により、山口県宇部市にて育つ。
京都医大卒。趣味はゴルフ。
今回、本庶氏のノーベル賞の対象となった研究成果は、新たながん治療薬(商品名オプジーボ)の開発につながったPD-1の発見とのこと。

(文春オンラインにこんな記事があった。)
昨日の会見で本庶氏は、記者からノーベル賞の受賞は待ちに待ったものなのかと問われ、それを否定した上で次のように答えている。

「僕はゴルフが好きなので、ゴルフ場にしょっちゅう行きますが、ゴルフ場に来ている、顔は知っているけど、あまり知らない人が、ある日、突然やって来て、『あんたの薬のおかげで、自分は肺がんで、これが最後のラウンドだと思っていたのが良くなって、またゴルフできるんや』って、そういう話をされると、これ以上の幸せはない。つまり、それはもう自分の人生として、生きてきてやってきて、自分の生きた存在として、これほどうれしいことはない。僕は正直いって、なんの賞をもらうよりも、それで十分だと思っています」(本庶先生 談)。

本庶 佑 氏の命式(生時不明)
・日柱:庚辰(魁ごう日生れ)
・天干の並びは敗財双並び。
・月支に学問を表す印綬。
・五行では官星→印星→比肩と気が流れ、特に敗財と印星とに星(●)が多い。

学問を表す印星が、敗財(比肩)と一緒に出ることにより、印星を尅す働きをする正財等を敗財が抑る。
その結果、印星が守られ勉学や研究等に集中することが出来る。研究等には良い命式。

天干に敗財等が並んだ命式を持つ人は、お金を扱う仕事や商売はしない方が良いと言われています。
それでは、何をしたら良いかと言うと…人様から「ありがとうございます」と、言われるような仕事をしたら良いと言われています。つまり、人助けですね…。頭が良ければお医者さんとかが良いですね…。
人を助ける仕事をすると、その仕事自体が「徳積み」になり、敗財という凶星の悪い部分が出難くなると言われています。
本庶先生の場合は、名前が「佑 たすく」です。佑の意味は…(天や神が人を)助ける、という意味があるそうです。
どなたが付けた名前かは分りませんが、彼が生まれた時に大きな力や愛が働いていたと思われます。
そして、彼もその願いに応えた生き方をされてきたのだと思います。
命式に合った生き方をする、天が導く大きな条件だと思います。
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新栄堂


コメント (1)
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