上図はデンマークの心理学者エドガー・ルビンが考え出した心理療法に使われる「ルビンの壺」という図です。
図の黒い部分に集中して見ると壺に見えます。
そして、白い部分に集中してみると人の顔が向かい合っている様に見えると思います。
これは、図と地の反転図形といいまして、人間の知覚システムを利用した図で心理療法に使われているものだそうです。
人は「図と地」の両方を同時に見る事はできません。
壺を見れば人は見えず、人を見れば壺は見えない…人間は、自分が注意を向けたものしか、現実として認識出来ないと言われています。
では、この図と地を切り替えて見る事にどの様な意味があるのでしょうか…?
図と地を切り替えて見る⇒ 『ものの見方を変える=ものごとの考え方を変えてみる』と、見える景色が変わって来るということだと思います。
見方を変えると『ピンチがチャンス』になるかも知れません。
四柱推命では様々な変通星を用いて、人の運命を推測します。
また、変化が生じやすい変通星の代表に、比肩や偏官があります。
比肩には分離・個性・兄弟という意味があり、財を尅す星ともいわれています。
強い比肩を持った方は主体性が強く、その比肩が太過し悪く働くと自己中心的な性格となる場合もあります。
ワンマンな夫で苦労されている妻は、「うちの夫は、我儘で自己中で嫌だ!」と、比肩の負の部分をフォーカスしますが、見方を変えると、なかなか頼もしい芯の強さも見えてきます。
また、比肩には分離(新しい出発)という意味もありますが、比肩から始まって印綬までの10年を10廻りすると100年(100歳)になります。100歳頃になれば、大多数の人々は肉体を脱ぎ、この世から分離して次の世界に生まれます。…人生はアッという間です。気が付いたら四分の三が終わっていました(私)。
死ぬのが問題ではなく、死ぬ時までに自分の魂を成熟させることが出来るかどうかが問題ですね…。
万人を愛せる心(魂)を持って、魂の故郷へ行けるかが重要だと思います。
また、偏官も強い行動力の星とも言われています。
「夫婦は一対の鏡」とも言われていますが、お互いに相手の不足の部分を見つめ、心の中に不満を持って暮らした女性は、偏官の年が廻って来ると「いい加減にしてよ!」と、夫に対する不満が爆発する場合もあります。
稼ぎの良い女性なら「こんな夫なら居ない方が良い!」と離婚ののろしを上げる人も居ます。
夫婦はそれでも良いですが、小さな子供達にとっては大きな地震が起こった様なもの。
この様な時は、もう一度原点に戻って考えると良いのですが…。実際はなかなか冷静になれないものです。
「陰陽五行と愛の法則」では…
夫は妻の為に、妻は夫の為にが原則ですが、いつの間にか、自分が中心になっている場合が多いものです。
問題が生じた場合は、原則に帰ることが出来れば、良い方に変化することが出来るチャンスなのですが…。
夫婦の影響を一番に受けるのが長男と長女だと思います。
子供は親を見て育ちますし、人間ほど手がかかる生き物はありません。
成人するのに20年もかかります。人が育つには多くの愛が必要なのですね…
親は愛しているつもりでも、子供にとっては愛と感じない場合もあります。
夫婦(天地)の調和が取れていないと、植物が育ち難いのと同じだと思います。
その場合、思春期やその他、運気の悪い時期に様々な問題が生じてきます。
「長男が立ち難い…」とか、様々な問題が生じる場合もあります。
その場合は、もう一度、自分と親との関係や、夫(妻)との関係を見直すと良いかも知れません。
それらの関係が良くなると、問題も解消しやすくなると思います。
様々な問題は、宇宙の法則から反した赤信号かも知れません。
黄色の点滅で気付けば良かったのですが…。
特に、女性の場合は食神と偏印とが並び倒食する場合は、子供の事で苦労する場合も多いものです。
見方を変えれば、子供の問題を通して親らしくなれる時なのかも知れませんね…。
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