新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

偏印 墓

2023年02月23日 | 四柱・その他


数年前、知り合いの鑑定士さんがこの様に言っていました。
最近、自分の処で学習したいという生徒さん…
何故か霊的な人が多いとのこと…
「見えたり、感じる人が多いんです」とのこと…
それで、私が何故だと思いますか…?
と返答したら、その鑑定士さん…
実は自分の大運が「偏印 墓」なんです。
その影響でしょうか…?とのこと。
そうなんですね…

印星は知的好奇心の星ですが、
印綬が学校で教える表の学問なら、
偏印は、学校では教えない神や宗教の世界(裏の世界)を表す星(変通星)とも言えます。
また、十二運の「墓」には、過去や墓守等宗教性の意味もあります。
故に、「偏印」の十二運に「墓」が付くとその様な意味合いが強くなるのでしょうね…

先日もある女性がこの様に言っていました。
私、「数年前から無性に先祖供養に興味を持つようになったんです」とのこと。
その方の大運を見ると、ちょうど偏印 墓の大運が来た頃からでした…
目には見えませんが、その様な大運が廻って来ると、その様な気持ちになるのだと思います。

たしかに、春になれば草木が芽吹き、夏になれば繁茂し、秋になれば熟します。
変通星にも十二運にも、四季のような意味合いもありますからね…。
偏印 墓…秋の夕暮れの様な星かも知れませんね…

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変化したくなる時。

2023年02月18日 | 四柱・その他
人間は、楽しい時間は長く続いて欲しいと思いますが、現状に不満がある場合は、その環境を変えたいと思います。
例えば、仕事が好きで、社会で頑張りたいと思っている方…
特に、命式中に良い官星が輝いている方は、男女を問わず社会(仕事)で成功したいと思う方が多い様です。
会社勤めで、現在の待遇に満足されている方は良いのですが、そうでない場合…
いわゆる「隣の芝生が青く見える」場合は、チャンスが有れば職場を変えたいと思う方もおられると思います。
しかし、慣れ親しんだ職場を変えるのは少々勇気も必要です。
果たして転職して吉と出るか、凶と出るか…?
人間なら誰しも不安があると思います。
その時に、思い切って現状を変える行動をしたくなる…あるいは、してしまう星(変通星)が「偏官」とも言えます。
行動に移して良いか悪いかは、命式本体や行運全体を看る必要がありますが、思い切って現状を変えたいと思う星が偏官ともいえます。

比肩の時も、比肩には新しい出発という意味があり、過去に別れを告げて新しい出発をされる方が多い様ですが、
仕事という観点では、社会運(仕事運)を表す星が官星(偏官・正官)ですので、官星(偏官)の時の方が次の職場が見つけやすいと思います。
比肩の時は、冬の様な運気ですので、春になるまで少々忍耐が必要になると思います。

また、既婚の女性で夫に不満がある女性の場合…
偏官がやって来ると、夫に対する不満が高まる場合も多い様です。
命式本体の構成にもよりますが、「いい加減にしてよ!」と、夫に対する不満が噴出する場合も出てきます。
そして、偏官の時期が過ぎ去り、2年間の印星の時期が巡って来ると…
「でもな~と、考え直し」、そして印星(偏印・印綬)の時期が過ぎて分離を表す比肩の時期になると、また 別れたい思いが強くなる傾向があります。
大運と流年の両方に、分離運の比肩等が出る場合はなおさらです。
特に旺相する比肩(帝旺・建禄)が出ると独立志向が強くなり、夫からの独立(離婚)を考える方も少なくは有りません。

その他、女命の場合は、夫を表す正官を剋す傷官の年も注意が必要と言われています。
比肩で隙間風が吹き、傷官で離婚訴訟も少なくはないですね…。

また、倒食(偏印が食神を強く剋す)の時期は儘ならなくなる場合もありますね…
前にも進めず後ろにもさがれず… 
何かおかしいな!と思ったら、ご自分の運気を見てもらったらよいかも知れませんね…。

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太陽と月と地球

2023年02月13日 | 四柱・その他


ミクロの世界からマクロの世界、全てが相似形で出来ています。
例えば、原子の世界は陽子を中心にその周りを電子が回っていますし、
マクロの世界の太陽系も太陽を中心に水金地火木土… と惑星が回っています。
また、人間界である私達の家庭も父と母を中心に子供たちが一緒に暮らしています。
自然界は、同じ構造で相似形なのですね…
この、宇宙(自然界)の法則を知って、その法則に拍子を合わせて生きると良いのですね…。

そして、この様にも考えられる思います。
地球に住む私達は太陽と月の恵みを受けて生活しています。

太陽と月と地球を家族に当てはめて考えると…
太陽は父親。月(太陰)は母親、地球は子供と考える事もできます。
地球という子供から見ますと、太陽と月とは同じ大きさに見えます。
子供から見るとお父さんもお母さんも同じぐらい大切な存在なのですね…。
実際の大きさは…太陽は月の約400倍の大きさだそうですが、地球からの距離は太陽の方が月よりも約400倍遠くにあるそうです。

父親は、昼間は家から離れて社会で仕事をしてお金を稼いできます。
主に、昼に頑張っていますね…(太陽は昼輝いています)。
母親は、家の中(子供の近く)で掃除洗濯、そして子供たちの世話。
そして、子供や夫が帰って来ると、家の中ではお母さんが輝いて世話をします。
(月は夜に輝きますね…)
お父さんが頑張ると物質的に豊かになりますし、
お母さんの存在は、子供達の心(精神)に多くの影響を与えます。
月の光には精神作用があるのだと思います。

月(母)は地球(子供)の周りをぐるぐると回ります。
月の公転周期は約27.2日、また女性の月経も28日ぐらいと聞いています。
そして、月は地球を一回りするときに、月自身も自転を1回行うので、地球から見ると、いつも月の表だけが見えます。この様なことは、母親がいつも正面から子供を見つめている様にも捉えることができます。
なんだか、深い愛を感じてしまいますね…。

上図を見ても分かる様に、月(母)は地球(子供)の周りを回りながら、実は月も地球も太陽(父親)の周りを回っているのですね…これが宇宙(自然界)の法則なんですね…
そして、自然の法則に合った生き方をすると永遠性があるのですね…

もし、月(母親)が中心となり、月(母)の周りを地球(子供)が回り、その周りを太陽(父親)が回り出したら、太陽系はどうなりますか…。太陽系は存続しなくなるでしょうね…

最近は女性が強くなりましたからね…
母親が家の中心となり、子供や父親は母親の周りを回っているという場合もあるかも知れません…
この様な家系は、少しずつ男の運が下がってきてしまう場合もあると思います。
この内容は、占い以前の当たり前の宇宙(自然界)の法則なのですが、いつの間にかわからなくなっているのですね…

(四柱推命的には)
特に、強い比肩・劫財を持つ女命(女性の命式)の場合は、いつの間にか母親が主人の様になっている場合もありますね…身旺・身強と呼ばれる命式ですね。
また、月上に偏官が輝いている女性の場合は、頑張り過ぎて夫の代わりをする様になる場合も出てきます。
女性がしっかりして頑張り過ぎると夫は妻に任せきりになり、主人としての責任を少しづつ放棄してしまう場合も出て来るのですね…。

本来、妻の一番の仕事は夫を主人にする事なんですね…
それでは、主人とは何かというと、妻や子供や家系に責任を持つのが主人なのですが…
妻がやり過ぎると、夫は手を抜いてしまう場合もあるのですね…。
特に、現代は男女同権と言われています…
男女は平等ですが、天には天(夫)の役割があり、地には地(妻)の役割があるのですね…

夫は妻の為に、妻は夫の為に、そして夫婦は子供の為に…
わかっているのですが、いつの間にか自分が中心になっている場合もありますね…
個人を大切にする西洋文化の影響でしょうか…
全体と個人…バランスが重要ですね…。

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合格おめでとう!

2023年02月06日 | 今日の出来事


本日、四柱推命の生徒さんから立て続けに電話がありました。
「先生、資格試験 合格しました!」との嬉しい連絡でした。
当方の流派(安田流)では、年に一度、11月末~12月にかけて、四柱推命の資格認定試験があります。
その合否の内容が、生徒さんの元へ届いたのですね…。

資格認定試験には、教部試験と教範試験の二種類があり、教範資格は教部資格の上位の資格です(鑑定&教える事が出来る)。
脳みそがちぎれるほど考えて書いた答案…その姿を知っているので、本当に嬉しいですね。

何と、全員合格とのこと…。
一生懸命に学習された生徒さん…本当に合格されて良かったです!
年末から正月にかけて、お世話して下さった安田会長や試験管の先生には感謝で一杯です。

皆さん、次の目標に向かって頑張って欲しいと思います。

四柱推命の教室
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変通星別 ストレスと欲求

2023年02月02日 | 四柱・その他
四柱推命では大切なものを財(宝)といいます。
大切なものは大きく分けると3つあります。
それは「愛と命と財産」ですね…。
・愛する人と、仲良く暮らしたい。
・健康で長生きしたい。
・物質的にも豊かな生活をしたい。
この3つですね…。
ネット等で検索しますと、マズローの欲求5段階説というものもあり、
それには…
1. 生理的欲求
2. 安全の欲求
3. 社会的欲求
4. 承認の欲求
5. 自己実現の欲求
というものがあり、1番から2.3.4.5と次元が上がっていくようです。

さて、私のブログは、この様な内容を土台に四柱推命という観点で感じることを書いていますが…
今回のブログのタイトルは「変通星別 ストレスと欲求」ですので、そのあたりから書きたいと思います。
日頃鑑定をしながら感じるのは…
ストレスで食べたり飲んだりお金を使う人が多い事です。
身体に必要なので食べるなら良いのですが、ストレスで食べたり、ストレスでお金を使う人が多いと言うことですね…
これは、ストレスが発生する本質を見つめて改善しないといけないと思います。

さて、能書きはこのぐらいにして、変通星別 ストレスについてポイントを記入します。(箇条書きで)
1. 正財が中心星で、他に食傷や官星等が弱い場合、正財と印星が多い命式の方は、ストレスが溜まるとブランド品の購入でストレス発散する場合もある。
正財には物という意味があり、そこに意識がいくのだと思います。

2. 官星(正官・偏官)が太過する命式の場合は、社会で走り回ってストレスを発散する場合も多い。
女命の場合は、複数の男性という意味もあり、男性との関係や仕事をすることを通してストレス発散している場合もあります。
忙しく走り回る…実は忙しいとは心が亡ぶとも書きますので、自分を内観する時間を取られたら良いと思います。

3. 旺相する食神を持つ方は、美味しいものを食べたりしてストレスを発散する場合もあります。
美味しくなければ嫌なんですね…。また、楽しくないと嫌な場合もあります。
しかし、不思議と食べていける場合もあるのですね…倒食でない場合は…。

4. 男命で命式中に偏財や食神がり、その十二運に沐浴・養等がある場合…優しい平和主義な人が多いですが、人生は楽しむ為にあるものだと考える人が多い様です。
また、楽しむためにはお金も必要だし、女性も必要という方も多い様です。妻子ある方は家庭を壊さない様にして下さいね…
艶福家に多い命式です。

5. 印星が多い方は頭で刺激を求める方が多い様です。考え過ぎてストレスが溜まると不安になり、資格取得に励む方も多いですね…。
また、偏印が主体の方は、自分が興味を持つ趣味等に拘り、そこにお金をつぎ込む方も多い様です。
偏印があると、変わった趣味を持った方もおられます。

6. 劫財が主体の方は楽して儲けたいと思う方が多いお様です。
投資等で思わぬお金が入った場合…その快感が忘れられなくなり、劫財 沐浴の年になると、思い切って…となる場合が多々あります。

7. 比肩が主体の命式の方は、自分の世界に凝って集中される方も多い様です。
集中し過ぎて家族や家庭を後回しにしないようにして下さい…。

8. 敗財の時期は、情に流されて巻き込まれて失敗することが多いですね。
情が流れると、お金も一緒に流れてしまいます。
どの様に流れるかは、命式によって変わると思います。

その他、変通星や命式の構造によって意識や興味の方向性が変わって来ます。
また、命式本体にとって、嫌な行運(大運・流年)が来ると、気の流れが滞ってストレスが発生しやすくなると思います。
自分を知り、時を知ること。
そして、宇宙の原則を知ることはとても大事だと思います。

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