新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

相談Q&A 高校生の息子と再婚の夫がうまくいかない (私の友人からの投稿)

2011年11月07日 | 私の友人からの投稿です。
家系相談Q&A 高校生の息子と再婚の夫がうまくいかない
この「家系相談」シリーズは何件かの相談をもとにして作文したフィクションです。個人情報を公開しているわけではありません。

Q:私には離婚歴があり高校生の息子がいます。息子は再婚した夫と最初からうまくいきません。
息子は成績が良く独立心も男気が強いほうです。
何でも自分でやりたがるので、夫が指図すると反発します。
夫は教育に自分なりの理想を持っていて、聞き入れられないと小言ばかり言います。
いつもケンカになり、間に挟まれた私はどうしたらよいかわかりません。
息子をとるか夫を取るかとなったとき、結局は夫の要求に応えられるような良き妻にならなければならないのですか?
家系図の本を拝見して、いろいろ思うことがありました。
やはり再婚したのが間違いだったのでしょうか?
気持ちが疲れ果てています。
再婚家庭が幸せになるのは難しいのでしょうか?


A:人間関係をつくるときに、相手の個性を知り、相手に合わせようと努力したり、要求を聞いてあげようとするのが、基本かと思いますが、大方、人と人との関係は、支配する側と支配される側のどちらかになります。
支配という言葉が、コミュニストみたいで印象が良くなければ、主体と対象と言葉に置き換えられます。
普通、親子の関係は親が支配(主体)で子供が被支配(対象)であることが多いのですが、あなたと息子さんの場合は、(自覚が無いでしょうが)息子さんが支配で、あなたが被支配になっていたのです。
頭もよく、なんでも自分で自主的にやっていかれる息子さんとうまくいっていたので、特に息子さんをコントロールする必要性も感じなかったわけです。
息子さんの願いや要求に、一対一で応えていたときは問題なかったわけですが、そこにご主人が入ってきて違うことを要求するようになったとき、バランスが崩れたわけです。
一人の要求に応えるのは、そう難しくありませんが、二人が別々のことを望むと、あなたがどちらかを選ばなければならなくなる。
違うことを言う両者の願いを受け入れることは不可能でしょう。
不可能なことをなんとかしようと思うと、あなたの気分も下がる一方です。
へたに、二人の幸せは自分の責任だなどと思わないほうが良いです。
彼等に自分の幸せは自分の責任だと思ってもらったほうが楽でしょう。
「どう思うの?」と自分で考えさせることも重要ですよ。
誤解しないで下さいね。無責任でいろと言っているのではありませんよ。
自分に湧き上がる感情を抑え、冷静に見守ることも愛なのです。突っ放すのも愛です。
無言であっても伝わるものは伝わるのです。
いずれにしても波動が下がっている自分が、家族に良い影響なんか与えられないということです。
先ず、いかに自分の波動を上げられるような思考をしていくかが重要です。
自分の気持ちを整えることに努力することで、事態は必ず変わってきます。暗くなったり、オドオドしないことです。
二人の不仲はかなりの部分で、あなたの反応に起因していることが多いです!
あなたの反応を軸にしてお互いが自己正当化しているのです。
二人の感情の炎にあなたがガソリンをかけていたかもしれません。
オドオドしているあなたを二人から切り離せば、二人の仲は徐々に落ち着いてくるでしょう。
ご主人と息子さんは、未だ本当の意味で向き合っていないと思います。
先ずは自分が落ち着いて、堂々と明るく、心を広く、前向きであることが大事です。
家系的観点からの解決は次回にお話しします。(続く)


A:先回お話した内容は外的側面からの、あなたが取るべき態度や気持ちの持ち方についてお伝えしました。
こういう内容は他の人生相談や自己啓発系でも指導していることですが、これだけでは不十分です。
うまくいく人もあれば、そうでない人もいます。
個人の運の良し悪しもあるし、先祖の背景が違うからです。立っている土台が違うのです。
あなたは、離婚された前のご主人から満たされなかった分だけ、息子さんに依存する部分がありませんでしたか?
あなたと息子さんの関係は、他の離婚が無い家庭の母子関係と比較すると、より親密になります。
今まで息子さんはお母さんの愛を独占していたわけですから、なおさらご主人と息子さんの関係に出てきます。
また、離婚して出て行った前のご主人が好きでなかった息子さんは、お父さんという存在に対して反発が出てきやすくなっています。
あなたの家系、もしくは夫の家系を観て、夫婦間や親子間の問題で同様なこと、繰り返し、似たようなことはありませんか?
離婚までいかなくても、夫婦仲が悪く、夫が好きでない妻は息子に過剰に溺愛等があるとか・・・。
家系には繰り返しがよく出てきます。将来、息子さんが結婚すると、同様な状況が展開することがよくあります。
また同じように将来の妻が息子を溺愛するというように・・・。
全ての問題は夫婦仲から出発しています。
夫婦仲をしっかりと確立しなければなりません。
最初の夫は愛せなかったが、再婚の夫はうまくいくとは限りません。
家系的に夫婦仲に課題があるからです。
しかし、夫婦仲だけ意識していれば全ての問題が解決するわけではありません。
実際の悩みは、息子さんと再婚の夫の問題だからです。
家系の問題がここに現われています。
先祖の供養をよく行うことをお薦め致します。
類は友を呼ぶというように、夫婦はお互い似たような家系のレベルですから、夫の家系も同様と思って両家の供養を行うことです。少なくとも心理的効果はあります。
きっちり行えば、自信につながり確信へとつながります。
強い自信確信は良い運気を引き寄せてくれます。

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先祖からの影響 1 (私の友人からの投稿)

2011年11月01日 | 私の友人からの投稿です。
■ 私の友人は、20年年来 家系調査の研究(仕事)をしています。
  四柱推命では年柱は先祖や霊的なバックボーンを意味する柱です。
  今回は友人からの投稿を参考までに載せます。


先祖からの影響

大音楽家ヨハン・セバスチャン・バッハの6世代を調べると53人中47人が音楽家です。
同世代、15人中11人、父親の世代9人全員、祖父より上の3世代6人全員、子供の世代23人中21人が音楽家でした。

R・ダッグデイルが書いたマックス・ジューク家の家系の研究によれば、酒飲みで道楽者、あらゆる悪行を行ったマックス・ジューク夫妻の家系を調べると、8代2027人の子孫の中で、乞食が310人、前科者130人、殺人者7人、泥棒常習犯60人、若死300人、白痴や不具者400人、梅毒患者440人、行き倒れ310人、不義夫婦50人、獄中生活10人で、正業に就いている人が10人という。

血統が子孫の人生を決定していることが良くわかる。

動物の血統も調べてみると面白い。
サラブレッドは血統による。
全てのサラブレッドの先祖は、17世紀末から18世紀初頭にかけて存在した3頭の馬(ダーレーアラビアン、バイアリーターク、ゴドルフィンアラビアン)に辿りつく。
競馬はブラッドスポーツと言われる所以である。

家系は繰り返す。
性格や体質が似てくるのは当然ですが、ものの考え方、結婚の形、家族関係、外での人間関係、人生の波動まで似てくるのです。
誰でも良いものは相続しようと思いますが、悪いことは繰り返そうとは思いません。だからと言って家系を甘く見てはいけません。
それなのに、繰り返すのが家系の不思議さです。
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