新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

敏感な命式

2023年09月28日 | 今日の出来事


この様な命式の方は、とても敏感で繊細かも知れません…
日干:丁…火は無形で形がなく、そして十干の中では芸術性が高いのも丁の特徴です。
また、また、土の傷官に星(●)が固まっているので、感受性が強くとても敏感だと思います。
感度の良いアンテナが5本立っている様なもの…
極めつけは時柱の傷官 沐浴。
様々な「気」を敏感に感じ取ってしまいます。
太過した食傷が財星を生ずるので優しいと思いますが、内面はかなり敏感だと思います。
繊細なガラス細工の様な魂を持っているのかも知れません…。
ガラス細工は美しく輝きますが、衝撃には弱いと思います。

そういえば、似た様な五行の配置の方もおられました。
丁と丙、そして傷官と食神との違いはありますが、似たところもありますよね…
スティーブ・ジョブズ

また、当方の生徒さんの中にも似た様な五行の配置の方がおられました。
彼女は少し霊的で、想像力は抜群…先祖に霊能者の様な方がおられたと言っていました。
パッと見は普通の人でも、命式を見るとかなり特徴のある命式の方もおられます。

命式は、その方の魂(霊)みたいなものだと思います。
同じ親から生まれた兄妹でも、命式によって様々です。
そして、運勢の春夏秋冬も違うと思います。

クリックしてね

鑑定案内





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天干の並びと時柱。

2023年09月23日 | 四柱・その他
当方の流派(安田流)では命式を大雑把にパッと見る場合…
まず、日干を見ます。
その次に、月上の天干星(変通星)を中心として、年上や月上の天干星との関係(並び)を見ます。
例えば…
月上の変通星が比肩で年上が偏財の場合、月上の比肩が年上の偏財を剋します。
この場合…並びとしては、少し嫌ですね…
偏財には、優しさとか、家庭性とか、お金とか父親という意味がありますし、比肩はそれらを強く剋す星とも言えます。
この様な並びの命式は…
優しさと冷たさが同居している人が多く、小さい頃に複雑な気持ちを味わいながら育った人も多い様です。
また、お金とお金を流す星とか…父親との関係が…とか家庭と家庭を壊す星とかとも見ることが出来ます。

この様に月上と年上とが尅の関係の場合は、時柱に、それを中和する星が出ると良いと言われています。
上記の場合は、比肩が偏財を剋すのですから、比肩と偏財との間に入る変通星である食傷が時上に出ると良いですね…
時間に出なければ、地支(五行)に2~3個出ると良いと思います。
この様に、剋す関係の間に入って、命式をよくする星(変通星)を通関神と言います。

月上⇔年上・・・通関神
比肩⇔偏財・・・ 食傷
傷官⇔官星・・・ 財星
財星⇔印星・・・ 官星
偏印⇔食神・・・ 財星 が通関星となりますね…。
故に、月と年とがこの様な並びの命式の方は、どうしても生まれた時間が知りたくなりますね…。

鑑定する方も、できれば良い事を言ってあげたいの人情です。
もし、時間が不明の場合は…
時間の柱は2時間毎に干支が変わるので…
そして、時柱次第でも性格は変わってきますので…
この時間帯なら、この様な性格になりますよ、と言いながら…
お子さんの事(男の子が居るのか?)、仕事はどんな仕事なのかを聞きながら時柱を推測する場合もあります。

実は、時柱は子孫運(跡継ぎ運)や寿命にも影響しているんですね…
若い頃は、晩年は気にしない方が多いですが、65歳を過ぎると時柱の大切さが良く分かります。
時柱に吉星が輝き、晩年の大運が良い命式は嬉しいものです。
季節も稔の秋を迎えました。
65歳を過ぎた晩年…稔の多い老後を迎えたいものですね…

クリックしてね

オンライン講座へ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天徳星

2023年09月17日 | 四柱・その他
安田流では、先祖の功徳(守り)を表す星を天徳星と言います。
天徳星には天徳貴人と天徳合の二つがあります。
この天徳星を四柱命式に持つ方は、生まれつき先祖の守りがある命式とも言えます。
特に命式中に天徳貴人と天徳合の両方が備わっている命式を「四方干徳:しほうかんとく」の命といい、
先祖の功徳が多い命式で、この命式の方は大難が小難となって、九死に一生を得やすいと言われています。
運が良いか悪いかは命式の構成によりますが、その様な中でも先祖の守りがあると言われています。

困った時の神頼みというものもありますが…
就職の面接試験を天徳の日に行うのも良いと思いますし、
交通事故に遭っても、車は大破したのに、かすり傷だけだったという時、日付を見てみると天徳の日だったということも多いものです。
また、病気が発病しても、天徳の日だったりすると、不思議と導かれて良い病院や医師に出会う事も多いものです。
その反面、命式や行運にとって嫌な日の場合は、注意が必要とも言えますね…。

初代会長も、本当に困った時は、天徳の年の天徳の月の天徳の日に天徳方位に行ったら良いと言われていました。
この天徳星は月支から導かれる吉星です。
下記に、四方干徳と天徳方位についての記事をリンクしました…宜しかったらクリックしてみて下さい。

四方干徳
天徳方位

クリックしてね

鑑定依頼
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

墓庫

2023年09月10日 | 四柱・その他
土用の十二支(辰戌丑未)を「墓庫」と言い、墓庫には大きく二つの意味があります。
・1つ目は、お金を意味する金庫。
・2つ目は、墓(人の死墓や霊的な現象そして、閉鎖的な空間や過去)の様な意味があります。

そして、墓庫となる土用の十二支が、同じく土用の十二支によって冲尅されることを「墓庫が開く」と言います。
土の中には様々なものが内包されていますので… 
ドアをノックすると扉が開くようなものですね…。
例えば、日干:丙の場合、戌が「墓」となり、戌を冲尅する辰が「冠帯」です。
冠帯は蓋みたいなものですので、冲尅によって、墓(入れ物)の蓋が開くようなものです。
墓という「閉鎖的な空間」が開くので以下の様な象意が起る場合もあります。

・金銭の出入り(金庫が開く)。命式によっては、お金が出る場合も入る場合も。
 入るのなら良いのですが…出やすい場合も…。
・葬儀(墓が開く)。気になる方がおられる場合は…
・入院(病室が開く)。  〃
・入牢(牢屋が開く)。
・霊的な現象が生じる場合もありますね…。特に霊的に敏感な命式の場合は…。

クリックしてね

オンライン講座へ


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

群盲象を評す(ぐんもうぞう をひょうす)

2023年09月04日 | 今日の出来事


群盲象を評す(ぐんもうぞう をひょうす)は数人の盲人が象の一部だけを触って感想を語り合うというインド発祥の寓話です。

ある日、6人の盲人が象(動物のゾウ)を触ってその正体を突きとめようとしました。
・1人目は象の鼻に触り、「象とはホースのようなものだ」と言いました。
・2人目は象の耳に触り、「象とはうちわのようなものだ」と言いました。
・3人目は象の足に触り、「象とは柱のようなものだ」と言いました。
・4人目は象の胴体に触り、「象とは壁のようなものだ」と言いました。
・5人目は象のしっぽに触り「象とはロープのようなものだ」と言いました。
・6人目は象の牙に触り、「象とは槍のようなものだ」と言いました。

それから6人の盲人たちは長いこと言い争い、それぞれが自分の意見を譲りませんでした。
この話には6人の盲人が登場してきました。
盲人達は、それぞれゾウの鼻や牙など別々の一部分だけを触ってその感想について語り合います。
その結果、触った部位によって感想が異なるため、各人が正しいと主張して対立します。
しかし、どれも間違ってはおらず部分的には正しい主張でもあります。

この寓話を通じて学べることは、「木を見て森を見ず」とも言えます。
わたしたちは、出来事やひとの一部を切り抜いて理解したつもりで言動や行動として表現してしまうこともあります。
故に、より大きな視点で物事を見れば、一部分しか見えていなかったことに気付き、全体像をつかむことができると思います。

四柱推命の命式は日干を中心に四柱八字で出来ています(これを命式と言います)。
年月日時の四っの柱の干支ですので、4×2=8で八字とも言えますね…。
日干が自分ですので、自分という日干に対して、年の干支、月の干支、日の支、時間の干支…7つがどの様な関係になっているのか…
その関係性や勢いを変通星や12運で表したのが命式表とも言えます。

この命式に対して、周期的な大きな運が大運であり、毎年の運が流年となります。
流派によって、看命の仕方は多少異なりますが…
当方の流派では、日干が自分自身(天皇)を表し、月上の天干星を、自分の代わりにその国を管理する(総理大臣)の様な星とも言います。
そして、命式本体に対して良い大運が来ていれば、その大運の期間は、それなりに運気の良い期間とも考えることができます。

変通星には、その星の意味を分かりやすくするために、吉凶が付いているのが一般的です。
例えば、食神という星(変通星)がありますが、この星は一般的に吉星と言われています。

先日、この様な問合せがありました。
無料占いをしたが当たっていない。
今は、食神で良い運期の期間なのに良くない!
何故なのか…?
確かに、一般的には食神の行運の時は悪くはないのですが、命式本体に強い偏印がある場合には…
この偏印は、食神を強く剋す星(変通星)ですので、ままならなくなる場合が多いです。
ままならなくなるとは、前にも進めず後ろにも下がれずといった状態や、健康問題・事故、子供の事等…
命式によって様々です。

また、一般的に正官の年は良いとも言われていますが、命式本体に強い傷官があり、その傷官が制御されてない場合…
強い傷官は正官を剋しますので、良くないことが生じる場合も多いものです。

故に、その年に現れた変通星だけを見て判断するのは、上記に書いた、象の一部分を見て判断している様なものとも言えます。
無料鑑定は、その年の変通星の意味を説明したものですので、命式本体や大運との関係を正しく理解する必要があります。

台風情報等でも、低気圧・高気圧・偏西風や前線、海水の温度等、様々な関係を理解して説明していますよね…
故に、運勢判断も、命式本体や大運等をすべて見て行うことが大切だと思います。

クリックしてね

鑑定案内
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

月上:偏官

2023年09月03日 | 四柱・その他
変通星の中で最も行動力がある星(変通星)が偏官とも言えます。
偏官は馬に乗った武士の様な星で、行動力は抜群、敵陣に突き進んでいくような星とも言えます。
「我に続け!」と、敵陣に向かって突き進む…現代では自衛隊や消防隊の様な身体を張る様な星とも言えます。
故に、この偏官が月上に輝き、この偏官をコントロールする食神や印綬があり、しかも、日主がしっかりしている場合は、とても頼もしい命式とも言えます。
戦国時代でいえば、勇猛果敢な武将を内容のある領主がきちんとコントロールしている姿となります。
この様な命式の方は肝も据わり、どしっとした存在感がある人が多いものです。
味方にすれば頼もしく、敵にすれば怖い存在になるでしょう…

腹の据わった男…有事の時は頼りになると思います。
また、偏官には現場の指揮者という意味もあります。
男性ならば良いのですが…

この様な命式を持つ女性は、男の代わりになって生きていく方も多くおられます。
家庭生活においても、「私が、これをやるので、あなたは、これをやってね!」と、
ついつい、女性が采配を振る様になります。
テキパキと的を得ているので物事が進むので、「まあ良いか!」と何時の間にか月日が経ちます。
そして、気が付いたら、夫は妻任せ、主人の立場を放棄していたという場合もあるのですね…。

また、月上:偏官の女性は、自分から頼りにならない男性を選んでしまう傾向もあるのですね…。
男女の関係は不思議な引き合う関係があると思います。

クリックしてね

オンライン講座へ



コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする