新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

「比肩 墓」の大運。

2021年10月25日 | 四柱・その他


私の姪のK子さん。
命式中の天干(変通星)の並びは食神・印綬・正官と吉星が三並び…。
五行は、やや印星に星が多いですが、五行のバランスはマズマズ…。
正官の十二運は休囚運で弱いけれども、女の子なので良いかとも思います。
愛嬌があり可愛くて、とても良い子だなあ~といつも見ていました。
目上の引立てもあり(印綬)、平和主義者でチャーミング(食神)。
人と争うの大嫌いです。

その彼女…大学を操業して就職したのが、女性同士で嫉妬が多い職場だったそうです。
その様な中で、彼女は目一杯、悪く思われたくなくて笑顔を振りまいていたそうでした…。

その様な生活が数年…職場で少しずつ消耗していたのでしょう…。
家に帰るとぐったりとして、休みの日は一日中ベットの中で過ごす時間が増えたと言っていました。

その彼女…2年前の2019年から「比肩 墓」の大運が廻って来ました…。
比肩は分離や別れの星で、季節で例えれば冬の様な運気の時期とも言えます。

比肩は宝(財星=大切なもの)を剋す星ですので、心身の健康・お金・人間関係を剋す星です。
そして、その比肩の十二運が「墓」…
「墓」は休囚運の一つで、基本的な意味としては墓守・先祖・宗教性・過去・金庫・理財等があり、マニアックで陰気な一面を持つ星です。
そして、墓には閉ざされた空間という意味もあり、比肩に墓が付く場合は、寒い冬に熊が穴に籠って冬眠するような時期とも言えます。

案の定、彼女は職場を辞め、その後いくつか転職し、今は部屋に籠ってベットの中でゲームをしている時間が増えたと言っていました。
彼女にとって、部屋やベットの中が、やっと一息できる空間だったのでしょう…。

冬が過ぎれば暖かい春がやって来ます。
春になれば、穴(墓)から出て来るでしょう…
今は、充電する時なのでしょうね…。

職場の疲れを癒すので家庭です。
しかし、その頃の彼女の両親は仕事や他の事で精一杯、親孝行で優しい彼女は一人で我慢していたのだと思います。
優しい星の並びの命式を持つ方は、競争社会で生きるのは辛いと思います。

身旺で官星や比肩星が並ぶ命式ならば、バイクでも乗ってストレスを発散しますが…
命式によって、拘りや発散の仕方が変わって来ると思います。

※ 変通星に付く墓では…
・敏感な感受性を持つ「傷官」
・スピリチュアルな世界に関心を持つ「偏印」
これらの変通星の十二運に「墓」が付くと、霊的なものに関心を持つ場合が多い様です。
その様な命式の方は、占い等に関心を持つ方も多い様です。

クリックしてね

オンライン講座


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボーイッシュな美人2

2021年10月19日 | 今日の出来事


私の従姉に占い好きなボーイッシュな美人が居ます。
きりっとしまった顔立ちと歯切れの良い言葉で、人の心をビシッと掴みます。
直感力と行動力に長け、古典等は大好きだと思う。…反応が良いので、言葉のキャッチボールは抜群。
話をしていて飽きない人です。

そこで、従姉に誕生日を尋ねると…なるほどと思いました。
上図が誕生日から割り出した命式です…。

日干、丙で土の食傷が太過。
五行の火は形が無く、そして、土の食傷が太過しているので、内面は敏感な感受性を持っている。
神秘的なものに興味を持つ人が多い。

月時の天干に官星が双つ並んでいるので、正義感やプライドが高く、家庭よりも仕事タイプで行動的。

地支の十二運は過去や古典を意味する墓神が3並びで年支の戌は華蓋となる。
五行的には、傷官化した食神が天干の官星を剋している。
(華蓋)…芸術・文化・僧道(宗教)・孤独・放浪を意味する星。
技芸の素質に恵まれ、人より尊敬を受け、生活豊かなるも夫婦縁はやや弱い傾向も…。

戌月生れは丙辛が天徳になるので、それは嬉しいことだと思う…。
(天徳…徳を積んだ先祖の守りもある。

この命式では、財星(偏財・正財)が行運(大運)に巡る時がチャンスの時。…その時は積極的に…

運気の良い時は、積極的にチャンスを掴む時。
良くないときは、運気の良い人の傘に入ると良いかも知れない…。

クリックしてね

教室案内
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガラスの心

2021年10月14日 | 今日の出来事

変通星には…
比肩(敗財・劫財)→ 食神・傷官→ 偏財・正財→ 偏官・正官→ 偏印・印綬の10個がります。
その中で、比肩が無垢な心を持った子供ならば、食傷(食神・傷官)は多感な思春期の様な星とも言えます。

食神はエロス…恋をして美味しいものを食べて、人生を楽しみたいという欲求を司る星と言えます。
比肩・敗財(劫財)という、冬の運気が終え、花開く春の様な季節が食神と言えるでしょう…

また同じ思春期でも、傷官はタトナスと言って、反抗期の親や社会に対する葛藤。
矛盾したこの世界への葛藤を表し、攻撃や自己破壊に向かう死の本能とも言われています…。
純粋だが壊れやすいガラス細工の様な星が傷官とも言えます。
多感な思春期の表と裏が食神と傷官なのかも知れません…。

さて、変通星は十二運とセットで看ます。
十二運の中で、良い意味でチェツクを入れるのが長生と建禄です。
注意の意味でチェックを入れるのが沐浴と帝旺です。
沐浴は荒れますし、帝旺は行き過ぎに注意の暗示も出てきます。

上図の命式の場合は…
時柱の傷官の十二運が帝旺ですね…
しかも、五行に火の食傷が4個ですので、月上の食神も内面は傷官化します。
典型的な過傷官の命式に年上の偏印が付いたものです。
傷官は敏感な感受性の星ですので、この方の命式はとても高いアンテナが4本立っている様な命式と言えるでしょう…。
普通の人なら、10mのアンテナが1本有れば良いのですが、この方の場合は40mのアンテナが4本立っているのと同じです。
感度が良好過ぎますね…

アンテナが高いと、良い波動もキャッチしますが、良くない波動も全てキャッチします。
良いものを受けとめれば、素晴らしいアイデアが浮かびます。
しかし、負の波動を受けとめると、ガラスの様な心に傷が入り、その傷がトラウマになる場合も多いものです。

この様な命式を持ったお子さんの場合は、抱きしめて優しく受け止めて育ててあげて下さい。
子供の前での夫婦喧嘩は絶対にご法度です。
命式に強い傷官がある方の場合は、育つ環境や人との相性を考えてあげて下さい。
どの様な人にも言える事ですが…、特に傷官はガラスの様な繊細な方が多いですね…。

この方の命式の場合は、良い財星が廻る運の時にチャンスを掴むことが出来ます。
また、パートナーには財星が輝いている方が良いかも知れません…
財星を持った方は、家庭的な優しい性格の方が多い様です。
優しく受け止める星が財星なのですね…。
その様な人に巡り合えれば良いのですが…。

クリックしてね

オンライン講座へ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

敗財(はいざい)…人情に流される星。

2021年10月09日 | 今日の出来事


変通星は全部で10(11個)あります。
比肩・敗財(劫財)→ 食神・傷官→ 偏財・正財→ 偏官・正官→ 偏印・印綬の10個ですね…
敗財と劫財は日干の陽陰によって異なります。
日干が陽干の場合…例えば、甲から乙を見れば敗財となり…
日干が陰干の場合…例えば、乙から甲を見れば劫財となります。
日干と全く同じものが来れば比肩ですね、例えば甲から甲、あるいは乙から乙を見れば比肩になります。

また、比肩も敗財も劫財も財星(偏財・正財)を剋す星です。
団子三兄弟の様な星ですが…
1. 比肩は生一本な竹を割った様な星で、嫌なものは嫌…我関せずの自我の星。
2. 敗財は、内面には欲や自我もあるが、表面は嫌と言えない人情に流される星。
3. 劫財は、一か八かものに賭ける大胆な星で、欲や強引なところもある。
比肩は竹を割った様なところがあるが、敗財・劫財は針金を曲げた様なところがある。
また、変通星は12運星とセットで看るので、同じ劫財でも12運が旺相するか休囚するかで雰囲気は変わって来る…。

敗財…後ろから読めば、財が敗れる。
劫財…後ろから読めば、財が力ずくで去るとも書きますね…。

普通のお勤め人ならば、それ程お金を扱うことはありませんが…
経営者ともなれば、お金のやり繰りはとても重要だと思います。
特に、敗財が四柱の天干に強く出ている場合は、お金の事には注意の暗示があります。
敗財を抑えるのが官星(特に正官)なので、この正官が出ていれば、敗財の悪さを抑えることも出来るとは思いますが…

例えば年柱という先祖を表す柱に敗財が輝いていると、先祖や霊的な背景の中に、お金の問題が残っているとも看ることができます。
この様な場合…50の声を聞く年齢になると、不思議にお金の問題が発生することもあります(年柱は50歳~65歳を暗示しますので…)。
また、中心星である月上に敗財が強く出ていると、何かと人情に流されて、お金の問題に巻き込まれる場合もあります(特に経営者の場合)。
先祖が掘った穴をお金で埋めているようなものとも思えます…。

また、天干(変通星)の並びでは、敗財と正財とが並ぶのは少々嫌ですね…。
正財は宝を表し、敗財は、その宝を剋す星ですので、少々注意が必要です。
宝(大切なもの)には何があるかと言いますと…
・愛(男から見たら妻や家庭)。
・命(健康)
・財産(お金)
の3つですので、その宝を破りやすい暗示があるのですね…。
時柱や五行に、中和する星が出れば良いのですが、そうでない場合は注意が必要だと思います。
敗財…人情的な人間味のある星(変通星)ですが、人情に流されて保証人とか金銭の貸借には注意して下さいね(特に経営者の場合)。

時柱に敗財が出る場合は、跡継ぎ問題に注意して下さい。
経営者の場合は後継者ですね…。
敗財の良さもありますが…次回は良い面を書きたいと思います。
(過去の参考ブログ)
・敗財について。
・劫財について。

クリックしてね
新栄堂

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目に見えないエネルギーを読む。

2021年10月05日 | 四柱・その他
干支は十干と十二支とで出来ています。
十干は全部で10個あり、無形なる天の十干とも言えます。
(五行)木・火・土・金・水
(陽干)甲・丙・戊・庚・壬
(陰干)乙・丁・己・辛・癸 ですね。
十二支は全部で12個あり、有形なる地の十二支とも言われいます。
(五行)木・火・土・金・水
(陽支)寅・午・辰・申・子
        戌
(陰支)卯・巳・丑・酉・亥
        未
土用は季節の変り目にあるので、全部で4個ですね。
十干×十二支…10×12=120と考えやすいのですが…
陽干(男の心)には陽支(男の体)、陰干(女の心)には陰支(女の体)が付くので、全部で60干支となります。
そして、この世界は全て陰陽で出来ています。

本来、陰陽は対立するためのものではなく、互いに補うためのものです…
例えば…
夫(陽)は妻(陰)の為に存在し、妻は夫の為に存在するのですね…。
本来は、相手の為に存在するのですが、いつの間にか自分の為に存在するという考え方になってしまいました…
人間界がおかしくなった原因は、ここかも知れません…。

自然界の法則から反すると生まれて来る子孫の遺伝子(命式)に傷が入る場合もあります
冲や刑が多い命式は、遺伝子に傷が入っている様なものかも知れません…。
また、魂の成長には正しい愛と真理が必要です。
自然界の原則(陰陽五行と愛の法則)から外れると、後孫に複雑な関係が生じる場合が多い様です。

また、人は無形なる心(霊)と有形なる体(肉)とで出来ています。
心も体も両方大切ですが、どちらが主体かというと心が主になります。
心が体を管理するのですね…

目に見えな心が強く望むと、見える結果が生じて来ます。
例えば、夜は家族で焼肉を食べたいと強く望んだ結果として、夕食は焼肉レストランに出かけます。
目に見えないものが先(原因)で、目に見えるもの後(結果)なのですね…

占いは、目に見えないエネルギーの関係性を読み、それが、いつ頃 結果として表れて来るかを読み解くものだと思います。
例えば…
四柱推命の場合、生年月日刻の四つの干支(八字)から命式表を作成します。
この命式表が、その時に生まれた方の設計図…遺伝子みたいなものだと思います。

命式表という遺伝子に、全て書き込まれているのですね…PCでいえば、ソフトがインストールされている様なものです。
自動車も、スポーツカーも有れば、ダンプカーも軽自動車もあります。
其々、タイプ(個性)が違うのですね…。

そして、命式本体に対して、良い大運が廻ってくる時期は良い運期の時期とも言えますし、その逆もあるのですね…。
また、大運という周期的な運と、流年(年運)とが、共に命式本体に良い影響を与える場合、自然と環境が整い、良い結果が出て来るのですね…。
その様な時は、大きなチャンスを掴む時ともいえます。
運の良い時は積極的に…。悪い時は自然界の法則から外れていたか…自分自身を内観すると良いと思います。

1. 自然界の法則を知る。
2. 自分がどの様な者かを知る。
3. そして、今がどの様な時なのか知る。
興味がある方はご連絡下さい。

過去の参考ブログ

クリックしてね

オンライン講座

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする