新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

二十四節気

2018年02月07日 | 暦・風水・その他


二十四節気とは…1年を季節ごとに24等分したもので、その分割点にはそれぞれの季節を表す名前が付いています。
2月4日の立春を起点に24に分割されています。
暦上では、立春から立夏までが春、立夏から立秋までを夏、立秋から立冬までを秋、立冬から立春までを冬というように四分割さえています。
そして、それぞれの季節の中日には、それぞれ春分・夏至・秋分・冬至という節気があり、それらを合わせて八節ともいいます。
この八節の間にそれぞれ2つずつ節気が加わり、全て合わせて24節気となります。

「暦上の春」

◇ 立春(りっしゅん 2/4 頃)…正月節とも言い、24節気の起点となります。立春の前日は節分で豆まきをします。

◇ 雨水(うすい 2/19 頃)…空から降るものが雪から雨に変わり、雪が解け始めます。農耕の準備を始める目安。

◇ 啓蟄(けいちつ 3/6 頃)…大地の中の虫たちが動き出す頃。

◇ 春分(しゅんぶん 3/21 頃)…昼と夜との長さが等しくなる。彼岸の中日で、この日を挟んで7日間がお彼岸。

◇ 清明(せいめい 4/5 頃)…万物が清々しく明るく美しい頃。花が咲き乱れ、花見の見頃の時期。

◇ 穀雨(こくう 4/20 頃)…田畑の準備が整い、それに合わせて雨も降る。百穀を潤す春雨で種まきの好期。

「暦上の夏」

◇ 立夏(りっか 5/6 頃)…ゴールデン・ウイークの終りの頃。夏の気配が感じられ、蛙が鳴き竹の子も生えてくる頃。

◇ 小満(しょうまん 5/21 頃)…万物がしだいに長じて天地に満ちはじめるという意味。

◇ 芒種(ぼうしゅ 6/6 頃)…稲や麦など芒(のぎ)のある穀物、稲を植えつける季節を意味する。

◇ 夏至(げし 6/21 頃)…北半球では昼が最も長くなる日。梅雨の真っ盛りでしんしんと長雨が続く。

◇ 小暑(しょうしょ 7/7 頃)…梅雨明けが近付き、暑さは日増しに加わる。暑中見舞いも出される。

◇ 大暑(たいしょ 7/23 頃)…増々暑くなり、一年中で最も気温の高い酷暑の季節。夏の土用の時。

「暦上の秋」

◇ 立秋(りっしゅう 8/8 頃)…八節の一つ。暑さの頂点だが、風のそよぎ、雲の色や形に、秋の気配が感じられる。

◇ 処暑(しょしょ 8/23 頃)…涼風が吹きわたる初秋の頃で、暑さもようやくおさまる。二百十日で台風襲来の特異日。

◇ 白露(はくろ 9/8 頃)…白露は「しらつゆ」の意味で、秋気も本格的に加わり野草に宿るしらつゆが秋らしい。

◇ 秋分(しゅうぶん 9/23 頃)…秋分の日で先祖の御霊を忍ぶ日。昼と夜の長さがほぼ等しくなる日。

◇ 寒露(かんろ 10/8 頃)…大気が冷えてきて、露ができはじめる頃。五穀の収穫もたけなわで、農家は繁忙を極める。

◇ 霜降(そうこう 10/23 頃)…早朝など、所によっては霜を見るようになる。「しもふり」とも読む。

「暦上の冬」

◇ 立冬(りっとう 11/7 頃)…八節の一つ。初めて冬の気配が現れる日。冬の始まり。

◇ 小雪(しょうせつ 11/22 頃)…わずかな雪が降り始める頃。北風が木の葉を吹き飛ばし、みかんが黄ばみ始める。

◇ 大雪(だいせつ 12/7 頃)…山の峰は積雪に覆われ、平地も北風が吹きすさむ。冬将軍の到来が感じる。

◇ 冬至(とうじ 12/22 頃)…北半球では一年の内で最も昼の時間が短くなる。寒さも増々厳しくなる。

◇ 小寒(しょうかん 1/5 頃)…寒いさが厳しくなる時期の前半(寒の入り)。寒中見舞いが出される。

◇ 大寒(だいかん 1/20 頃)…寒さの絶頂期。各地で一年の最低気温が記録される。寒の入り(小寒)から数えて16日目で、いろいろな寒稽古も行われる。

二十四節気を知ると、暦を見る時に今がどの様な季節なのかがわかりやすいですね…。

(暦の本から等)

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節分-立春

2018年02月04日 | 暦・風水・その他
(節分)…大寒より15日目、立春の前日で二月三日、四日頃にあたる(今年は2/3)。
冬節分はもともと立春・立夏・立秋・立冬の前日をさし、四季の分かれ目を意味していた。
しかし、いつからか立春の前日だけが暦に記載されるようになった。
これは、立春正月、すなわち一陽来復して春になるという考えからきている。
翌日から年の始めであること、季候が冬から春になるということで、この日は一年の最後と考えられ、邪気を祓い、幸せを願ういろいろな行事が行われてきた。
この日、豆まきをして鬼を追い出す風習(節分豆)は中国から伝わったものです。
(年男が「福は内、鬼は外」と言って、煎った大豆をまき、豆まき後、自分の年の数だけひろって豆を食べる風は年取の行事の名残)。

(立春)
旧暦正月、寅の月の正節で、新暦二月四日頃(節分の翌日)。
冬から春に移る時節にあたり、天文学的には太陽が黄経315度の点を通過するときをいう。
この日の前夜を年越しと考える風習がある。このため正月節、歳首月などともいう。
旧暦ではこの日が1年の始めとされた。「春立つ」「春来る」などとともに春の代表的な季語になっている。
木々も次第に芽吹きはじめ、春の気配をどことなく感じる時節でもある。
この日の早朝、禅寺では入口に、立春大吉と書いた紙札を貼る風がある。
(暦の辞典から)

運勢という観点では、2018年の出発はこの立春からです。
今日から、「戊戌」の年になるわけですね…。
戊(つちのえ)は五行では陽の土、戌(いぬ)も五行では陽の土です。
土が固まりますので、命式本体に土が多い方や、日干:戊の方は、やや注意が必要かも知れませんね…

寅月(2月)…十二支の寅には、以下の様な象意がある。

●寅(いん)…(戊25%・丙25%・甲50%)
【語源】演(のぶる)の「サンズイ」を去ったもので、植物の芽生えが陽春の温気に養われて、地上に伸び長ずる様を象徴したもの。演とは前後左右に大きく伸び広がる威勢の良い意味を持っている。
・寅は「移」「引」に由来し、「うつす」とか「ひく」という意味がある。…万物の芽がようやく地面から出ると、これを引張り出して、伸ばし地から移しだす意味がある。
・「寅は万物始めて生じ、螾然たるをいうななり」螾然とはミミズやモグラが春気に誘われて地上に出ること、陽気と共に地中の生物が地上に現れることを意味する。地天泰☷☰。
【人物】初春の若木をあらわし、物事に積極性があり、行動力も抜群で自らの力で伸びて行こうとする。また人の上に立つ頭領運、独立運もあり、仁義にも厚い。金銭や物質には比較的淡泊だが、積極性が仇となり、人との和を欠く場合がある。(長所:積極性・仁義に厚い・決断力)(短所:強引さ・人との和)


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五行の配当(五常・五徳)

2017年06月19日 | 暦・風水・その他
ある出来事が原因で心に変化が生じ、徳について調べてみたくなりました。
論語を学べば良いのでしょうが…学の無い私でしたので、ネットで調べてみました。

徳の原字は「悳」だそうです。
「悳」=直+心、つまり「生まれたままの素直な心で生きること」とありました。

そして、五徳には、仁・義・礼・知・信、があります。
仁…人を思いやる心 。
義…正義を貫く心 。
礼…礼を尽くす心。
知…知恵を磨く心 。
信…人を信じる心 。

上記を意識し、素直に生きることが大切との事。
そして、義・礼・知・信の根本が「仁」だということです。
※儒教の中で「仁」は「人をいつくしむ」という人間の根源的な愛の形を表すものだとし、「仁をもって最高の道徳」とするほど五つの徳の中でも特別な位置づけとされているようです。
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陰陽のバランス

2016年07月11日 | 暦・風水・その他
自然界では陰陽のバランスが重要です。
例えば、陰が大地(母親)なら、陽は太陽(父親)です。
大地に種を蒔いても太陽が無ければ育ちませんし、太陽が燦々と輝いていても大地が無ければ…ということです。

私の知り合いのB子さん、最近 高層マンションへ引っ越ししました。
しかし、その後体調が悪くなりイライラするようになったそうです。
また、小さなお子さんも、何故か母親にベッタリとなったそうです。

高層階のマンションでは、大地(陰)の気が弱くなる傾向があります。
お子さんは、無意識のうちに大地の気を求めて、陰の代表である母親を求める様になったと思われます。
また、B子さんのイライラも陰陽のバランスの崩れが原因の場合もあります。

その様な場合は、ベランダで家庭菜園などをすると良いかも知れません。
高層階では土(陰)の気が弱くなる傾向があるので、土を持ち込み植物を育てることで、陰陽五行のバランスを整えることも可能かも知れません。

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潮の干満

2016年01月23日 | 暦・風水・その他

潮汐現象(ちょうせき)は月の引力と太陽の引力によって起こります。
月は太陽よりも地球に近いので、地球に対する月の引力は太陽の2~3倍の影響力があると言われています。
従って満潮は常に月の引力によって、月のある方の地球表面に起こります。
また、その反対側にも地球自体の引力と地球自転の遠心力によって満潮が起こることになります。
ですから、月と太陽とが同一方向、または正反対方向にあるときには月による満潮と、太陽による満潮が重なるので、満潮は高く、干潮は低くなります。
潮の干満の差が最も大きくなるのが新月(朔)と満月(望)の時で、旧暦の1日と15日には大潮が起こります。
また、月の上弦の時と下弦の時は干満の差は最も小さくなります。
(実際に起こる海面の盛りあがりは、海水と地球の摩擦や、地球の時点作用により大潮は朔望の1~2日後、小潮は上弦、下弦の1~2日後に起こります。)

・大潮の時は魚の食いが良いと言われている。
・海の生物は満月や新月の時に生殖活動を行う場合が多い様です(ウミガメやサンゴの産卵、小魚、貝、カニ)。
・新月や満月の時に出産件数も増えるといっているサイトもありますが…?
・新月の木は、腐らない、反らない、虫がつかない、火が燃え付かない、室内の空気を浄化するといわれています。長い冬が始まる11月、12月の頃の下弦の月から新月に至る1週間程の期間に伐採された木。

・血液のことを「血潮」、女性の生理がはじまることを「初潮」と呼び、妊娠中の女性のお腹の羊水と原始地球の海水の成分は似ているらしい…。特に女性と月とはつながりが深い様にも思える…。
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東洋五術

2015年12月19日 | 暦・風水・その他
東洋五術には以下の五つがあります。
1.命(めい)
2.卜(ぼく)
3.相(そう)
4.医(い)
5.山(ざん)

1.命とは、人の生年月日と生まれた時間によって、その人の生まれながらの一生の運を見ることで、四柱推命・算命学・紫微斗数などがある。
2.卜とは、[雑占] 日常のあらゆる吉凶、成敗、得失等を占うもので、断易・周易やタロット等がそうである。
3.相とは、形あるものを通して、目に見えない運(エネルギー)を占うもので、風水・手相・家相・人相・姓名学などの相術。
(1~3が占いに属します)
4.医とは、東洋医学、漢方・鍼灸・食養生・整体等です。
5.山とは、心身鍛錬や真理探究で、気功・呼吸・瞑想・太極拳・ヨガ等です。
この五つを総称して東洋五術と呼んでいます。

また、その根本は陰陽・五行思想から発生し、西洋の思想は個を見つめますが、東洋思想は身体全体を一つの有機体と捉え、それぞれの相互作用によって助け合って働いていると考えられています。
例えば、人間の臓器はそれぞれの相互作用によって助け合って働いていると考え、ある臓器の働きが悪くなると、関連する他の臓器の調子も悪くなりやすいと言われている。
また、そのバランスは「気」によって保たれ、その他「血・水」のバランスも重要だと言われている。
そして、このバランスが悪くなると病気にも罹り易くなると言われている。

人体には「経絡」と言う気の通り道があり、大地にも「龍脈」という気の通り道がある。
そして、人体に「経穴」というツボがあれば、大地にも「龍穴」という気(エネルギー)の溜まった場所がある。
人体の場合は経穴(ツボ)に鍼灸等を用いて気の流れを調節します。
そして、大地から龍穴を見つけて、都市や墓や家を建てるのが風水ともいえます。

陰陽という男女の営みの中に発展や新しい命が宿りますが、地球規模でも半島と入り江(海)との交わる処に文明が発展して来ました。ギリシャ・イタリア文明も半島と地中海という海ですね…。
理想的な陰陽の作用の中に発展が生じて来るのでしょう…。

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古事記(イザナキ・イザナミ)

2015年12月13日 | 暦・風水・その他
ある日のこと…
最初天つ神たちが合議をした。
その上で、イザナキノ神(男神)とイザナミノ神(女神)を呼び出し、こう言いつけた。
「地上はいまだに水に浮かぶ脂のように浮遊しているばかり。この天沼矛(アメノヌホコ)を持って地上を固め整えよ」。
そこで、二人の神は神聖な矛を持って、天地を結ぶ天の浮橋に立って地上をかき回した。
すると、矛の先から滴る潮が積り、島になった。この島の名をオノゴロ島(淤能碁呂島=自凝島)という。

イザナキノ神とイザナミノ神の二人は、さっそくオノゴロ島に降り立った。
そして、天の御柱(神聖な柱)を建て、それを中心に広い御殿を建てた。
そこでイザナキ(男の神)は、イザナミ(女の神)の目をじっと見つめて、こう聞いた。
「あなたの体は、どの様にできているのですか?」
エッ…イザナミは素直に答えた。
「私の体は成り成して、成り合わないところが一ヵ所あります」
エッ…裂け目があるというのか…?
そこでイザナキは、ずばり言う。
「私の体には、成り成りて、成りあまったところが一ヵ所ある」。
エッ…余計な出っ張りがあるって?…どういうことかしら、という顔つきのイザナミに、イザナギはこう畳みかける。
私の余計な出っ張りで、あなたの裂け目を刺し塞ぎたい。…イザナギは男女の営みを提案した。
なんですって…気色ばんだ様子のイザナミに、
いや、そうすることで子(国)を生もうと思うのだが…
なるほど…そういうことなのね。イザナミはイザナギの申し出に同意した。
二人は儀式をしてから夫婦のかため(交わり)を結ぶことにした。

立てたばかりの神聖な柱をめいめい右と左から巡り合い、出会ったところで声を掛け合い、それから寝所に入る事にした。
『イザナキは柱の左から、イザナミは柱の右から回った。』
この柱を回る儀式は、作物のできがいいことを願う呪術的儀礼に由来するようだ。
二人が出会うと、女神のイザナミのほうから先に声をかけた。
「ああ、なんてすばらしい男の方でしょう」
「ああ、なんてすばらしい乙女だろう」
互いに共感したあと、イザナキはイザナミにこう小言を言った。
「女が先に声をかけたのはよくないしるしだ」
けれどもそのまま寝所に入った。
そして、イザナキは自分の成りあまれるもので、イザナミの成り合わぬところを刺し塞いだ。

こうして生まれた子どもは様子がおかしかった。骨のない蛭のような水蛭子(ひるこ)だった。
そのため葦の舟に乗せて海に流し捨てた。
次にイザナミは淡島を生むが、これもできそこないの島で、御子の数には入れなかった。
(なぜなんだ…)
できそこないが生まれたことを理解できない二人は、天つ神の意見を聞いてみようと、オノゴロ島から高天原(たかまのはら)に戻った。

イザナキ・イザナミの話を聞いた天つ神は、吉凶を判断する占いをさせた上で二人にこう言った。
「女から先にものを言ったのがよくない。もう一度やり直すのが良い」

二人は再びオノゴロ島に下ると、また柱を巡り回って今度はイザナキのほうから先に声をかけた。
「ああ、なんてすばらしい乙女だろう」
「ああ、なんてすばらしい男の方でしょう」
こうして寝所にこもってまぐわった結果、今度は立派な島々をイザナミは生んだ。

※ この神話には非常に意味深いものがあるようです…。
1.歴史の最初に違反(女から男に声をかけた)があり、その結果、変な子が生れた。
2.しかし、もう一度正しくやりなおしたら、今度は良い子が生れた。

似た様な話が聖書にもある。
創世記3章
女がその木を見ると、それは食べるに良く、目には美しく、賢くなるには好ましいと思われたから、その実を取って食べ、また共にいた夫にも与えたので、彼も食べた。…失楽園の物語です。

太極から陰陽が分れ生じます。
無形なる陽は天となり、有形なる陰は地となります。

(陽):無形・天・男・心
(陰):有形・地・女・体

本来、男も女も等しく尊いもので平等です。
地(大地)があっても天(太陽)が無ければ食物は育ちません…両方が必要だと思います。
また、本来の陰陽の関係は、陽が主体で陰が対象なのかも知れません…。
例えば、心(陽)も体(陰)も共に大切だが、心の方が中心だと思います。
歴史の最初に陰陽の関係が逆になってしまったのでしょう…。
心が正しく肉欲を治める必要があるのでしょうね…。

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五行説

2015年11月28日 | 暦・風水・その他
「五行説」とは夏の国の聖王「禹」が作ったといわれ、禹の治世の時に洛水からはい上がってきた一匹の亀の甲羅がヒントになって、その甲羅に書かれた文様(洛書)から五という数を悟り、国を治めるための五つの基本原理を思いついたといわれている。
その五行は…
「水」は土地を潤し、穀物を養い、集まって川となって流れ、海に入って鹹(かん:しお)となる。
「火」は上に燃え上がり、焦げて苦くなる。
「木」は真っ直ぐな大木もあり、曲がったつる草もあり、その果実は酸っぱい。
「金」は熱して形を変え、刀や鍬となり味は辛い。
「土」は種を実らせその実は甘い。
(水=潤下、火=炎上、木=曲直、金=従革、土=稼穡)
この五行の調和を原理原則とした

その後、斉国の鄒衍(すうえん)によって、観念的な五行説として完成されたと言われている。
天地のはじめ、混沌としたなかで、明るく軽い気が陽の気をつくり火となる。
暗く重い気は陰の気をつくり水となる。
天上では火は太陽となり、水は月となり、これらが組み合わされて五つの惑星となる。
また、地上では火と水から五元素ができる。
すなわち、木火土金水という五行から万物が成り立っていて、それが消長し、結び合い、グルグル循環することによって、あらゆる現象が出て来ると考えたものらしい。
陰陽と五つの数とを組合わせた考えを「陰陽五行説」ということができる。
(暦と占いの科学という本から)
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陰陽説

2015年11月27日 | 暦・風水・その他
陰陽五行説とは、本来は「陰陽説」と「五行説」とが組み合わさって出来上がったもの。
今回は、陰陽について最近想う事を書いてみました。

「陰陽説」は日本に伝来して陰陽道(おんみょうどう)と呼ばれている。
しかし、もともとは中国最古の王とされる伏羲(ふくぎ)がつくったといわれている。
太極とは、陰陽が渾然一体となっているものですが、原因である太極に陰陽があるので結果の世界も陰陽で出来ているということです。
また、陰陽はお互いに消長をくりかえし、陰極まれば陽が萌し、陽が極まれば陰となるという考え方ということです。
要するに、万物世界は…
男女・雄雌・凸凹・明暗・冷熱・乾湿・火水・天地・表裏。上下・剛柔等から成り立っている。
人間も精神(心)は天の気、つまり陽で、肉体は地の気、つまり陰ということで、生きているということは、精神(心)と肉体とが一つになっていることであり、死とは精神(心:魂)が肉体から離れたことだともいえます。

天(陽)と地(陰)とがあるが、天は男、地は女ともいえます。
男は天(肩幅)が広く、女は地(腰幅)が広いのもそのせいかも知れません。
天(太陽)が燦々と輝いていても、大地が無ければ作物は育ちませんし、大地があっても太陽が無ければ同じです。
天(男)も地(女)も同じように尊い存在だと思います。
しかし、天が地になることはできませんし、地が天になることもできません。
男女は平等に尊いが役割は少し異なると思います。

また、身体と心の関係も陰陽になります。
目に見える身体が陰で、目に見えない心(魂)が陽だともいえます。
干支であらわせば、天干が心(陽)で、地支が身体(陰)だと思います。
魂と肉体との関係では、魂が肉体を管理するのが望ましいといえます。
魂>肉体ですね…。
魂<肉体となって、肉欲に走ると様々な弊害が発生するかもしれません…。
宇宙の原則に合った生き方が大切だと思います…。
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1ヶ月とは?(暦の話)

2015年06月15日 | 暦・風水・その他

月=お月さまのことです。
月は新月→三日月→上弦→満月→下弦→新月のように、形や見える時間がどんどん変わっていきます。
この、月の満ち欠けのくりかえす日数 (およそ29.5日) が1か月のもとになっています。
違いがはっきりしているので日を数えるのに便利です→太陰暦。

「太陰暦」
新月を含む日を1日とし、月の満ち欠けで1か月を定めるこよみ。
太陰とは太陽に対して用いられることばで、月のことを指します。
昨日の太陽と今日の太陽の違いはまずわからないと思いますが、月は形や見える時間が毎日変わっていくので、違いが明確にわかります。
#文字がなくても、三日月が見えたら○○のような約束事が成立します。
そのため、一般に太陰暦の方が太陽暦よりも先に発達してきました。
現在でもイスラム諸国で使われています。
ただし、イスラム暦の新月とは太陽と同じ方向にあって見えない月 (朔) のことではありません。朔を過ぎ、再び夕方西の空に見え出す細い月のことを指しますので、朔からは1-2日ほど遅れることになります。
イスラム諸国の国旗に三日月が多いのは、そういった点も影響していると思われます。
29日 (小の月) と30日 (大の月) で平均29.5日の満ち欠けに合わせます。
1日は月が立つので「一日:ついたち」、月末は月がこもるので「晦:つごもり」あるいは三十路:みそじのような調子で「三十日:みそか」、1年の終わりは「大晦日:おおみそか」といいます。
日付から月の形がわかります。
三日月:みかづきは本来、太陰暦で3日の月のことです。
月の真ん中にあたる15日頃はだいたい満月になります。十五夜=満月という認識はそこから来ています。
太陰暦の1年は29.5×12=354日と太陽暦の1年よりも短いため、両者の日付は毎年11日くらいずつずれていきます。
農耕作業は季節変化に合わせる必要があるので、太陰暦だと田植えなどを毎年約11日ずつずらさないといけません。
これを補正するのが太陰太陽暦です。
(ある暦のサイトから)
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暦(こよみ)について。

2015年02月16日 | 暦・風水・その他
■暦(こよみ)について。
「暦」には、二つの意味がある。

第一に、暦とは、太陽・月・星の運行を観察・計画して、季節や月日を定める方法をいう。時の流れを日・週・月・年などの単位として区切った体系で、この意味では暦法ともいう。
暦は太陰暦・太陽暦などに分類され、現在用いられているのは太陽暦のグレゴリオ暦である。

第二に、それを記録したもので、1年間の月日・七曜・祝祭日や行事、また日の出・日没・潮の干満の時刻、暦注などを日をおって記載したものをいう。この意味では日めくり・カレンダーともいう。
もともと、”こよみ”とは”日読み:かよみ”からきた言葉で、日のつらなりを1日2日3日…と正しく数えることを意味していた。

■太陽暦(たいようれき)
地球が太陽の周囲を一回りする時間を1年と定めた暦で。「陽暦」あるいは「新暦」ともいう。
太陽の黄道上の運行、すなわち季節の交代する周期をもとにつくられた暦法で、一太陽年(一回帰年)の長さに基づき暦年を設定し、月の運行、いわゆる満ち欠けにによる周期は考慮しない。季節とのずれはないが、月の周期とは一致しない欠点がある。
1か年を365日、四年毎に閏年を置いて366日とするが、100年目ごとの年は、その西暦年数が400で割り切れるときだけを閏年とする。400年で97回の閏年である。
現在、世界の共通暦として用いられている上記のグレゴリを暦や、その前に用いられていたユリウス暦はこの一種である。
また、エジプト歴やマヤ暦も太陽暦の一種である。日本では明治5年(1872)グレゴリオ暦が採用され(明治改暦)、同年12月3日を1873年1月1日とした。

■太陰暦(たいいん暦)
月の運行、すなわち月の満ち欠けによる周期変化を基準として定めた暦。つまり1ヶ月を29日、あるいは30日、1カ年を12カ月と定めた暦。太陰暦の1カ年は太陽暦より約11日短い。「太陰」とは月のこと。
純粋な太陰暦は朔望月(さくぼうげつ:一朔望月は約29日半)をもとにして日を数えるので、実際の季節の推移に月日が合わなくなる欠点がある。イスラム暦がその好例である。

■太陰太陽暦(たいいんたいようれき)
太陰暦に季節変化(24節季)など、太陽暦の要素を取り入れてつくられた暦。「陰陽暦」ともいう。
日本における明治5年以前の旧暦や、中国暦をはじめ、ユダヤ暦・ギリシャ暦・バビロニア暦などもこの暦法の一種である。通常、陰暦・旧暦とか呼ばれているものは、この太陰太陽暦をさす。俗に太陰暦と呼ばれている。

陽暦…太陽暦に同じ。また新暦ともいわれる。
陰暦…太陰太陽暦(旧暦)に同じ。
陰陽暦…太陰太陽暦に同じ。
旧暦…明治5年(1872)の明治改暦による太陽暦採用以前に使用されていた暦法をいう。
新暦…明治改暦により、明治6年(1873)1月1日から新たに使用された太陽暦をさしていう。
(暦の辞典から)

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暦の話(朔旦冬至:たくさんとうじ)

2014年12月23日 | 暦・風水・その他


2014年12月22日は『冬至』でしたが、普段の冬至とはちょっと違う特別な冬至でした。
『朔旦冬至(さくたんとうじ)』です。
冬至は、みなさんご存知の通り、1年のうちで最も昼の短い日ですが、『朔旦冬至』はいったい何が普段の冬至と違うのでしょう。
実はダブルでおめでたい『朔旦冬至』についてご紹介したいと思います。

冬至は、太陽の周期によって作られ、二十四節気の起点とされていました。
太陽のスタート地点です。
日照時間がどんどんと少なくなり、太陽のエネルギーが極限まで弱まって、そこからもう1度、冬至を境に太陽のエネルギーが大きくなり、昼の時間がどんどん長くなっていく、そんな太陽の復活の日とされ、日本でも昔から祝われてきました。

太陽の周期に対して、月の満ち欠けのサイクルで冬至にあたるのが新月です。
月は満月からどんどん欠けていき、そして一度姿を消したあと、新月で復活し、満月に向けて満ちていくからです。

この太陽の復活の日『冬至』と、月の復活の日『新月』が重なるのが『朔旦冬至』です。
『朔』は新月を、『旦』は昇る太陽を表しています。
これが『朔旦冬至』の由来です。

いまでは、暦の様々な改修になどを経て、旧暦の11月1日と冬至が重なる日が『朔旦冬至』となっています。
このダブルでおめでたい『朔旦冬至』ですが、太陽と月の周期(約365日と約29.5日)は、当然違っていますので毎年重なるわけではありません。
この2つが重なるのが19年に1度、そして2014年がその19年に1度の希少な日なのです。
しかも、2014年の次の『朔旦冬至』は、19年後ではなく38年後の2052年になります。
これは、旧暦2033年問題によるもので、こんな事態が起こるのも1844年に天保暦が制定されてから189年で、初めてのことです。
※旧暦2033年問題は、旧暦の月名が、天保暦の暦法で決定できなくなる問題なのですが、ここでは詳しくは触れません。
そう考えると今回の『朔旦冬至』が、余計にレアに思えてきませんか?
冬至(あるいは、冬至から翌日にかけて、冬至の直後、など)には、日本以外でも世界各地で冬至祭が祝われてきました。
北欧のクリスマスも起源は冬至祭(ユール)であったりと、おめでたい日です。
昇る太陽と、満ちていく月のように、私たちも気持ちを新たに進めるような節目の日にできたら素敵すよね。
【ある記事から】
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十二ヶ月と北斗七星の関係

2014年04月28日 | 暦・風水・その他
旧暦の正月は「寅月」から始まる。
そして、正月が寅月から始まる暦を建寅(暦)という。

古来より中国では、北天に一年中輝く北斗七星が時(季節)を知る座標軸として利用されていた。
夕方、北斗七星の柄がどの方向を向いているかによって季節や今が何月なのかを推し量っていた。
例えば、夕方、北斗七星の柄に当たる部分が寅の方位を示していれば、今は寅の月であると推し量ることができたわけである。この時、北斗柄がどの方向を向いているかを「おざす」というのだが、「おざす」とは「建」と書く。
そして、北斗七星の柄が寅の方位をおざす(建=指し示す)月という意味で建寅月と言い寅の月を正月にする暦を建寅暦という。
また、暦には3つの暦がある(三政・三正)
・建子:子の月を正月にする暦。
・建丑:丑の月を正月にする暦。
・建寅:寅の月を正月にする暦。


クリックしてね
新栄堂
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日本の「気」の良い場所(地理風水から)・・・3

2013年07月03日 | 暦・風水・その他
■日本の「気」の良い場所と言われているところ…続き。

●甲山(兵庫県)…阪急電鉄の仁川で降りて、甲山の方に向かって川沿いに歩くと良い。六甲山から流れていった龍の「気」が甲山で発露し、仁川駅まで流れてきている。東京の皇居に似た感覚の気を感じる。

●広田神社(兵庫県西宮市)…甲山の近くにある神社で、荘厳さを伴った優しさにあふれた「気」を感じることができる。なお、同じ龍脈をたどって行ったところに故 松下幸之助翁の邸宅があるらしい…

【中国地方】

●一畑薬師 イチハタヤクシ(島根県平田市)…近くの宿坊:一畑会館の前方の空き地に「残留地場」ができており、敏感な人は強い「気」を感じる。

●出雲大社(島根県大社町)…本殿の後ろに、丸い形をした龍脈が入っている。また、本殿から離れた神楽殿では強い「気」を感じることができる。

●神道山(岡山県)…神道山全体に大きな磁場があるが、なかでも吉備津神社がおすすめ。また、山頂の黒住教の総本殿ではたおやかな胸にズンと響く気を感ずる。

●大山祗神社 オオヤマヅミ(広島県大三島町)…愛媛県の大三島という島の中に建っている神社。静かで凛とした気が漂っている。気持ちが落ち着く場所。

【九州地方】

●福岡(福岡県福岡市)…九州は土地のエネルギーが強く、全体に動いていて活気がある。その中でも福岡という街は街づくりが上手く祭りの精神が残っている(どんたく祭り)。活気のある街は昔から祭りが残っているところに多い。

●長崎(長崎県長崎市)…坂道の多いところで、大地の龍がうねっているいることを意味している。そして土地全体の気も強い。土地の気は横浜に似ており、先に紹介した根岸公園と少し似た雰囲気が漂っている。

●阿蘇山(熊本県)…火の山と呼ばれ、山頂から煙が噴き出している力強い山。火山帯・活断層のあるところは磁場が高く、ここもそれに当てはまり、山全体のエネルギーは高い。雄大さのなかに細やかで静かな気が漂っている。

●霧島(鹿児島・宮崎県境)…霧島にある高千穂の峰は、古代日本では天孫降臨の地として崇められ、山頂に鉾がさしてある不思議な山です。ここは神聖な場所ですので、心を正して登ることが必要。山頂は磁場が強く、敏感な人は鉾のまわりに光を感ずる人も居るらしいです。

「気の流れ」でつかむ21世紀 御堂龍児 著 から。
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日本の「気」の良い場所(地理風水から)・・・2

2013年07月01日 | 暦・風水・その他
■日本の「気」の良い場所と言われているところ…続き。

【中部地方】

●御嶽山 オンタケサン(長野県)…山の頂上に立つと景色は良く、冬は零下20~30度まで温度は下がる。御嶽山の3つの池の水は昔から病を治す水として重宝されてきた。

●戸隠神社 トガクシ(長野県)…この奥社のある場所は、あたかも四つ足の龍が炎を全身にまとったかのような地形の山中にある。強くて雄大な山の「気」を感じる。

●上高地(長野県穂高町)…河童橋の付近と、その奥の穂高神社の付近でパワーを感じられる。

●白山比神社 ハクサンヒメ(石川県鶴来町)…胸の中に光が射し込んで来るようなパワーを感じる磁場がある。会社経営者やグループのリーダーなど、人を統率する必要のある人、対人関係のつまずきやいざこざを忘れたい人にお勧め。

●岐阜城跡(岐阜県)…岐阜城の「龍」は日本三大風水の一つとも言われている。ここでは活龍の「気」を感じます。

●岡崎城跡(愛知県)…徳川家康が生れた城として知られている岡崎城は龍脈の走り止まった低い丘陵に建てられている。ここは静かで細かい感じの「気」を感じられます。

【近畿地方】

●伊勢神宮(内宮)(三重県伊勢市)…五十鈴川を渡って本殿に近づくにつれて、身体全体に重くて清々しい凛とした「気」を感じられます。なかでもお神楽を奉納する神楽殿のあたりは、天から入ったエネルギーの溜まる独特な場所となっている。ここでは天地の調和した「気」を感じ、気持ちも落ち着き心にゆとりが生れてくる。

●清水寺(京都府 京都市)…縁結びの寺として知られている清水寺。有名な清水の舞台は龍の腹の上に建てられ、本堂の立つ場所は「気」の溜まり場と言えます。ここでは暖かく、ずっしりとした「気」を感じる。

●鞍馬寺(京都府京都市)…源義経(牛若丸)が幼少の頃に修業した寺、また 数十年前に宇宙から飛来したという隕石を魔王殿にお祀りしていることでも有名な寺です。毘沙門天を祀る本殿前に立つと頭の中がすっきりする感じがある。しかし、魔王殿の方に行くと、マイナスの磁場が出来てしまっている。

●天河大弁財天社(奈良県天川村)…本殿の前に立ち静かに手を合わせると、心の中にパワーが入って来る。この場所は明るく静かで力強いエネルギーを感じる。

続く…
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