胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶ですね…。
その中で…
◎ 胎・養は中庸運。
◎ 長生・冠帯・建禄・帝旺(沐浴を含める場合もある)は旺相運。
◎ 沐浴は荒れる運。
◎ 衰・病は弱運。
◎ 死・墓・絶は休囚運と言われています。
命式を見るときに、長生や建禄があると、「お!」長生・建禄と、どちらかと言いますよ、良い意味で着目しますが、
沐浴や帝旺も、注意して見る場合も多いものです。
その様な、中で、今回は「帝旺」についての話です…。
「帝旺」は最強の旺相運ですが…
行き過ぎの失敗や、頂点を極めて後は下り坂に向かうので、粘り強さに欠ける場合もあります。
基本的な意味としては…
・最強、勝気、浪費、統領運、強すぎて凶、横暴、地位、名誉、極端、養子等の意味もあります。
論語にも「過ぎたるは猶及ばざるが如し:すぎたるはなおおよばざるがごとし」という言葉があり、
度が過ぎたものは、足りないものと同様によくない。不十分なのも困るが、過剰なものには弊害があり、物事にはほどよさが大切である。
と、言われています。
日頃 鑑定をしていると、帝旺が付く行運の時に、以下の様な象意がありました(参考までに)。
1. 食神 帝旺の大運…命式本体も、食傷+偏財の良い並びの命式の方ですが、食神 帝旺の大運の期間に、人生を楽しみ過ぎてしまった方もおられます。
食神には、楽しみたいという欲求があり、美味しいものを食べたいとか、楽しく生きたいという欲求に帝旺が付くと、その欲求が度を越してしまう場合もあります。
もともと、命式本体に偏財 帝旺がある場合などは、楽しむためにはお金が必要だと思い、どうしたらお金を得ることが出来るか等に、意識が集中する場合も出てきます。
命式本体の天干に偏財と劫財とが干合しながら並ぶ場合も、その様なことが生じる場合もありますが…。
2. 男性の場合は、正財 帝旺の大運の時期に、自分よりもはるかにランクが上位の女性とお付き合いできたということも…
3. 女命の場合、正官は夫を表しますが、正官 帝旺の行運双並びの時に、大会社の御曹司と結婚できた人もおられます。
勿論、命式本体との関係にもよりますが、十二運の帝旺にはトップに上りつめる様な運があるのだと思います。
しかし、過ぎたるは…という諺があるように、注意も必要だと思います。
(例)
高速道度を1万馬力のスポーツカーで彼女と走る場合…
ちょっとアクセルを踏み込んだら一気に200km/hに加速。
気持ちは良いですが、そのマシンをコントロールする技術が無いと事故に遭います。
変通星の十二運に帝旺が付いた場合は、行き過ぎに注意をして下さい。
ほどほどが良い場合もあります…。
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