新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

敗財 養

2022年09月25日 | 四柱・その他


変通星は 比肩・敗財(劫財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬があります。
また、十二運は 胎・養・長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶の12個です。
そして、この変通星と十二運星は必ずセットになっています。

上図の干支は、敗財の十二運に養が付いています。
敗財は逆さまに読みますと、財=宝(大切なもの)が敗れると書きます。
それでは、人にとって大切なものとは何でしょうか…?
愛も大切ですし、命も大切ですし、地位・名誉・財産も大切なものです。
その大切な宝(正財)を強く破る(剋す)のが敗財なのですね…。
男性にとっては、愛する妻が宝でしょうし、家庭やお金も宝だと思います。
また、女性にとっては、妻という立場も尊い宝でしょうし、愛を育む家庭も大切な宝だと思います。
そして、もちろん 健康も大切ですね…。
また、敗財の時期はやる気や志を無くしやすく、寂しさから情に流されやすくなる場合も多いものです。
「愛の寂しさに魔が差しやすい」時期と思って下さい。

次に十二運の「養」ですが、養は中庸運で、基本的な象意には「養子・人の面倒を看る・色情」等の意味があります。

さて、この敗財に養が付いた時期はどの様なことが生じやすいのでしょうか…?
流年という限られた期間なら、何とか過ごせるかも知れませんが、大運となると少々期間が長くなります。
人情に流されて、人の面倒を看てお金が流れる場合も多々あります。
情が流れると、お金も流れるのですね…
お金で済むのなら良いのですが、そこに情が絡むとややこしくなります。
時には男女の複雑な問題に発展する場合もあります。
特に男性の場合…偏財 養で妻以外の女性に…という場合もあります。

人の痛みが分かる方が多いのですが、人情に流され過ぎるのも注意が必要ですね…。

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変化(天が変われば地が化ける)

2022年09月23日 | 四柱・その他
干支は十干と十二支の組合せでできています。
例えば、今年(2022年)の干支は壬寅ですね…
東洋思想では、天の十干、地の十二支とも言い、
天は無形ですので人間の心の様なもので、
地は有形ですので人間の体の様なものとも考えることができると思います。
心と体、どちらも重要ですね…。
そして、それらは 互いに影響し合っています。
そこで、皆様に質問です…
心が体をコントロールしていますか…?
それとも、体が心をコントロールしていますか…?
どちらでしょうか…?
これは、とても大切な問題だと思います。
また、家庭においては、天が夫で地が妻の様なものとも言えます。
男は天ですので肩幅が広く、女は地ですので腰幅が広くなっています。
そして、夫という漢字は、天が突き抜けた文字です。
故に、どんな夫(男)も天(俺が一番)という様な気持ちを持っています。
男女は平等ですが、天と地の関係なので役目が違うのですね…。
夫だけでも子供は作れませんし、妻だけでも難しいのですね…。
天地が一つになってはじめて子供を得る事ができるのですね…。
夫婦が一つになる…運勢を呼び込む一番のポイントだと思います。
子供にとっては、それが一番の安らぎだと思います。

今の時代は、自然界の原則がわからなくなり、その結果として家庭が崩壊する時代に入ります。
崩壊するどころか、家庭を持たない方も沢山おられます…

さて、五行には五色が配当されています。
五行(季節)色
木(春) :青…天では青(緑)なのでしょうが、地表では雪が溶けて黒い大地が顔を出します。
火(夏) :赤…天では赤なのでしょうが、地表は草木の緑で青々としています。
土(土用):黄…季節の変り目ですね・
金(秋) :白…天では白なのでしょうが、地表は紅葉で真っ赤に染まっています。
水(冬) :黒…天では黒なのでしょうが、地表は雪で真っ白です。
この様に、天と地では時間差があるのですね…。
天が変わると、少し時間が経ってから地が化けるのですね…
これを「変化」というのだそうです…。

確かに私達も、心が変わると現実世界の行動が変わってきますね…。
目に見えない「裏」の世界を読み取るのが「占い」とも言えます。
天気予報も天気図を読み解いて判断しますが、
四柱推命という占いも、命式本体と行運の五行を読み解いて判断するのですね…
しかし、判断する場合に、宇宙(自然界)の正しい法則を知らないとミスリードする場合もあるかも知れませんね…

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逆なタイプ(子供っぽい星と大人っぽい星)

2022年09月13日 | 四柱・その他


上図の命式を見て、この様に考えることも…。
上図の命式は、共に日柱は甲寅で同じです。
しかし、向かって左側の命式は、天干の並びも五行図の星(●)の配置も、比肩➡食神➡財星と気が流れる命式です。
そして、金・水の官星と印星に星が不及。
右側の命式は、日柱は同じですが、命式本体の天干の並びは正官と印星の並びで、五行の星(●)も金の官星➡水の印星、そして、木の比肩へと気が流れます。
また、火の食傷と土の財星に星(●)が弱いのが特徴です。

日柱同士は同じでも、比肩➡食傷➡財星と冬から春、そして夏へと気が流れるのと、官星➡印星➡比肩と、夏から秋、そして冬へと気が流れるのは逆ですね…。

比肩は、我(自我)を表す星で、食傷は多感な思春期のの様な星、そして、財星は30代〜40代の家庭を守る大人(女性)の様な星で、官星は50代〜60代の、社会に責任を持つ大人の星とも言えます。そして、最後の印星は、熟した老年の様な星とも言えるでしょう…
その様に考えると…
左側の命式は、自我の周りをチョコレートでコーティングした、感覚的な少年の様な命式とも言えます。
若い星ですので、何かを生み出す星で自営業の方も多いかも知れません…。

右側の命式は、責任感や社会性を持ち、物事をよく考えて行動する大人の星とも言えます。
組織の中で活躍されている方も多い様で、知的な好奇心が旺盛です。

同じ両親から生まれ、同じ様な環境で育ったとしても、性格や行動様式が変わって来ると思います。
お子さんをお持ちの方なら分かると思います…

確かに、育つ環境はとても大切だと思います。
植物でも、肥えた土地に適度な水分と陽の光が必要ですが…

オギャーと生まれた瞬間にその人の魂(命式=遺伝子)が決まってしまう様な感じがします。
リンゴで生まれたら、暖かい環境で育ったらミカンになるか…
その様なことはありません。
ミカンで生まれたら暖かい環境は嬉しいですが、寒い環境で育てたらリンゴになることもありません…

それと同じように、人は、生まれながらにタイプ(個性)があるのですね…
そして、運勢の春夏秋冬は、その命式によって訪れる時期(年齢)が異なります。

運の良い人は、命式本体の星(変通星)の並びが良く、且つ お金が必要な時に財運が巡っており、
社会的な地位を得られやすい年齢の時に、良い社会運が巡っている場合が多いものです。

その様に考えると、自分がどの様な運をもって、この世に生まれたのか…?
そして、その運がいつ巡って来るのかを確りと知るという事はとても大切だと思います。

また、その前に、宇宙(自然界)の法則を確りと知ることがポイントだと思います。

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五行のバランスに偏りがある命式。

2022年09月10日 | 四柱・その他
知り合いの婦人がこの様なことを言っていました。
私の孫(男の子)は学校で発達障害だと言われたとのこと。(発達障害について
しかし、集中力があり、国語は苦手だが数学はとても良く出来るとのこと。
そこで、その子の命式を見てみると…
比肩(自星)に星が固まり、天干の並びは傷官と偏印…十二運も建禄・帝旺と旺相運で、五行に財星が不及の命式でした…。
旺相した比肩があると集中力はあり、天干の並びや財星不及から理系の命式ということはわかります。なるほど〜と思いました。
そこでネットを検索してみるとこんなことが書いてありました。

発達障害と聞くと一生持ち続け生きづらさを感じながら生活をしているため、つらい思いをしている人が多いというイメージがありますが、
実は特徴的な感性を発揮して芸能界・スポーツ界など多方面で活躍している有名人もたくさんいるとのこと。
〇発達障害だったとされる偉人
・坂本竜馬(ADHD)
・織田信長(アスペルガー)
・レオナルド・ダヴィンチ(アスペルガー)
・トーマス・エジソン(ADHD)
・アルバート・アインシュタイン(アスペルガー)
・モーツアルト(ADHD)
アインシュタインの命式は以前ブログにも書きましたが、確かに普通の人の命式ではありませんでした。
また、一般的な教育機関もカウンセラーや、ほとんどの専門家は、発達障害について、プラス面をあまり意識していない傾向があるらしい。
故に、周囲が発達障害のマイナス面ばかりに目を向けてしまうと、発達障害の方の持つ才能が評価されなくなってしまう場合もあるとのこと。(参考記事 BRAIN CLINIC)
発達障害には…ADHD・アスペルガー・LD 等があるそうですが、発達障害と言われる有名人の中で成功したと特徴としては、とにかく好きなものを突き詰めたところがポイントの様です。

確かに、バランスの悪い偏った命式の方は、その星の良い面を引き出すのが成功のポイントだと思います。参考ブログ8/26「何にフォーカスするか」。
偏った命式は、その命式の良さを引き出せれば良いのだと思います。

参考までに、ネットではASDの症状の特徴は…
・集団で何かをするのが苦手。
・コミュニケーションがうまく取れない。
・特定なものに強いこだわりがある。
という様な事が書いてありました。
四柱推命では…
命式が偏っていて、五行のバランスが悪い場合や冲刑があり、
心に負(-)のものが残っている場合に、命式の悪さが出やすいという傾向があると思います。
自分の命式を知って、それを活かすと良いと思います。

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年 月 の星の並び。

2022年09月02日 | 四柱・その他


上図は、年上と月上の変通星(天干)の並びを表したものです。
左の方の図は、月上の正財と年上の比肩との並び…
右の方の図は、月上の偏財と年上の比肩との並び…
生れた時間によっても変わりますが、今回は年月のみにしました。

財星(正財・偏財)は優しさや家庭性や情や財産。また六親では父親、妻(女)という意味もあります。
また、比肩には、自我、分離、孤独という意味もあり、通常 財星を剋す星(変通星)と言われています。
簡単に言いますと、財星と比肩星(敗財・劫財も含む)の並びとは、相反する意味を持った星が並んでいるという事なんですね…
この様な星の並びの場合…
・優しさ(暖かさ)と冷たさが同居している命式。
・家庭と家庭を流す星。
・お金とお金を流す星。
・妻と妻を剋す星(男命の場合)。
・父と父を剋す星。
という様な意味もあります。
人間の心を覗くと、相反する矛盾した心がありますが、
表(おもて)を表す天干にこの様な星が並ぶということは、これらが表面化する要素があるとも見る事ができます。
もちろん、何時表面化しやすいかは、大運や出会う相手によっても異なりますが、
通常は、月上の中心星である財星を強く剋する比肩・劫財(敗財)の行運が来た時に生じやすいと言われています。
また、この様な星を持つ方は、小さい頃に複雑な気持ちを味わいながら育つ場合も多いものです。
そして、その様な環境を与えられる場合も多いものです。

時上に、財星と比肩の通関神(仲を取り持つ)の食傷(特に食神)が出ていたり、
比肩を抑える官星が出ていると命式は善化しやすいと言われています。
また、地支にそれらの星が多めに出るのも良いと思います。
小さい頃の家庭環境はとても重要ですね…。
夫婦仲良く、親子仲良くが一番大切だとつくづく思います。

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新栄堂


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