新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

命名と五行

2021年02月11日 | 命名


私の友人の娘さんに男の子が生まれました。
友人にとっては初めてのお孫さんでした。

今は便利ですね…ネットで「命名・赤ちゃんの名前」と検索しますと沢山の名前と姓名判断で出した画数の吉凶が出てきました。
通常、赤ちゃんの名前を付ける場合、姓名判断の字画の吉凶を重要視される方が多いと思います。
人格・地格・総格・外格 等の画数の吉凶を中心に名前を付ける方も多いと思います。
確かに字画の吉凶もあると思いますが、漢字の意味もとても重要だと思います。

上図は、2021年2月10日、午後8時生まれの男の子の命式です(友人の初孫)。
彼の命式は…
日干:己で、天干の並びは、月上の傷官を中心とした食神と正官の並びの命式。
土の日干ですので、金の傷官(刃物)が金尅木と時上の木の正官を強く剋します。

「傷官十式では、土日干の傷官は、官去って吉」…庚(斧)の傷官で、甲(大木)の正官を切り倒してしまう傾向があるのですね…。

この場合、金の傷官と木の正官の間に入って良い作用(通関神)をするのが、水の「財星」となります。
そして、その次に必要なのが、木の正官の気を抜きながら、金の傷官を抑える火の「印星」という訳ですね…
五行で言えば、この命式にとって、一番必要なのが水の財星で、二番目に必要なのが火の印綬だと思います。

その様に考えると、五行の「水」が必要であり、水に縁がある漢字を使うと良いことがわかります。
水ですから…
サンズイとか、水に縁がある漢字を使う。
また、水には「智」という意味もあるので、その様な意味を持つ漢字も良いと思います。
その様な、漢字を使いながら、人格・地格・総格・外格 等の画数や陰陽(偶数・奇数)の配列が良くなる名前…
そして、呼びやすく、漢字の意味が良いものがベストだと思います。

※ 生年月日と生まれた時間で五行を出し、その命式に必要な五行の漢字を用いるのが良いと思います…。
クリックしてね
オンライン講座
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命名について。

2012年12月07日 | 命名
命名の仕方のいくつか…(命名の例)。

上図は、2012年12月7日am8:00生れの女性の命式です。
命名には幾つかの方法がありますが、以下の様な付け方もあります。

① まず、お子様の生れた生年月日と時間からお子様の命式を作成する。
上記は女児の命式ですが、五行の火(財星)の星が弱い。
財星は、優しさや家庭性や財産を表す星です。ですから、女性の命式にとって財星は必要な星です。
この命式に火(財星)があれば、気の流れは比肩→食神→財星と良くなる。

② それでは、火(財星)のエネルギーを増やすにはどうしたら良いでしょうか?
火には明るい、暖かい等の意味があります。…火が欲しい場合は火の意味合いがある漢字を使うのも良いですね。
例えば、明子・晃子・温子なども火に縁がある漢字といえます。
それで今回の例代は晃子にしました。(晃には日の光が明るいという意味があります)。

③ 次に『山本 晃子』という名前を姓名判断で見て見ます。
漢字の字画で見ますと…
総画=21画、人格=15画、地格=13画、外格=6格、社会運=18画、家庭運=18画です。
この中で、特に重要なのは、人各、総格、地格、そして外格です。
総画数の21画は女性にはやや強い画数ですが、他の人格・地格・外格の15・13・6数は良い画数です。

④ 次に氏名の陰陽を観ます。奇数は○、偶数は●で現しています。陰陽のバランスが良いのが吉です。
特に姓の終わりが奇数○の場合は、名前の初めは偶数●で始まるのが良いですね(又はその逆です)。
氏名全ての画数が奇数○のみとか、偶数●のみというのは良くはありません。

次に、人格・地格・外格・天格の数字の五行を出します(各数次の一位の数字を読みます)。

木:1・2
火:3・4
土:5・6
金:7・8
水:9・0

上図の例題の場合は人格数15(土)、地格数13(火)、外格数6(土)、天格数8(金)となります。
そして、人格の五行を中心に、地格・外格・天格との五行の相生相尅を観ます。
例題の場合は、人格:地格は火生土で吉、人格:外格は土同士で比和、人格:天格は土生金で吉となります。
この例題の名前は『陰陽五行』で見ると良いですね。

⑤ 最後に音にも五行があります。音韻の五行は上図を参照して下さい。四柱の五行の不足のところに星(●)があると良いですね。

また、読みやすく、発音しやすい名前が良いですね。
長男には次男の様な名前は付けない方が良いと思います。

いかがでしたか?
この様な名前のつけ方もあります。

新栄堂

クリックしてね
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

姓名判断

2009年03月20日 | 命名
別名「姓名学」、又は「姓名術」ともいいます。また、中国では「名相」ともいい、五術の中では相・相学に相当します。
 「姓名判断」は人の姓名(名前)によって、その人の性格や運勢を判断する占術の一種で、日本では主に字画による判断が中心となっています。もとは他の占術と同様に中国から伝来したもので、日本の姓名に応じて独自に発展してきました。また、人の名前だけではなく、会社名や商品名のネーミングの研究までありますが、そこまで含めると、名前による性格や運勢の判断という占術的な意味を越えているので、「姓名判断」というよりは「姓名学」といったほうが適切かも知れません。以下に姓名判断の種類を大別してみました。


【姓名判断の種類】

①画数姓名判断
②五行姓名判断
③子平姓名判断
④紫微姓名判断
⑤易卦(河洛)姓名判断
⑥紅星天喜占命学、etc.


【姓名判断の五要素】

①意義
 名前の文字の意味から判断する。

②画数
 名前の字画から判断する。字画の取り方も流派によって違いがあり、新字体を使う場合が一般的ですが、旧字体や中国の字画を使う流派もあります。主に、天格・人格・地格・総格などで判断します。

③五行
 名前を木火土金水の五気五行の配合から判断する。五行の取り方も流派によっていろいろあります。発音、音読み、生年月日等も交えて五行を取る場合等々。

④陰陽
 名前を陰と陽に分かつ。例えば、奇数と偶数など。

⑤天地
 名前の姓を天(上卦)、名を地(下卦)として判断する。


【日本の姓名判断】

 現在、日本で行われている姓名判断は、そのプロトタイプは熊崎健翁による「熊崎式姓名判断」とされています。熊崎健翁は元新聞記者でしたが、子供が亡くなったことをきっかけに姓名判断の研究をし「熊崎式生命学」を発表し、戦前戦後にかけて姓名判断のブームを作った人物です。
 今日、日本では「姓」と「名」によって構成されている名前が当たり前ですが、江戸時代までは一般庶民は「姓」を持つことは許されておらず、1871年(明治3)から一般庶民も「姓」を名乗ることが許され、1879年(明治8)に正式に定められました。ここから、天を意味する「姓」と地を意味する「名」という範疇ができ、それを更に天地人三才という中国の考え方を導入して、今日の日本で行われている姓名判断の基本である、「天格」「人格」「地格」が考案されるようになりました。
 中には上記【姓名判断の種類】の⑥、伊藤邦夫氏による「紅星天喜占命学」のように、姓名判断を紫微斗数的にアレンジした異色の姓名判断法もあります。

  例題)山田太郎

    山3┐
      ├─天格8
    田5┘┐
    …  ├人格9
    太4┐┘
      ├─地格13   総画:21
    郎9┘


【画数の吉凶】

┌─┬───┬───────────────────────┐
│ │吉 凶│        画 数            │
├─┼───┼───────────────────────┤
│◎│大吉数│16、23、32                  │
├─┼───┼───────────────────────┤
│○│吉数 │1、3、5、6、8、11、13、15、18、 │
│ │   │21、24、25、29、31、33、37、39│
│ │   │41、45、47、48、51、52      │
├─┼───┼───────────────────────┤
│◇│半吉数│7、17、27、30、34、35、36、38、│
│ │   │40、42、43、44、49、53      │
├─┼───┼───────────────────────┤
│●│凶数 │2、4、9、10、12、14、19、20、22│
│ │   │26、28、46、50、54、55      │
└─┴───┴───────────────────────┘


【五十音の五行】

┌──┬──┬─────────────────┐
│五音│五行│    五 十 音        │
├──┼──┼─────────────────┤
│牙音│木性│カ行:か、き、く、け、こ     │
├──┼──┼─────────────────┤
│舌音│火性│タ行:た、ち、つ、て、と     │
│  │  │ナ行:な、に、ぬ、ね、の     │
│  │  │ラ行:ら、り、る、れ、ろ     │
├──┼──┼─────────────────┤
│喉音│土性│ア行:あ、い、う、え、お     │
│  │  │ヤ行:や、ゆ、よ ワ行:わ、を、ん│
├──┼──┼─────────────────┤
│歯音│金性│サ行:さ、し、す、せ、そ     │
├──┼──┼─────────────────┤
│唇音│水性│ハ行:は、ひ、ふ、へ、ほ     │
│  │  │マ行:ま、み、む、め、も     │
└──┴──┴─────────────────┘
( 参考:『究極の発音式姓名判断』河本靜一朗著 )


●「姓名」と運勢との関係について

 「姓名判断」を否定する意見を持つ人々も多くいます。それは、生年月日によって判断する四柱推命などに対して、「名前」というのは人為的に決められたものであるためです。同姓同名の人であれば、同じ性格や運勢となるのか?という疑問が出されます。例えば、子供に「石原裕次郎」と命名したら、国民的俳優であった故・石原裕次郎のようになれるのか?といえば、大概の人は否と答えるでしょう。
 まず、ここには「姓名」によって全てを判断することの限界が示されています。また、命名時に何も画数等を考えずに自然に付けた名前こそが、その人の見えざる性格や運勢等を表すものとなりえるとは言えますが、人為的に吉画で付けられた名前が、本来その人が持っている性格や運勢をそのまま表すかは、疑問の余地が残るところです。譬えで言えば、見えざる心の表情が見える顔の表情となって現われるのが自然ですが、人為的(姓名判断的)に名前を付けるということは、お面を被るようなもので、必ずしも、その人の見えざる性格や運勢を表出しているとは限りません。
 以前、鑑定に訪れた或るご婦人が、短命(30代)で亡くなった息子さんの姓名判断の鑑定書を、見せて下さいました。確かに吉数ばかりの良い名前であると、その鑑定書を作った姓名判断の先生は書いていましたが、四柱推命学で見ると四柱本体、大運流年が最悪の時期にその息子さんは亡くなっていました。
 この例でも分かるように、「姓名」自体が人為的である以上、「姓名判断」にも限界があるとは言えますが、「姓名判断」がよく当たっているケースも多く見受けられますので、四柱推命学などに対しては副次的な占術であると言えます。再言すれば、何も考えずに自然に付けた名前の画数等を判断すれば、或る程度の確率で、その人の持って生れた性格や運勢、宿命等を判断することが出来るが、逆は真ならずというべきでしょう。
 最近は、改名や、ペンネームやカルトネームによる開運を説く書物なども多く出版されていますが、悪い名前よりはやはり、画数や陰陽、五行のバランスの良い名前の方が良いでしょう。


クリックしてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四柱から見た名前の付け方

2009年03月09日 | 命名
子供が生まれたら、我が子に良い名前を付けたいのが親の心です。
推命学では、子供が生まれたら、生まれた年月日刻からその子の運勢や特質を割り出し、その運勢を良くする様な五行の漢字を用いて名前を付けます。
例えば、生年月日を見て、五行(木火土金水)に火が無ければ?→その子が女の子であるならば、温子(あつこ)等の漢字を使うのも非常に効果的です。
温子(あたたかい子)は五行では火やお湯に相当するからです。
最近の風潮として、漢字の画数のみで名前を付けるのは、陰陽五行という東洋哲学の考えからすると片手落ちの考えも致します。
①まず、生まれた誕生日から子供の運勢や特質を割り出す。
②次にその子の五行に必要な五行の漢字を使う。
③次に陰陽五行のバランスを考えながら漢字の字画を選ぶ。
④最後に名前の読み方(発音)からくる五行を考える。
※以上の順番で名前を付けるのが東洋思想に合った名付けの基本と思います。新栄堂

クリックしてね
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

命名について

2008年07月12日 | 命名
私の知人の女の人に赤ちゃんが生れた。
子供が生れると親はその子に良い名前をつけようと考える。
最近は姓名判断で主に漢字の字画を見て吉凶を判断して、やれその画数は良くないとか良いとか言いますが、四柱推命を行っている我々から考えると、まず最初に生れた子供の生年月日と時間(四柱推命で)からその子の持って生れた先天的特性を割り出し、その特性を補完する漢字(漢字の意味合い)等を用いて名前を決定する。
上記の女性の子供(男の子)の場合には、四柱的には【財官双美の命】と言いまして、お金と地位に恵まれるという命式ですが、なにせ財官が多すぎて財殺の命にもなりやすい命式でした。この様な命式には印星の意味を持つ漢字を付けますと、財・官・印 三宝の命となり、印星が比肩星を生みますので、命式にバランスが出てまいります。そしてこの子の命式では印星の五行が金でしたので、金を意味する漢字には、義とか剛とかいう漢字があるので、その文字を使った名前を付ける…という具合にすると、五行的には最高に良い名前となります。
陰陽五行のことに関しては、下記HPをご覧下さい。
http://www.sineido.com/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする