新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

六親論(りくしんろん)

2012年12月30日 | 六親(肉親関係)
六親とは…最も身近な六種の親族。父・母・兄・弟・妻・子。またそれらや親族全体を指して用いる(りくしん)

■人は人間という様に一人で生きているものではありません。一人の男性を見ても、その人は、「誰かの息子」であり、「誰かの兄弟」であり、「誰かの夫」であり、「誰かの父」であります。ですから、六親関係の良い命式は吉福の命となります。また、そうでない命式は孤独で寂しい人生となりやすいものです。そして、人に恵まれる人は、運にも恵まれる場合が多いです。

■六親の見方には…

① 変通星による六親の見方(以前にも書きましたが…)。

・比肩…自分、兄弟姉妹、同僚、友人。
・劫財・敗財…兄弟姉妹・義理の兄弟姉妹。同僚・友人・ライバル。

・食神…女命では子女(女児とする場合もあるが?)
・傷官…女命では子女(男児とする場合もあるが?)

・偏財…父親、男命では愛人・妾、内縁の妻。
・正財…男命では正妻、父親と見る場合もある。父の兄弟?

・偏官…女命では偏夫、内縁の夫。男命では子女、部下。
・正官…女命では正夫。男命では子女、部下。

・偏印…義理の母、継母。母の兄弟?
・印綬…実母、目上の人。母親と同年代の女性、援助者。


② 柱毎の六親的見方(四柱の天干・地支から見た六親)

・日干…自分自身(我)。
・日支…配偶者(夫/妻)
・月干…父、兄弟姉妹。
・月支…母
・年干…祖父、先祖。
・年支…祖母、先祖。
・時干…第一子?。(子女)
・時支…第二子?。(子女)


③ 雑学

・長男や長女の人の命式には比肩や食傷が多い。また、その方が長男・長女っぽい。
・年上:傷官…武家や職人(刃物)の家系に多い。
 傷官が悪く働いている場合は殺傷因念も?
(旺相した傷官、帝旺 羊刃や沐浴の付く傷官。年上:傷官で、五行に傷官太過。
 傷官と偏官の強い剋。刑冲が付く場合)
・男命で傷官とが強く尅し合う場合は、子供に問題が起こる場合もある。
・女命で傷官が強く出て、官星を尅す場合は夫運に注意が必要。
・身弱の命式で傷官太過で財星が無い場合は、中年からセックスレスの傾向も…?
・時柱に食神 沐浴は男の子よりも女の子の方が助けになる場合が多い。
・女命で倒食している場合は子供の事で注意。

・年上に正財がある人は家柄の良い人が多い。
・女命で月上に確りした財が旺相してい場合、ファザコンの傾向もある。
・男命で五行に財星が無い命式は女の気持ちが解りにくい。
・多財身弱の男性は男女問題に注意が必要。
・多財身弱の女性は扶養の義務が生じやすい(長男の嫁に良い)。
・月上に偏財を持つ男性は、女の心がわかりやすい。
・一流ホストは月上に偏財がある。
・命式中に偏財がり、その十二運に沐浴や養が付く場合は、女が好き?
・干支合で財に(△)が出ると、相続や思わぬ財が入る傾向がある。
・偏財が比肩から強く尅されている命式は父親との縁が薄い場合がある。
・男命で財星 墓の大運の時は妻のことに注意。
・財星の無い女性は夫に従い難い。

・年上に偏官がある命式は武家の背景を持つ場合が多い。
・女命で四柱に官星を重ねる命式は、離婚再婚型の人が多い。
・男命で偏官太過の場合は、社会から迫害を受ける場合が多い。
・女命で官星が無い場合は、男の気持ちが解り難い傾向がある。
・男命で官星が無い場合は、男の子の縁が薄い傾向が生じるる。
・年上に 旺相した正官がある場合は家柄が良い。
・官星が多いと、家庭よりも仕事に意識を持つ。
・月上に偏官を持つ女性は男の代わりに仕事をしやすい。


・印星太過の男の場合は、女系に生まれた男が多い。
・末っ子の命式には印星が多い、そして甘えん坊で依存型になる。
・男命で印綬太過や、月支が帝旺の場合にはマザコンの傾向が出て来る。
・印星太過の女性は考え過ぎて結婚が遅くなる傾向がある。
・印星太過の女性は口うるさから子供を駄目に嫌われる傾向がある。
・年上印星(偏印)の場合はインテリの背景を持ち、宗教関係や教育関係に興味を持つ。


・命式中の十二運に胎・養がある人は、養子の背景を持つ人が多い。
 また、日支 帝旺も養子に行って成功する暗示あり。
・四柱に沐浴が並ぶと命式は、前向きだが人生が荒れる傾向がある。
・日支に胎がある場合は甘えん坊で、独立までに手間がかかる場合が多い。
・時支に胎がある場合は子供から脛をかじられる傾向がある。
・偏官 養を持つホステスは、男を養う場合もある。
・偏官 胎を持つホステスは、男の脛をかじるのが上手い。
・命式中に墓が多い場合は古いものに興味を持ち、神社仏閣巡りも好き。

※上記の内容は部分的なものですので、実際の鑑定には、命式全体や行運との関係を総合的に判断する必要があります。
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六親について(肉親関係)・・・1

2012年09月07日 | 六親(肉親関係)
■ 今回は六親について書きます(男命の場合)…今回は画像を追加し、文章もいくつか追加しました。

● 日干:甲の男性を例題にして説明します。

・自分を産むのは母親です。甲(陽木)を生ずるのは癸(陰水)です。甲から癸を見ると印綬になります。印綬は実母を表し、甲癸の関係は陽陰で引合います。また、甲から壬を見ると、偏印となります。偏印には義母という意味があります。甲壬の関係は陽陽で一つになりきれないところもあるからです。

・甲から甲を見ると比肩になります。自分と全く同じものです。ですから比肩は兄弟を意味します。また、甲から乙を見ると敗財(劫財)となります。これは義兄弟といわれています。大雑把には比肩・劫財(敗財)は同じ五行ですから兄弟の星となります。

・自分が甲の場合、自分が愛する(剋す:影響を与える)ものが己です。この関係は陽陰の関係ですので、引合います。甲から己を見ると正財(妻)、そして己から甲を見ると正官(夫)となります。この関係は干合といって夫婦の関係を表します。ですから入籍できる関係といえます。

日干:甲の男性から、日干:己の女性を見ると正財(正妻)の関係になります。
しかし、日干:甲の男性から日干:戊の女性を見ると偏財となります。己の様に干合にはなりません。陽陽の関係ですから、一つになれない(入籍できない)要素もあります。ですから、偏財のことを妾という場合もあるのです。男性の命式で偏財が多い方は女性には注意となります。

・男の場合、自分の妻(女)が産んだものが子供となります。男性から見て、財星が(妻:女)となりますので、財星から生ずる官星(正官・偏官)が子供運となります(特に男の子)。日干:甲の男性の場合は庚・辛(官星)が子供ですね。良い官星を持った男性は良い男の子(跡継ぎ)に恵まれる運を持っています。

・日干:甲の男性の場合、母親は癸(印綬)となります。それでは、その母親(癸)に影響を与え、主管する立場にあるのが戊(偏財)です。ですから、財星(特に偏財)には父親という意味もあるのです。


※ 男命から見た六親の要点を簡単にまとめます。

・比劫…兄弟姉妹を意味する。

・財星…妻や女、父親(偏財)を意味する。

・官星…子供運(跡継ぎ運)を意味します。

・印星…母親運を意味します。


●次に日干:己の女性を中心に説明します。

・己の女性から見ますと、甲は正官となります。正官には、夫という意味があり、己と甲は干合(入籍)します。また、己の女性から乙を見ると、偏官となります。この関係は陰・陰の関係なので、干合ではありません。そして偏官には男(情夫)という意味が出てきます。ホステス等で活躍している女性には偏官を持つ女性が多いのもそのせいでしょう。

・己(土)から生じるのは金(庚・辛)です。己から見て、庚は傷官、そして辛は食神です。女性は自分自身で子供を産むので、土生金…食神・傷官の事を女命では子供の星といいます。また、子供や赤ちゃんを守るのは家庭や胎盤です。財星(正財・偏財)は家庭の星で、物語を受け留める性質があります。ですから、確りした食傷と財星を持つ女性は子供運が強くなります。

・己(土)から見て、自分(土)を生ずる(産む)のは火(丙・丁)です。己から見て丙は印綬になり、陰陽の関係になるので引き合います。ですから印綬を実母と捉えます。また陰陰(陽陽)の関係になるのは偏印です。陰陰(陽陽)は反発しますので、偏印は義母となります。

・また、丙(火)を抑えるのは癸(水)です。己から見て癸は偏財となります。ですから偏財を父親と捉えます。


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六親について(肉親関係)・・・2

2011年10月27日 | 六親(肉親関係)
■ 先回に引続き六親について書きます(女命の場合)

●先回が日干:甲の男性を例題に説明しましたので、今回は日干:己の女性を例題に説明致します。

・自分を産むのは母親です。日干:己の女性の場合は火が土を生ずるので、丙が印綬となり実母です。そして丁の場合は、偏印となります(義母という意味もあります)。…男命の場合と原理は一緒。

・日干:己から己を見ると比肩になります。また、戊なら劫財ですね。比劫は兄弟姉妹ですね(同じ五行)。これは、男命の場合と一緒です。

・日干:己の女性の場合、己(自分)から生まれるのが子供です。己(土)から生ずる(生まれる)のが庚辛(金)です。己から庚を見れば傷官、そして辛を見れば食神となります。ですから女命では食傷が子供となります。…これは男命とは異なります。

・日干:己の場合、母親(印綬)は丙となります。母親(丙)を主管(剋す)するのが、父親です。母親が丙(火)の場合は、丙を主管(剋す)するのは癸(水)となります。丙と癸の関係は陽陰の関係ですので、有情の剋の関係となります。己(自分)からみて癸は偏財となりますので、偏財は父親となります。…男命の場合も一緒ですね。

・日干:己(土)の女性から見て、自分を主管(影響を与える:剋)するのは甲(木)です。己甲の関係は、陰陽の関係で有情の剋の関係です。そして干合になります。己の女性から甲を見ると正官、そして甲の男性から己を見ると正財となります。これは夫婦の関係ですので、干合となります。正官には籍が入る夫という意味があります。また。日干:己の女性から見て、乙は偏官ととなります。己乙の関係は陰陰の関係ですので、無情の剋の関係です。陰陰ですので入籍はできません。ですから偏官のことを情夫と呼ぶ場合もあります。女命の場合は官星は男になりますね。…男命の場合とは異なります。

※ 女命から見た六親の要点を簡単にまとめます。

・比劫…兄弟姉妹を意味する。

・食傷…子供を意味する。

・財星…父親を意味する。

・官星…夫や男を意味する。

・印星…母親を意味する。

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命式における肉親関係(六親)

2011年03月20日 | 六親(肉親関係)
■六親=自分を中心にした家族構成

比肩・敗財・(劫財)⇒兄弟姉妹
食紳・傷官⇒女命の場合は…子供
正財⇒男命の場合…妻
偏財⇒父、男命の場合は妾。
正官⇒男命の場合…子供。女命の場合…夫
偏官⇒男命の場合…子供。女命の場合…愛人
印綬⇒実母。
偏印⇒継母、義母。

(例)・男命⇒月上:正財-長生…良き妻を持つ。
   ・女命⇒月上:正官-長生…良い夫と結婚する。
    (月上:正官は仕事の出きる女なので、夫は見下される場合もある。)
   ・女命⇒四柱に食傷星-長生…良い子に恵まれる。
   ※ 命式に肉親を表す星が出ていない場合…各柱を読む。

☆生年をして…祖父母と見る。父母、生まれ故郷、先祖、家柄と見る。

(例)正財-冠帯は祖父母が発展して今の財を作ったと見る(旺相した正財)。

○(年柱の比肩、劫財、敗財星)…祖父母または父母の運が弱く、金銭的な苦労も多く、次ぎの世代に財産を残すことが出来ない人であった傾向があります。また投資、道楽などで財産を無くしてしまった人の可能性があります。

○(年柱の傷官星・食紳星)…傷官星は官星を傷付ける為に、父子相克の星と言われ、父親と意見の対立を起こしやすくなります。印星が四柱に有るか、五行に印が三個以上あるならば、印星は傷官星を抑える為に問題は有りませんが、比肩星が強い場合は、比肩星より傷官星を生じるので良くありません。

・食紳星が年柱にある場合は祖父母両親が良い家柄であったり商売をしていたりして、本人もその恩恵を受けやすいと言われています。

○(年柱の正財星・偏財星)…特に偏財の場合は先祖に商売的な背景があり、月柱、時柱に財星を生じる食紳星、傷官星が無い場合は財を継承する運は弱くなります。
・正財の場合は先祖は品の良い家柄の多い様です。
・年柱の財は祖父母、または両親の財ですが、自分の四柱がが良くなければ、折角受け継いだ財をなくしてしまう場合もあります。また地支星が旺相している場合は良いが、死、墓、絶など休囚しているならば、親自体の財力も大したものではありません。

○(年柱の正官星・偏官星)…正官の場合は、祖父母、または両親は格式を持ったしっかりした家柄で、その上、地支が旺相している場合は、名のある家であったと言えます。月柱上、または時柱上に傷官星が有る場合は、官星を剋してしまう関係から、不満、不遇、逆境を歩かなければならない場合も有ります。
・偏官星の場合は、他柱に印星が旺相している場合は正官星の場合と同じで、格式が高いと見ます。一般的には年上に偏官がある場合は、武家の背景ともいえます。

○(年柱の印綬星・偏印星)…官星と同じく、その祖父母、又は両親は、インテリ階級の背景があると見ます。中には大学教授、医者などで名の出た方が居る場合もあります。印星は旺相していなければなりません。倒食になる場合は、中途で挫折したと見ます。


☆生月をして…両親、兄弟の星と見る。

(例)偏財の建禄…父親は立派な財産家。また兄弟と見る場合も有る。
  ・比肩-絶…兄弟縁に薄く、生死別し、力にならない。

・月柱上の星は、四柱の中で天干星の主体と考えるポイントの星です。年齢でいうならば30歳~50歳代で、社会的にも一番の活躍の時期を表します。

○(月柱の比肩星・劫財星・敗財星)…三星共ほとんど同じ働きの星です。
兄弟姉妹が少ないか、何人居ても頼りにならない兄弟とか、又両親に早く先立たれるか、家庭が複雑な人が多く、地支星が建禄、帝旺の様に旺相する場合、返って凶命になる事が多いのです。他柱、または五行に財星・官星・印星が有るならば、運の乱れを押さえる事が出来ます。


☆生日をして…配偶者とみる(日支のこと)
(例)財星 良き妻に恵まれる(男命)…しかし地支星が弱いとあまり勢いが無いと見る。
   官星 良き夫に恵まれる(女命)…地支星が旺相が良い。
   印星 偏印は夫は怠け者である。また本人は知的な人を求めやすい。(女命)
   比肩 互いに自己主張が強い傾向がある。
   食神 愛嬌のある妻に恵まれる(男命)


☆生時をして…子供と見る。
(例)正官-建禄は働き者の男の子が出来てそれに養われると言う意味。
   食紳-冠帯(女命)老後になって子供にちゃんと面倒を見てもらえる。
   比肩-絶 が出たら老後を考えるほうが良い(晩年孤独)…経済的に貧しい情けない晩年の可能性もある。

・時柱の天干星は老後の生活環境や子供との関係。また、時柱は生命力をも表します。

○時柱の比肩星、劫財星、敗財星)…子供がいないか、有っても頼りにならず、親の面倒を見られない事が多いです。敗財星が最も悪く、次ぎに劫財星、比肩星と続きます。返って地支星が帝旺などと強く旺相する場合は注意が必要です。五行大過の場合も良く有りません。しかし比肩を強く剋する官星が他柱に有るか、五行に官星がある場合は中和し、問題を押さえます。

○(時柱の傷官星、食紳星)
・生時の傷官星は地支星の旺相を嫌います。傷官星が旺相すれば、運命も早く発展し、早く終わると言われています。
・生時の食紳星は子供も世に発展し、親孝行で老後いつまでも面倒を見て貰える。

○(時柱の印綬星・偏印星)…地支星が旺相するのが良い。また五行にはあまり大過しないほうが良い星です。
・旺相すると、老いて必ず子供、孫に囲まれ、幸福な人生を送り、生命も長く、大器をなすと言われる人生を歩く。しかし倒食は×。時柱に印綬星、年柱、月柱に傷官星が並ぶ場合は、特に非生産となる人が多く、思想、芸術、技術には天才的であり、努力する人は練達の士となります。

※ 上記の内容は部分的な傾向性です。実際の鑑定は四柱と五行全体を見て、総合的に判断します。

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六親(りくしん)について(4)

2010年04月26日 | 六親(肉親関係)
■子供の命式
・月柱が比肩・敗財・劫財の子供は、生まれてから3年間は注意が必要(大運の最初が比肩・敗財・劫財が出るので)。…子供が小さい頃は、良い小児科を見つけておく。
・比肩-帝旺(羊刃)や傷官が多い人は、少年時代まで気をつけないと災いが多い(7歳ぐらいまでは、親が意識できるところに置く)・・・怪我や事故。
・子供時代の大運に、冠帯や帝旺などが出るのも注意(若い頃にエネルギーが強いと、本人の運気を使い果たしてしまうとか、親が亡くなる場合もある)。

■女命
・女の子で、食神や正財(偏財)などの星が並んだ場合は、良い妻になる教育だけで充分である。
・多印身弱や、過傷官の人は早く結婚させる方が良い。
・傷官の多い女の子は夫を尅しやすいので、何か特殊な才能をや能力を身に付けされると良い。
・印星の多い女性は、金持ちの処へ嫁がせると良い。あるいは、行動力のある男が良い。
・官の多い人は、家庭的な夫や相性の良い人と結婚させる(社会と結婚と、二刀流になりやすい)。
・偏官の強い女性は、専業主婦は向かない。夫が主夫でも良いかも…?
・日干 建禄の女性は良き妻になる。夫よりもヤリ手になる場合もある。
・敗財と偏印とが並ぶ命式の女性は、人の為に苦労しやすい。
・月上 敗財は縁の下の力持ち。一生多忙で人の為に尽くし、人の為に犠牲になって働く星。
・冲の多くある女性は、尻軽の傾向がある。
・印綬に天徳貴人がついて、地支が長生~建禄の人は、人の為に尽くし生涯喜びが多い。
(印綬の天徳は、天徳でも最高の星)。
・女性にとって、日干 長生、建禄は一番良い。建禄はヤリ手。専業主婦なら衰が良い。
・月上 比肩・劫財は、生家から離れ、海外で発展する(海外に出ると良い。男女とも)。

※ これも部分的な捉え方です。最終的には、四柱と五行全体を見て鑑定する。
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六親(りくしん)について・・・3

2010年04月22日 | 六親(肉親関係)
■兄弟姉妹の星は…比肩・劫財(敗財)
・月上 比肩の人は、財産の争いが多い(比肩が旺相すると)。
・月上 比肩-胎・養・長生の場合は、兄弟の争いは少ないが、帝旺・建禄や、逆に、死・墓・絶が出ていると、兄弟の争いが多くなる(兄弟関係が疎遠、良くない)。

年柱:己   正財
月柱:甲寅 比肩 建禄
日柱:甲申     絶

※ 上記の命式は自分は絶(日柱)、兄弟は建禄(月柱)で、年柱の正財と干合するので、兄弟が財産を取ってしまう傾向がある。

■子供
・男命の場合、子供は官星で見る。五行に官星が無いと、子供(特に男の子)の縁は弱い。
・日干:甲の男性は庚(偏官)が出ると男の子、辛(正官)が出ると女の子の傾向がある?
・女命の場合は、子供は食傷で見る。食傷で、良い財星があれば、子供の運は強い。
・男命で、傷官が強いと、傷官が官星を尅すので、子縁は下る。
・女命で、過傷官の四柱で、行運に官星や傷官の時の出産は注意が必要(障害等おこりやすい)。
・女命で、倒食(偏印が食神を尅すとき)の時の出産も注意が必要。
・生時に吉星が出て、旺相していれば、晩年は子供が自分を助けてくれる。
(例)食神-冠帯、正官-長生 等。
・時柱に比肩-絶・墓、偏官-帝旺等は、歳をとってから、一人で生きていく運となりやすい。
  時柱に偏官が出ると、歳をとっても働くと見る。
・女命で、偏印が強い人や、多印星の人は子供の星(食神)を尅する傾向がある。
 その時は、行運に財星が来た時に子供を作る。

●良い子供を作るには。
・母親の流年の地支が胎~建禄の時に作ると良い。死・墓・絶の時は避ける。
・時柱は晩年(子孫運=子供)を現すので、生時に良い星が出て、旺相(長生・冠帯・建禄)が出ると、良い子が生まれ、子供が面倒をみてくれる。

※ 実際の鑑定は、四柱と五行全体を見て判断することが必要です。

続く・・・ 新栄堂
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六親(りくしん)について(2)

2010年04月20日 | 六親(肉親関係)
■六親の関係は、変通星の相生、相尅や五行の理(状態)により決まる。

(例)
●四柱に印綬と正財が並んだ時はお母さんとお婆さんは仲が悪い(嫁姑の闘いあり)とみる場合もある。…必ずそうなるとは限らない。

・印綬(母親)
・正財(妻 )


●比肩、劫財、敗財(羊刃)が出る(多い)と、妻や父を尅する(財星を尅する)。
・財星には、妻や父親という意味があります。孤独で冷たい性格の男が多い。

●五行に傷官・食神が一杯ある(過傷官)のは、逆に子供が少ない場合もある。(食傷が多くなりすぎると、日干の気を漏らしてしまうので、自分のエネルギーがなくなる)。

●年上 偏印、月上 偏印と、偏印が多いと子供を現す食神が壊されるので、子供ができ難かったり、子供のことで苦労しやすい。行運に財星(特に偏財)が出る時がチャンスの時。

●男命で、干合・支合して財星に△▲が出る方は、妾や恋人を持っている人も多い。

■父…偏財は、父親を現すので、偏財と比肩が並び、比肩を抑えたり、偏財を守る星が無いと、父との関係は薄くなりやすい。

・財とは家庭性を表すので、五行に全く財星が無い場合には、家庭性が乏しい場合が多い。
・多財身弱の女性は、ワンマンな夫に仕えて苦労するという意味がある。(おっとりして反応が鈍い人が多い)。

■母
・印綬(母)は我が身を生ずる星。…母親や身内を表す。
・財星が多いと、母を尅する。(特に正財が多いと)
・印綬が多い…その人の母は再婚した人?
・印綬 長生…慈悲深く、貞淑で、寿命も長い。
・印星大過で、官星が弱いと、器用貧乏の傾向があり、能書き一人前で、親に甘えやすく依存型になる傾向がある。男性はマザコンになりやすく、女性は晩婚になりやすい。

■配偶者
・男命の四柱で、財が死・墓・絶していたら、妻が健康でない場合もある。
・男命で月上 正財は真面目だが、偏財は女を作りやすい。(食神の時期に)
・男命で比肩・劫財・敗財と正財が並ぶ命式は妻に苦労を掛け、妻の運を下げる。
・女命で、月上 敗財-沐浴は離婚率が高い。色難に注意。
・男命で、財星が旺相している命式は、良き妻の助けを受けやすいとみる。
・官星が無くて、比肩星が大過(4個以上)の人は我侭な人が多い。
・正財(妻)が日柱以外と干合すると、妻は浮気をする?(妻自身の命式を見る必要がある)。
・長男の場合には、多財身弱の女性を嫁にもらうと、両親や夫に仕える嫁となる。
・四柱の十二運に胎・養が多いと、養子に縁があると見る。
・女命で、偏財が多くあり、その偏財の十二運に墓などがあると、年齢の離れた年上の男性と結婚する場合もある。

※ これは、あくまでも部分的な見方です。実際の鑑定は四柱や五行全体、そして大運・流年を確りと見て判断致します。

続く・・・
新栄堂

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六親(りくしん)について

2010年04月16日 | 六親(肉親関係)
■六親(りくしん)=自分を中心にした家族構成・・・父・母・兄弟・姉妹・配偶者・子孫等。

●比肩・敗財・劫財               
・男命→兄弟姉妹
・女命→兄弟姉妹  

●食神
・男命→
・女命→子供

●傷官
・男命→
・女命→子供

●偏財 
・男命→妻・妾・父
・女命→父

●正財                
 ・男命→妻・(父)      
 ・女命→(父)        

●偏官
・男命→子供
・女命→夫・(愛人)

●正官    
・男命→子供    
・女命→夫  

●偏印
・男命→継母・義母
・女命→継母・義母 

●印綬
 ・男命→実母
 ・女命→実母

■見方の例
・比肩星の強い子供と、年・月・日が冲になる子供は、親元を離れた方が良い。
・男命で、月上:正財-長生⇒良き妻を持つ。
・女命で、月上:正官⇒良い夫と結婚する。しかし、月上:正官の女性は仕事ができるので、夫は見下される傾向もある。(干合支合で出る官か、隠れた官星が良い)
・四柱に食傷星-長生は、良い子に恵まれやすい。

■生年をして、祖父母と見る。(父母・生まれ故郷・先祖)
(例)
・年上:正財-冠帯⇒祖母が発展したので、現在ある財を作ったと見る。
・年上:比肩が出ると、祖父母が失敗して財産をすり減らしたと見る。(地支が沐浴・死・墓・絶)

■生月をして、両親の星とする(兄弟とも見る)
(例)
・月上:偏財-建禄⇒父親は立派な財産家(また兄弟と見る場合もある)。
・月上:比肩-絶⇒兄弟縁に薄く、生死別し、力にならない。
・月支を母親と見る。月支:帝旺⇒母は強かった。男命の場合はマザコンの傾向あり。または、母が早く亡くなる場合もある。

■生日をして、配偶者と見る。・・・日支のこと。
(例)
・男命で財星⇒良き妻に恵まれる。(地支星が弱いと、あまり勢いが弱いと見る)
・女命で正官⇒良き夫に恵まれる。
・女命で偏印⇒夫は怠け者?
・比肩⇒自己主張が強い同士。
・女命で偏官⇒地支が弱いと働きのない夫?(たとえば絶)

■生時をして、子供と見る。
(例)
・正官-長生⇒自分より良い男の子ができて、それに養われるという意味。
・食神-冠帯⇒老後は、子供にきちんと面倒を見てもらえる(女命)
・比肩-絶⇒晩年は孤独になりやすい。経済的にも貧しいので、準備が必要?
・時柱の十二運が沐浴や休囚していると、男の子の跡継ぎ運は下がる。

※ 最終的な判断は、四柱の星の並びや、五行全体を見て判断します。(上記は、あくまでも 部分的な見方です)
続く…
新栄堂
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