新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

だんご三兄弟(比肩・敗財・劫財)

2023年06月29日 | 四柱・その他


比肩に似ている星で敗財・劫財という星(変通星)があります。
例えば…
日干:甲の人が、他の柱(特に天干)に甲を見れば比肩となり、乙を見れば敗財となります。
また…
日干:乙の人が、他柱に乙を見れば比肩となり、甲を見れば劫財となります。
比肩も敗財も劫財も宝を表す財星を剋す星ですので、あまり良い星とは言えません。

強い比肩を中心星に持つ方は、気一本で竹を割った様な性格の人が多く、人に頼らず自分で背負う方が多い様です。
この比肩の12運が強かったりすると、自我が強くなり、人との関係では、完全にとけあい切れない場合もあります。

比肩と似た様な星が敗財(はいざい)と劫財(ごうざい)ですが、敗財と劫財は、比肩よりも人間関係は上手い様に見えます…。
比肩は、自分で! という気持ちが強くなり、何事も自分で頑張ろうと思って、苦労される方もおられます。
生一本な性格なのでしょうね…

敗財や劫財は、独りでは難しいと思うと、他人の力を上手く使おうと、表面上は人に合わせます。
表面上は、人に合わせても、内面には我欲があるのですね…。
比肩よりも欲が強いので、欲望を満たす為に、相手に上手く合わせることが出来るのかも知れません。
比肩が竹を割った様な性格なら、敗財や劫財は、針金を曲げた様なところもあると思います。

そして、強気に一か八か大胆に仕掛けるのが劫財で、巻き込まれて嫌と言えずに流されやすいのが敗財とも言えます。
簡単に言えば、生一本の比肩、強気の劫財、弱気の敗財とも言えますね…。

ネットワークビジネス等で、人前でプレゼンを大胆に行うのが劫財…。
劫財の人は、風呂敷を広げて、「儲かりそうだ!」と思わせるトークも抜群です。
劫財は派手な星ですので、顔のパーツも派手に出来ていますので、美人の方も多いですね…
〇〇夫人も劫財と傷官とが天干に輝いていました。
年齢を重ねても美しですね…

敗財や偏印を命式の天干に持った女優さん…。
人情的でやや影を持ったところが不思議な魅力になっています。
情に流されるのも、寂しい情を持った人にはたまらないのかも知れません…。

比肩は自我を貫く美しさがありますが、背中合わせでもたれ合うのも良いものです。
それを中和する星があれば良いのですが…

オギャーと生まれたその瞬間、人間は神様の霊の一部をもらってこの世に生まれたのだと思います。
故にお釈迦様は、天上天下唯我独尊と言われたのでしょう…
人は皆、尊い個性(命式)を持ってこの世に生まれます。
それを活かすことが大切なのでしょうね…。

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敗財

2023年06月19日 | 今日の出来事
テレビを付けるとある女優さんのニュースが…
「有名人生まれた時間」で検索すると…
ヒットしました…
彼女の命式は…
日干:壬辰(魁ごう日生まれ)
天干の並びは…
月上の敗財を中心とした偏印と傷官の並び…
十二運も年月日時と長生-養-墓-絶と比較的おとなしい十二運。

女優さんには良い命式ですが、やや線が弱いかも知れません。
人情的で 少し影があるところが、不思議な魅力につながるのだと思います。
美人ですが、精神ストレスには弱い命式ですね…

気になったのは、彼女の行運。
当方の流派では、大運・流年共に敗財が双並び…。

敗財の時期は、何かと流されやすい時、情が欲しくなり人間関係もチグハグして
寂しさの中、流されながら、愛されたいという気持ちに支配される傾向があります。

もともと、四柱本体の中心星が敗財ですので、
その様な要素を持っていたのでしょうが…
それが形になりやすい時期を迎えていたと思えます。

敗財は、正財と言う家庭や妻の座を剋す星、
この様な年回りは、人助け等に従事されて、心の喜びを得ると良いかも知れませんね…。
命式本体に敗財を持たれた方は、人を助ける仕事をされると良いかも知れません。

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比肩 建禄

2023年06月11日 | 四柱・その他
高木流の流れを汲む安田流四柱推命は天干…特に月上の天干星を中心として命式を見るのが特徴です。
月上の天干星(変通星)を中心として、年・時の天干の並びを見ながら五行全体を見る訳ですね…
さて、今回は月上 比肩 建禄について書きたいと思います。

まず、変通星の比肩についてですが…
比肩は分離・独立の星と言われています。
そして、偏財という六親では父親を強く剋す星でもあります。
また、比肩には新しい出発という意味もあります。
一つの段階が終わると新しい出発が始まる訳ですね…。
例えば、お腹の中の生活が終わると 破水してこの世が始まり、
この世が終わると 肉体を脱いで、あの世へ出発する訳です。

また、十二運星の建禄ですが…
建禄は旺相運で、人の一生から見た場合には、一人前になって独立する時期を表します。
故に、成財・独立・統領運等の意味を持ち、才量もある星と言えます。
独立する様な意味があるのですね…

この分離や独立を表す比肩に十二運の建禄が付くと…
独立して独りで生きていくような運気が強くなります。

特に、命式本体の月柱に比肩 建禄が輝いている場合…大運の最初が比肩 建禄となります。
大運の最初は幼少期となります。
本来、幼少期は親の保護下の中で生きるのが常ですが…
この様な命式の場合は、何らかの理由で独りで生きざるを得ない環境を与えられる場合も多い様です。
例えば…
両親が離婚したので…あるいは、父親の調子が悪く等、様々なことも考えられます。

比肩 建禄等の独立・分離の星が強い場合は、ある程度の年齢になったら、故郷を離れて暮らすのも良いかも知れません。
新しい出発の星ですから、何もない処から 歯を食いしばって頑張れる独立運を持っています。
昔の北海道開拓や、ブラジル開拓も苦労が有ったと思いますが、その苦労によって魂が磨かれ味のある人間になると思います。
創業者にも多い星とも言えますね…。

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心の成長と見える景色。

2023年06月04日 | 四柱・その他
陰陽論では男女のことを天地と表す場合もあります。
男性は天ですので肩幅が広く、女性は地ですので腰幅が広く出来ています。
最近は力仕事は少なくなりましたが…
男性は力仕事に適する様に、肩や腕の筋肉が付きやすく出来ています。
そして、女性はお腹の赤ちゃんを守る様に、お尻が大きく出来ています。

四柱推命では、子供を表す星は食傷(特に食神)で、その子供を守る星(変通星)が財星(正財・偏財)と言えます。
故に、女性の命式で、良い食傷(特に食神)と良い財星のある命式の方は、子供や家庭に対する優先順位が高い傾向があります。
その様な命式で、結婚適齢期の20代~30代の大運に良い星(変通星)が巡っていれば、良い配偶者に出会って良い赤ちゃんを授かりやすい傾向があると言えます。
しかし、結婚適齢期の20代~30代初めに、強い分離運の比肩・劫財等が巡っていると、結婚に適した環境が整わない場合もあります。
その様な時は、周りの方(特にご両親)が意識して工夫されると良いと思います。
良い食神と財星は家庭や子供を守る様に出来ているのでしょう…

また、食神を剋すのが偏印、そして食神を守る財星を剋すのが比肩・劫財です。
故に比肩と偏印の二つが輝いていて、食神と財星が強く剋されている命式の場合は、子育てに注意の暗示があります。
運良く、出産や子育ての年代に良い星が出ていれば良いのですが、そうでない場合はお子さんの心を受けとめる育て方をされると良いと思います。

一番のポイントは、夫婦が仲良く尊敬し合うということだと思います。
喜びは夫婦で分かち合うと二倍になり、辛い事は半分になります。
本来、結婚は幸福の為の一番の要素なのですが…
そして、子供を育てることも、本来は喜びなのですが…
その様に思えない場合もあるのですね…

確かに人生は山登りと同じです。
山を登るのは大変ですが、登り切った後にはすばらしい愛の景色を見ることができると思います。

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