新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

抜群の想像力。

2020年01月27日 | 四柱・その他


上図は、ある架空の人の命式です。
この方の命式は…
・日干:丁丑。
・天干の並びは旺相する食神を中心とする、傷官双並びの命式(時柱の傷官は荒れる12運の沐浴)。
・五行を見ると、土の食傷に星(●)が太過・・・6個も固まる。
・水の官星と、木の印星に星が弱い。
当方の流派では典型的な「過傷官」の命式となる。
天干の並びも仮傷官で五行も過傷官の命式。
食傷は人間で例えれば、敏感な思春期の様な星。
思春期はとても感受性が強く、様々なことを敏感に感じてしまう年頃ですね・・・。
食傷は、敏感にキャッチするアンテナの様なもの。
上図の命式の場合は、このアンテナが6個も立っている様なものです。
特に時柱の傷官の12運が沐浴・・・。傷官に沐浴が付くと、鋭い感情が荒れる傾向が出てきます。
中心星は、優しい食神ですし、太過した食傷が優しさを表す財星を生ずるので、通常は優しい性格の方ですが、自星(火)のエネルギーが傷官によって洩れてしまいます。
相性の良い人や良い環境に恵まれれば、素敵な創造性が天から降ってきますので、素晴らしい発想やアイデアを生み出すことができますが、ネガティブな環境を与えられると、鋭いアンテナが負のエネルギーを全て拾ってしまいます。
その結果として、負の想像力が拡大し、精神的に参ってしまうことも多い様です。
この様な特殊な命式は、人との相性や環境がとても大切です。
繊細で愛に敏感な星ですので、この様なお子さんの場合は、心を受け止めて抱きしめて育てることがポイントとなります。多すぎる食傷の気を財星で漏らすと良いかも知れません。

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身体にメスが入りやすい星。

2020年01月25日 | 今日の出来事
変通星は全部で10個(11個)あります。
比劫→食傷→財星→官星→印星の5種類です。
もう少し細かく分類すると、
比肩・劫財(敗財)→食神・傷官→偏財・正財→偏官・正官→偏印・印綬 ですね…。
比肩・劫財(敗財)は自星と五行が同じの比和。
食神・傷官は自星が生じる星で、自分のエネルギーが洩れる星。
財星は、自星が剋す(支配)する星。
官星は、自星が剋される(支配される)星。
印星は、自星を生じる星ですね…
そして、その陰陽配偶・不配偶の関係で、正と偏とに別れます。
この10個(11個)の変通星の中に、傷官(しょうかん)という変通星があります。
傷官(キズのカン)という星で、中々するどい感覚の星でもあります。
人間に例えるなら、ハイティーンの難しい年齢にの様な星で、良く働けば天才的な才能を発揮するが…
悪く働くと、様々な問題が生ずる場合もあると言われる星(変通星)です。
傷官は正官を剋す星ですので、強い傷官があり、その傷官が制御されていない場合は、ガタガタと問題が生ずる場合もあります。
女性なら夫との関係で…
男性なら社会や仕事でのトラブル…
事故や怪我、あるいは身体にメスが入る場合も多いです。
故に命式本体に、強い傷官をお持ちの方は、その傷官の気を抜く確りした財星があると良いですね…
その場合は、傷官は財を生み出す星でもあるので、傷官の良い意味での生財性が出てきます。
また、傷官を抑える星が印綬(印星)ですので、傷官と印綬とが並んでいると、「印綬傷官」の形となって、才能で生きて行く場合もあります。
傷官は鋭い才能の星なんですね…
その傷官の悪さが出ないためには…
傷官に就く12運が弱い(死墓絶)方が、傷官の悪さが出にくいと言われています。
傷官の12運が旺相…特に帝旺(羊刃)・沐浴の場合は、傷官が暴れる場合も多い様です。
特に命式本体の天干星に旺相する12運の傷官が出ている場合…
年上や時上に旺相する傷官が出ている場合は、裸の傷官と言って、刃物(傷官)が鞘から出ている状態とも言われています。
強い傷官が出ていて、その傷官にエネルギーを与える強い比肩があり、傷官の気を抜く財星が剋されている場合等、傷官が悪く働く条件が揃う場合は注意が必要です。
特に、行運(大運・流年)に強い偏官(官星)等が来る場合は、傷官と偏官(官星)との尅が強くなり、ガタガタと様々な現象が生じる場合も多いものです。
偏官や傷官は反応が激しい星(変通星)なんですね…。
人で例えれば、武人が刀を抜いて、敵陣に突っ込んでいくようなものですね…。
また、五行では、「金」の五行(庚辛、申酉、巳酉丑の金局)が固まると傷官的な要素が出てくると言われています。
金は剣・刃物ですので、金が固まる場合も事故や怪我に注意されたら良いと思います。
命式本体に荒れる傷官がある方は、身体や心にメス(キズ)を受けやすい暗示があるかも知れません。

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敗財の大運

2020年01月08日 | 今日の出来事
敗財は比肩に似た星ですが、比肩の要素に「弱気の失敗」という意味が加わります。
敗財の時期は、情的に流されやすくなるのですね…。
比肩の様な生一本の世界ではなく、何となく流されてしまう傾向が出てくるのですね。
内面には身勝手な欲を内在しながら、流されて失敗する場合も多い様です。

「なぜ、私の気持ちが分からないの…」と、情に流されて夫婦関係がギクシャクしたり、人情に流されてお金が出る場合も多いものです。
特に敗財の大運の最後っ屁の時期や、敗財と正財とが並んでいる場合は注意が必要です。

また、命式本体に敗財を持つか方は、人情的で優しく人の痛みが分かる人も多いものです。
敗財→食傷→財星と、気が流れれば、お金を造る運も出てきますが、命式本体に敗財を持つ方は、動機を正して取り組む事がポイントだと思います。
お金が動機の場合は、お金が貯まってくると、お金よりも大切なものを流す場合もあります。

四柱本体に敗財を持つ方は、「ありがとう」と言われる仕事や、ボランティア等に参加して徳を積むと良いかも知れません。
人助け(徳積み)と正しく生きることが、敗財の良い面を引き出すポイントになると思います。

敗財 死…一人ぼっちの様な寂しさに襲われる場合もあります。
敗財 養…誰かの面倒を看ながらお金が流れる場合も…。
敗財 病…中年以降の方は、身体の不調にも注意が必要かも…。
命式にもよりますが、敗財を抑える正官等があるのも良いですね…。

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DNA婚活(今朝のTV番組で)

2020年01月03日 | 今日の出来事
今朝のTV番組でこんなニュースが流れていました。 
最近、若い女性が熱く注視しているのが「DNA婚活」というものだそうです…。

番組では相手のDNAと自分のDNAを調べるだけで、理想的なカップリングが実現するらしいとのこと。
情報提供先の結婚相談所によると、DNA婚活は男女の遺伝子検査を事前に行い、免疫をつかさどるHLA(ヒト白血球抗原)遺伝子と匂いの好感度に基づいて、相性の良さを 0~100%の数値で示す遺伝子相性診断とのこと。
70%以上であれば、「DNAの相性が良い」と判定するらしい。(出典:徳永勝士「HLAの人類遺伝学」)

「恋愛遺伝子」とも呼ばれるHLA遺伝子と匂いに基づいた相性の良さの根拠は、1995年にスイスのベルン大学の動物学者クラウス・ヴェーデキント博士が行った「Tシャツ実験」の研究成果だそうです。

博士は匂いに関する興味深い実験を行っています。
被験者の男性44人にTシャツを2日間着用してもらい(この際に香水やデオドラントの着用は控え)、被験者の女性49人に男性が着用したTシャツを貸与。いいニオイだと感じたTシャツを、女性に選んでもらうというもの。

この結果、女性は自分の遺伝子とは遠い遺伝情報を持つ男性のニオイに惹かれるということを突き止めたらしい。
HLA遺伝子と呼ばれるもので、免疫系に関わる情報をもつ遺伝子のことで、この遺伝子が遠ければ遠いほど、健康で優秀な子孫を残せることも分かったそうです。

このような匂いの仕組みとTシャツ実験の結果に即してみると、思春期を迎えた娘が父親の体臭を「オヤジ臭」と嫌う理由が説明できるとのこと。

つまり、性ホルモンや性的欲求が高まった思春期の娘は、父親から受け継いだHLA遺伝子の型の近似性が高い(後述)ことから、血縁的に近い父親の体臭を「クサイ」と感じ、嫌う傾向が強まるのだそうです。

なるほど…男女や子孫という観点では、この様な捉え方もできると思う。


「推命から見る相性」

1. 男と女という観点ではどうか?
  日柱を中心として、お互いの命式全体を見ての判断。
  干支合による内外の縁や、互いに補完し合う関係か?

2. 子孫運から見る相性。
  男性の場合は、良い官星。女性は良い食傷と財星。また子孫を表す二人の時柱は?

3. 経済面から見る相性。
  実際の生活力から見た判断。
  命式の特徴を社会で活かせるかがポイント。

4. その他、様々。

※ 幸せの一つに、近い人との良い関係があげられると思う。
  夫婦仲良く、親子仲良く、家庭が一つになれる様、互いに補完できる関係が良いと思う。
  その様な相手は宝物だと思う…。
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明けましておめでとうございます。

2020年01月01日 | 今日の出来事


十干・十二支の由来とその働き。

この世には天と地があり、陰と陽の区別があるように、干支にも以下の様な区別があるという。
干は、「幹」という字から来ており、幹には「成就する」という意味があり、十二支の「支」は枝葉を意味しているとのこと。
日を意味する幹と、辰(月)を意味する支がうまく調和して「万事を担い成就する」という意味を持つらしい…。

今年の干支は「庚子」。

庚(コウ)には「更:コウ」の別号があり、更わる(かわる)という意味がある。…新しいものに生まれ変わることを示している。

子は孳(じ)という漢字に由来し、「うむ・しげる」という意味がある。
解字では了と一で終始・太極(神)とも捉えることができる。

元号も平成から令和へと変わり、私たちの心が より高い次元へと生まれ変われる時を迎えた様にも思える…。

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