旧暦の正月は「寅月」から始まる。
そして、正月が寅月から始まる暦を建寅(暦)という。
古来より中国では、北天に一年中輝く北斗七星が時(季節)を知る座標軸として利用されていた。
夕方、北斗七星の柄がどの方向を向いているかによって季節や今が何月なのかを推し量っていた。
例えば、夕方、北斗七星の柄に当たる部分が寅の方位を示していれば、今は寅の月であると推し量ることができたわけである。この時、北斗柄がどの方向を向いているかを「おざす」というのだが、「おざす」とは「建」と書く。
そして、北斗七星の柄が寅の方位をおざす(建=指し示す)月という意味で建寅月と言い寅の月を正月にする暦を建寅暦という。
また、暦には3つの暦がある(三政・三正)
・建子:子の月を正月にする暦。
・建丑:丑の月を正月にする暦。
・建寅:寅の月を正月にする暦。

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そして、正月が寅月から始まる暦を建寅(暦)という。
古来より中国では、北天に一年中輝く北斗七星が時(季節)を知る座標軸として利用されていた。
夕方、北斗七星の柄がどの方向を向いているかによって季節や今が何月なのかを推し量っていた。
例えば、夕方、北斗七星の柄に当たる部分が寅の方位を示していれば、今は寅の月であると推し量ることができたわけである。この時、北斗柄がどの方向を向いているかを「おざす」というのだが、「おざす」とは「建」と書く。
そして、北斗七星の柄が寅の方位をおざす(建=指し示す)月という意味で建寅月と言い寅の月を正月にする暦を建寅暦という。
また、暦には3つの暦がある(三政・三正)
・建子:子の月を正月にする暦。
・建丑:丑の月を正月にする暦。
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