新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

行動する時

2025年01月17日 | 四柱・その他


変通星には男の様な星と女の様な星とがあります。
昔から「男は度胸、女は愛嬌」ということわざがあります。
これは、男にとっては物おじしない“度胸”が、女にはにこやかでかわいらしい“愛嬌”が大事だということです。
最近は「草食系男子」や「肉食系女子」という反対の言葉もありますが…
本来は男は男っぽいのが良いのでしょうね…

男の様な星(変通星)の代表的な星(変通星)が「偏官」と「比肩」です。
また、女の星(変通星)の代表的な星(変通星)が「食神」や「印綬」や「正財」です。
故に月上の天干に確りした偏官を持つ女性は、男の代わりに働いている女性もおられます。

天干に偏官と比肩(劫財)が並ぶ女性は、中身は男の様な人も多い様です。
男っぽい命式の人は、嫌なものは嫌と言えますが、女の様な星…
例えば、食神と正財と印綬とが並び、比肩が弱い(自星が弱い)命式の方は、なかなか嫌と言えず、また行動できない人も多い様です。
食神を持つ方は、他人に悪く思われるのが嫌で、「NO!」とハッキリ言えない処があるのですね…
ニコッと微笑んでごまかす処もあるかもしれません…

離婚したいが、生活が不安で離婚できない女性…何年も悩んだ末に、強い比肩が現れた時に思い切って離婚。
比肩には分離(別れ)という意味があり、その時にやっと行動に移せたということもあります。

職場に不満を持ちながら転職先を考えていた男性…
隣の芝生が青く見える偏官という、行動の年に思い切って転職! ということもあります。
「偏官」には革命という、現状を変えたいエネルギーが強くなるのですね!

また、一つの事を終えて新しい出発をする時は、別れの星である「比肩」の時が多いですね…

さあ…皆さんの命式はどの様な命式ですか?
そして、今年はどんな運(エネルギー)が来ているのでしょうか…
自分の運を知って、今の時を知る…大切な事だと思います。

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生れた時間は大切!

2024年12月14日 | 四柱・その他


最近は温暖化の影響か、季節の感覚に変化が生じているようです。
1年には四つの季節があるわけです。
1年(12カ月)を四で割れば3です。
計算では、春夏秋冬の四つの季節がそれぞれ3ヶ月ですので、12カ月になるはずです。
特に日本の様な温帯地方はその様になっていました。
しかし、最近は…極端にいえば…
春…2.5ヶ月
夏…4.0ケ月
秋…2.5ヶ月
冬…3.0ヶ月 とかと思う様に、夏が長くなった様な気もします。
また、温暖化と共に、冬も大雪になる傾向があると言われています。

春夏秋冬の四つの季節の変り目に土用があるので合計で5つ…それを五行(木火土金水)とも言いますが…
上図の命式を見ると金の比肩と土の印星に星(●)が固まっています。
土生金と土の印星が金の比肩を生じ、生じられた金の比肩が木の財星を切倒しています。
五行が偏っている命式ですね…
温暖化とは異なりますが…まるで季節が偏っている様な命式とも言えます。
温帯の様な命式とは言えないと思います。

例えば、寒い北海道や千島列島では、美味しい蟹や鮭が取れますし、
暖かい宮崎ではマンゴーの栽培が適します。
上図は金の比肩が木の財星を剋すことから、偏印が働きやすくなる命域なんでしょうね…
それを活かす職業や生活がスタイルが良いのだと思います。

四柱推命は命式均衡論とも言われています。
簡単に言えば、春夏秋冬がバランス良くあると、四季の恵みを受けやすいということだと思います。
暑すぎるの、寒すぎるのも、ちょとですね…

上図でちょっと気になるのは日柱と時柱とが同じ干支が並ぶということです。
この場合、時柱は必ず比肩となる訳ですが、時柱には子孫運や晩年運、寿命という意味もあります。
中年を迎えたら、その辺を注意しながら生きたいものですね…

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命式から見る平凡と非凡

2024年12月07日 | 四柱・その他


一口に言うと、四柱推命は命式均衡論とも言えます。
命式の天干に良い星が並び、五行のバランスが良いことは吉命の条件の一つと言えます。

上図の命式の左側の「Tさん」は天干の並びが月上の正官を中心とした「財官印三宝の命」の命式…
五行を見るとやや土の印星に星(●)が多いですが、食傷・財星・官星と星(●)がバランス良く出ています。
また、土の印星が多い事で、1個しかない金の比肩を強めているとも言えます。
実はTさん…政治の世界で活躍された人です。
命式を見ると…Tさんが活躍されたのもうなずけます。

右側の「Sさん」は日干:丙(丙辰)で、天干に食神と印綬との吉星が並ぶ命式、
時上にも食神があり、五行を見ると土の食傷に星(●)が5つ固まるので、この食神は完全に過傷官化した食神となっています。
また、年上に印綬があり、五行は印星と食傷のみですので、表(命式本体)と裏(五行)が一緒の「印綬傷官」の命式となります。
そして、財星と官星とに星(●)が無いのも特徴の一つと言えます。
頭の良い特殊な閃きを持たれた方だということが分かると思います。
この方は、一切の妥協を許さない米国のカリスマ的変革者で有名な方でした。

Sさんの命式はちょっと偏った命式で特殊ですね…
この様に五行のバランスが偏った命式の方は、非凡な才能を持たれた方が多い様です。
どこかに星(●)が固まるという事は、どこかが欠ける訳ですが、その秀でた世界を発揮することができればそれで良し!
彼は、その世界を発揮して成功されました。

ネットのAI検索では、平凡と非凡の違いは、平凡はありふれていて特にすぐれたところや変わったところがないのに対し、非凡は普通よりずっとすぐれていることだそうです。
何かが無いということは、何かを持っているということになります。
ご自分の命式の良さに気付き、それを活かせると人生が好転すると思います。

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命宮

2024年11月29日 | 四柱・その他


四柱推命では、時柱は晩年運を表す柱と言われています。
65歳を過ぎると、確かに晩年が気になります。
若い頃に比べると体力も衰え、身体の様々な箇所も痛み出します。
皆様はいかがですか…
また、時柱は子供(子孫運)を表す柱なので、時柱に吉星が輝いていると…
例えば、時柱に正官 長生等が出ていると、良い子に恵まれて晩年は安泰の様な意味も部分的には有るかも知れません。
(実際の鑑定では命式や行運全体を読み解く必要がありますが…)。
故に、晩年になると、時柱や、晩年の大運が気になるのですね…。
「終わり良ければ全て良し」とも言いますが、若い頃苦労しても、晩年がそれなりに健康で、孫子に囲まれて楽しく生きられれば嬉しいものですね…

その、晩年を表す時柱を補佐する第五番目の柱の様な星を「命宮」とも言います。
命宮とは、命式の生時と生月の関係から、一定の法則によって導き出した独特の看法で、推命学の古法の一つと言われています。
また、命宮の導出は命宮表を見て行います。
そして、命宮表により命宮に当たる支を導き出し、その支から十二運と変通星を導きます。

上図は命宮表ですが…例えば辰月(四月生れ)で未の刻(13:00~15:00)生まれの命宮は午(火)となるのですね…
命宮は時柱の判断の補足ですので、命宮にご自分の命式に必要な星が出ると嬉しいですね…

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倒食(食神と偏印とが並ぶ命式)

2024年11月22日 | 四柱・その他


上図は、天干の並びが食神と偏印(2個)の並びの命式です。
年時の天干の偏印が月上の食神を金尅木と強く剋しています。
また、大運の偏印も流年の食神を強く剋しています。

食神が偏印によって剋されることを倒食(とうしょく)と言います。
食神は食べる神様の星ですので、通常食べるには困らない星ですが、
その食神が偏印によって壊されると、食べ難くなる場合もあります。

歌手でタレントの〇 〇〇〇さん(女性)も2018年に口内炎が治らず舌癌と診断され、その後食道がんにも…
私の友人などは、行運(大運と流年)で倒食の時に食中毒を起こした人もいました。
今年の秋は長野県でキノコが豊作とありましたが、倒食になっている年は注意しながら召し上がって下さい…。

また、女命では食神は子供を意味します。
その子供(食神)を剋すのが偏印です。
命式本体に財星が弱い方で、倒食の年は妊活の効果が弱い場合もあります。
その様な方は、財星が輝く年に頑張られと良いかも知れませんね…

また、倒食になる年は、とかく運気が儘ならなくなる場合が多い様です。
「前にも進めず、後ろにもさがれず…」とタイミングが合わなくなる場合が多いですね…。
何か大事なことをされる場合は、年回りを見てから行って下さい。

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五行の相剋

2024年11月14日 | 四柱・その他


先回の記事の続きですが、今回は五行の相剋関係です。

① の図は、比肩と財星とに星(●)が固まっている命式です。
比肩と財星とは正反対の星(変通星)です。
財星は優しや家庭性を表す星で、比肩はそれを壊す星です。
故にこの様な命式を持つ方は、人の好き嫌いがある人も多い様です。
気に入った人には優しく、そうでない人には意外に冷たいとか…
また、財星はお金や家庭を表しますので、お金とそれを流す星とか、
家庭とそれを壊す星とも言えます。

② の図は食傷と官星との相克の星です。
命式本体の天干の並びが傷官と官星との場合は…
敏感で神経質の割りにプライドも高くなります。
また、女命では官星は夫を表し、傷官はその夫の星を剋す星と言えます。
この様な命式の女性は、優しい男性(財星多め)と結婚されると良いかも知れませんね…。
男命では、官星は職場や仕事という意味もありますので、職場や仕事に傷(傷官)が入る場合もあります、

③ の図は、財星と印星とに星が固まる命式です。
財星も印星も優しい星ですので、あたりはやらかい人が多い様です。
印星(資格・能書き)等を使って収入を得ている方も多いです。
文化人にも多い命式で、強いリーダーシップや強引さはありません。

④ の図は比肩星と官星とに星が固まる命式です。
比肩も官星も男性的な星ですので、言い出したら聞かない男性的な性格の人が多い様です。
男女共に、嫌なものは嫌というはっきりした性格の方が多い様です。
女性の場合、離婚再婚を繰り返している方も多い様です(天干に官星が並ぶ場合)。

ここまで、極端に星(●)が固まる方は少ないと思いますが、
①の場合は食傷の行運に運気が安定します。
②の場合は、財星の行運が気の流れが良くなります。
③の場合は、官星の行運が良いかも知れませんね…
④の場合は、印星の行運と食神の行運が良いと思います。

実際の鑑定はこんな単純なものではありませんが、ある程度は参考になると思います。
さあ、皆様の命式はどこに当てはまるでしょうか…?

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日柱 反言について…

2024年10月15日 | 四柱・その他
反言とは同じ干支が重なることを言います。
特に四柱中の干支と、同じ干支が行運(大運・流年)に再び現れる場合を反言と言います。

「反」とは繰り返すという意味で、「言」とは干支のことを意味するのですね…

四柱は四つの柱ですので、反言にも四種類の反言があるといえます。

1. 年柱の反言(流年に出る場合は還暦ですね)
2. 月柱の反言
3. 日柱の反言(流年に出る場合は、その変通星は必ず比肩となるので注意が必要な年と言えます)
4. 時柱の反言

反言の年でも、四柱本体にとって良い大運の場合はさほどでもありませんが、良くない大運の中での日柱反言の時は注意が必要だと思います。
比肩は分離を表す星ですし、財という大切な宝を剋す星でもありますので、大切なものとの別れが多くなる場合もあります。
大切なものは大きく3つあります。
1. 人間関係。
2. 健康
3. お金 等です…

この大切なもの(財)を、普通の比肩の年以上に剋す(分離)傾向がみられます。
人間関係で分離が強くなれば、大切な人との別れが生じる場合がありますし、
健康が分離すると、病気等になる場合もあります。
また、お金が分離すると、お金が出ていくことになります。

特に、本人だけではなく、パートナーや家族全体に分離運(比肩)が出ている場合は、それがが表面化する割合が大きくなります。

比肩(分離)とは一つの段階が終わり、新しい出発という意味があるのですね…

・命式本体に比肩が多い人は、親や先祖から離れて新しい生き方を求める方もおられますし、
・夫婦関係に難がある方の場合は、比肩の時に分離を起す方が多い様です。
・また、大病を患って生きかたが変わる方もおられます。
その他、様々ですが、次の段階の生き方が願われている時なのかも知れませんね…

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この様にも考えられる…

2024年10月08日 | 四柱・その他


人には様々なタイプや性格を持った方がおられます。
もちろん、生まれた環境や、教育によっても変わってくるとは思いますが…
『おぎゃー』と産声をあげ、自分で呼吸を始めたその時の『命式』によって個性や性格が変わって来ます。
命式とは、生まれた時の「年月日刻」から万年歴を使って四つの干支をわりだしたものです(上図参照)。

皆さんも、同じ両親から生まれ、同じ様な食事をしても、兄弟姉妹 性格や個性が異なるのを感じていると思います。
不思議ですよね…
一説では、おぎゃーと生まれたその時に、魂の本質が宿るとも言われています。

さて、上図は ある女性の命式です。
日干:己で…
天干(変通星)の並びは、荒れる十二運の正官を中心とした、傷官(沐浴)と比肩(帝旺)の並びの命式です。

十二運星で、チェツクを入れるのは沐浴と帝旺とも言えます。
上図の命式の場合、年月の傷官と正官とに沐浴が二つ付いています。
また、時上の比肩にも帝旺が付いています。

中々、個性的で敏感でプライドが高い個性の持ち主だと思います。

五行では、土の比肩が太過、しかもその十二運が冠帯と帝旺…自我心が強いことがうかがえます。
その太過した比肩が土生金と、金の傷官を生じます。
しかも、この傷官は金の専旺干支で、十二運は荒れる沐浴…
刃金の様な鋭さを持った傷官です…傷官十式では、「官去って吉」とも言われています。
この傷官が、月上の正官(沐浴)を金尅木と強く剋す…

この様な命式の方は、特別なお役目を持たれた方が多い様です。
平凡に生きる女性ではなく、天から大きな役目をいただいているのでしょう…
大きな役目がある方は、試練も大きいと思います。

また、この命式を中和して導く星は、五行では水の財星と火の印綬が良いと思います。
優しく家庭的で、思慮深い配偶者に出会えると運を上昇させることができると思います。

夫婦は、互いの不足を補い合える関係が良いですね…

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運命の土台

2024年09月18日 | 四柱・その他


上図はある有名人(男性)の命式です。
彼の命式は…
秋(酉)月生れの甲(大木)です。
大木(甲)は柔らかい腐葉土(己)に根を張って育ちます。
彼の場合は、月干に己(柔らかい土)があります。

また、大木が育つには適度な水と熱とが必要です。
彼の場合は年干に壬(川の水)があります。
先祖の背景にインテリ(偏印)な背景もあるのだと思います。
また、日支と時干に午と丙の火(太陽・熱源)があり、奥様と子供さんが良い働きをされていたのだと思います。

さて、腐葉土から栄養をもらい、適度な熱と水分を吸収した大木(甲)はスクスクと育ちます。
大きく育った大木(甲)は伐採されて麓の製材所で柱や板にされ社会で活用されます。
大木は選定(酉)されて大きくなり、最後は斧やノコギリ(申)で切られて伐採されます。
伐採に適した季節は、秋から冬と言われています。
彼の場合は伐採に適した秋(酉)生れでした。

当方の流派で彼の命式を見ると…
天干の(変通星)だけ見ますと、月上の正財を中心とした偏印と食神の並び…正財も偏印も食神も女性的な星(変通星)ですので、
変通星の並びだけを見るとおとなしい方なのかな…と思いやすいですが、実際は男性的なしっかりとされた人格の持ち主です。
その理由は、日干:甲が育って社会で活用されるのに必要な全ての内容を持っているからです。
当方の流派では運命の土台がしっかりしている(五行の根本原理の良い)命式と言います。

続いて、十二運について…
・日柱の十二運は自分自身の運気のベース。
・月柱の十二運は社会的な成功運を司る。
・年柱の十二運は目上や先祖からの引立て
・時柱の十二運は磐円と子孫運
とも言われています。
彼の場合、日干:甲ですので、そこから、日支・月支・年支・時支を見ると、死・胎・絶・建禄となります。
時柱以外は弱い十二運とも言えます。
これは、晩年になるまでの彼の職業に影響していたと思われます。
そして、この日干から見る十二運を「逢う」十二運と言います。

また、十二運には居(座す)十二運というものもあります。
例えば、年柱の壬から申を見ると「長生」となります…この場合は、この人の年柱には恵があり、親や先祖からの恩恵をこうむりやすい。
月柱の己から酉を見ると「長生」となる…この人の月柱には恵があり、社会人として自分に長生の徳が備わりやすく、知性も発達する素質がある。
時柱の丙から寅を見ると「長生」となる…この場合は晩年も良い。
この居(座す)の働きは潜在的・補助的なものと言えます。

居と逢うの関係は、居で見た十二運がどの様に変化し、どんなところに落ち着くかを見る。
例えば、彼の場合…
時柱の十二運が居では長生だったが、逢うでは建禄です。
この場合、先天的には長生の強運がある人で、後天的な運気も建禄という、それを活かす強運があると判断することができます。
彼の場合、変通星が食神ですので、経済的な独立運が強いと判断できるでしょう…。

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良くも悪くも実家に縁がある。

2024年09月10日 | 四柱・その他


上図は日干:辛ですが、土の印星に星(●)が太過した女性の命式です。
印星は、比肩(自分)を生じる変通星ですので、自分を産んでくれる土台=実家と見ることもできます。
この印星が多いということは、良くも悪くも実家との縁が深いと見ることができます。
また、命式中の十二運に、面倒見の良い「養」が3つもあるということは、面倒見の良い方であるということもうかがえます。
そして、養には養子という意味もあることから、跡継ぎが立ちにくいという意味も出てきます。
この様な命式の場合、跡を継いだ実家の弟が優し過ぎ、その弟の嫁が舅姑の面倒を看るのを嫌がり…
見かねた本人が、実家の両親の面倒を看る様になった…
という場合も多い様です。
良くある話ですね…。

考えやすい優しい性格の方が多い様ですが、印星は自我(比肩)を生じることから、内面は意外と頑固な方も多い様です。

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内的世界・外的世界

2024年09月03日 | 四柱・その他
天は時計回りに外へ外へ広がる性質があり、広がり過ぎて見えなくなります。
反対に、地は反時計回りに内へ内へと入り(縮み)見える大地となります。

北半球では高気圧は時計まわりに広がり、低気圧(台風等)は反時計まわりですね…。
数日前に多くの被害を出した台風10号も、反時計回りに台風の中心に向かって風が流れ込んでいました。
自然界には、外へ外へと広がる陽のエネルギーと、内へ内へと縮む陰のエネルギーがあるのですね…。

四柱推命には12運というものがあります。
その12運の中で、胎・養は中庸(中間)
長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺は外へ広がる陽の性質があり、
衰・病・死・墓・絶には内へ向かう陰の性質があります。

また、12運星は、天干(変通星)とセットで見ますが、変通星にも内的な変通星と外的な変通星とがあります。
例えば…
財星と官星はどちらかと言いますと、外的な星(変通星)で、食傷と印星は内的な星(変通星)と言えます。
この変通星と12運をセットで見るわけですから…

・天干に財星と官星とが並び、その十二運に外的(現実的)な12運の建禄 等が付いている命式は、外的な実業界等に意識を持つ傾向があります。
 財はお金、官は仕事とも見ますからね…
そして…
内的(精神的)な印星や食傷の12運に、内的な死墓絶 等の12運が付いていると、より内面(精神性)の世界に関心を持ち、
その様な学問や芸術等の世界で生きておられる人も多い様です。

内的・外的の二つの世界、価値観の違いと言いましょうか…

人間も、外的な身体(肉体)と、内的な心(精神)とで出来ていますし…
身体にも陰陽、心にも陰陽の二つが有るのですから…
そして、人間は万物の霊長…
人間を研究すると宇宙が分かるのかも知れませんね…

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何かがあるということは、何かがないということ。

2024年08月22日 | 四柱・その他


上図は、ある女性の命式です。
彼女の命式は…
冬生れの甲。
五行を見ると、金(官星)と水(印星)に星(●)が固まり、火の食傷と土の財星に星(●)がありません。
天干の並びも官星と印星ですね…。
「年月日時」の四つの柱の干支ですので、4×2=8…ですので、四柱八字と言いますが、
8つの星(●)を木火土金水の五行に分けるのですから、どこかに星(●)が3つ以上固まれば、どこかに星(●)が不及となるのは当たり前です。
彼女の場合は、官星と印星…社会で才能を発揮したい命式です。
食傷 財星に星(●)が無いので、家庭よりも仕事に意識が向くのは当然の事です。
子供が産まれたら、保育園に預けて仕事を優先しやすいタイプかも知れません(大運にもよりますが)。
食傷・財星という無いものを要求されても無いものは無いので、持っている(有るもの)星の良さが発揮できれば良いのかも知れません…。
その辺を周りの人(ご主人や姑)が理解してくれれば良いのですが…。
少しご主人が家庭的(財が有る、多い)な方だと良いかも知れませんね…

また、五行全てに星(●)が有る方は、春夏秋冬をバランス良く持っておられる方とも言えます。
バランスが良いということは、言いかえれば平凡とも言えます。
「中流の上」の命式が平凡だが幸せの命式の一つなのかも知れません…
天干の並びが良くて、五行に星(●)がバランス良く出ている…
そして、大運という運の廻りに恵まれれば 嬉しいのですが…

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非凡な命式

2024年08月08日 | 四柱・その他


上図は非凡な物理学者、アインシュタインの命式です。

1世紀以上も前、一人の物理学者が「相対性理論」という革命的なアイディアを発表し、現代物理学の基盤を築き上げました。
彼の名前は、アルベルト・アインシュタイン(1879-1955)。
その天才的な頭脳と独自の思考は、世界の科学界を驚愕させたそうです…

こんなエピソードもあったそうです。
若い頃のアインシュタインに、友人が「何を考えているの?」と尋ねたところ…
彼は「光の上に乗って宇宙を旅している」と答えたそうです…。

この様な抽象的なイメージや思考が彼の理論の礎となったと言われています。
また、彼は学校の勉強には興味を示さず、独学で多くのことを学び、彼独特のユニークな発想や思考で理論を構築したと思われます。

(主な業績)
・一般相対性理論
・特殊相対性理論
・光電効果
・ブラウン運動
・その他 様々…

さて、それでは、非凡な天才、アインシュタインを四柱推命という観点から観察してみたいと思います。
・日干:丙(火)…火は形なく、彼の光の量子論もそこから来ているのかも知れません…
・天干の並びは月上の敗財を中心とする傷官と偏印との並び(一種の印綬傷官の並び)。
・敗財…人情的だがやや身勝手な世界もあるのかも…
・通常、沐浴と帝旺は少々チェックの必要な十二運とも言われています。
傷官に沐浴が付くとやや神経質になりやすいとも言われていますが、彼の場合は繊細な閃きと拘りとなったのでしょう…。
偏印に付く帝旺…偏印には数理という意味もありますし、興味があるものには没頭する傾向があります。
通常とは角度の違う観点…まるで裏から見る様なユニークな観点で物事の本質を捉える場合もあります。

この様な命式を持つ方は、通常は「変人・奇人」の様な人が多い様です。
平凡(普通)には生きられないのでしょうね…
しかし、彼の場合は、彼のユニークな思考や才能を育て活かせる環境が与えられたのかも知れませんね…
特徴のある命式ですね…。

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命式(天干)の違い…

2024年08月05日 | 四柱・その他


上図は或る二人の男性の命式です。
二人共、日干:壬です。
左側のAさんの命式は、五行的には 比肩→食傷→財星と気が流れる命式で、
右側のBさんの命式は、正官→印綬→比肩と気が流れる命式です。
同じ壬ですが、タイプは逆の命式とも言えます。

Aさんは月上・年上が偏財、食神の帝旺ですので、人生を楽しみながら生きたい…
美味しいものも好きですし、女心も分かる方だと思います。
その為にはお金も必要だと思うタイプなのかも知れません…。
自営業の方も多いですね…。

Bさんは月上正官 建禄で年上が印綬です。
正官と印綬が並ぶ官印両全の命というもので、社会で才能を発揮する…
楽しければ良いというAさんと異なり、何の為に生きるのかという処もあると思います。
また、水の比肩が帝旺ですし、星(●)が5つも固まっています。
一見紳士風ですが、内面はかなり自我が強い人かも知れません…。

同じ、冬生れの大河でも、命式によって随分と性格が異なると思います。
日干は一緒ですが、価値観や性格等は真逆なのでしょうね…

四柱八字、全部で八つの星(●)ですので、五行のどこかに星(●)が固まれば…
どこかに星(●)が不及するのも当然です。
不足の処にフォーカスせずに、天より与えられた命式の良さを出せれば良いと思います。
ただし、二人共水の比肩が強い命式です…特にBさんは5個もあります…
自分が天より与えられた良さ(天命)を、他の人や人類の為に活かせればよいのですが…
そこが大きな課題かも知れませんね…

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週末婚になりやすい星。

2024年07月27日 | 四柱・その他
価値観が多様化する現代では、結婚や夫婦の形も多様になってきました。
結婚はしたいけれど、自分らしい生き方も尊重したいと「週末婚」を選択する夫婦も増えているようです。

週末婚とは、戸籍上の夫婦でも週末やお互いの休みの日だけを夫婦で過ごし、普段は別々の生活を行うスタイルのことだそうです…。
かつては、結婚すると夫婦は一つ屋根の下で暮らすのが普通でしたが、
最近は、結婚してもそれぞれの生活スタイルを変えたくないと思うカップルや、
結婚後もこれまで通りのキャリアを継続したい女性が増えたことなどから、こうしたスタイルを選択する夫婦が増えて来ている様です。

ネットを検索すると…
週末婚には、こんなメリット・デメリットがあるそうです。
(メリット)
・いつまでも新鮮な気持ちでいられる…
・自分の時間が確保できる。
・キャリアを諦めなくていい…
(デメリット)
・コミュニケーションがとり難い。
・経済面が不透明になる。
・浮気などを疑ってしまう…等々

現代は行き過ぎた個人主義が蔓延していますからね…
良いような悪いような…
結果として、一生独身を通す方も多くなってきました。

さて、四柱推命の変通星では、自我や分離・独立を表す星を「比肩」と言っています。
そして、その比肩は家庭を表す財星を強く剋す星でもあります。

比肩という星には自主性・独立性、主体性がり、周囲に干渉されずにマイペースで事をなしたいという性情がありますので、
この星が命式中(特に月上)に強く輝いていると、環境による拘束を嫌い自由を求める様になります。
比肩の良い面が出れば良いのですが、凶面が現れると、協調性がなくなり家庭内の不和が生じやすくなります。

故に強い比肩の命式を持つ方は、自分の時間や自分のスペース等…自分の時間を上手く取れる様な職業や環境が必要とも言えます。
もちろん、カップル同士の相性もとても重要です。
お互いに比肩が強い命式の方は、スープの冷めない距離が必要なのかも知れませんね…

行運では、強い比肩の大運の次期は、単身赴任で離れて生活するのも良いかも知れませんね‥‥。

夫婦が互いの性格(命式)を理解して生活すると良いと思います。

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