新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

吉凶神(神殺)…天徳貴人。

2021年05月31日 | 四柱・その他
四柱推命では吉凶星のことを別名で神殺とも言っています。
現在では、この吉凶星(神殺)は全部で180余種あると言われています…頭の良い偉い先生が本を出す度に増えたのかも知れません…。
神殺を中心に命式を看る方もおられますが、本来の四柱推命は五行を中心として命式を観ます。
あまり神殺を意識し過ぎると、却って命式の本質を見誤ってしまうこともあるかも知れません…
当方の流派で特に意識する神殺は…
1. 天徳貴人(天徳貴人・天徳合)。
2. 羊刃。
3. 魁ごう。 の3つです。
その他…天乙貴人・天官貴人・福生貴人・天佑格・暗禄・金與禄・禄馬同群・華蓋・駅馬 等…数えたら切りなくありますが…

その中で、今回は「天徳貴人」について記入します。
天徳貴人は、故 高木乗先生が発見した大吉星です。
そして、天徳貴人は月支より繰る吉星です。
命式中では月柱は父母を表す柱で月干は父、月支は母の座とも言われています。
天徳貴人は徳を積んだ先祖が守ってくれる大吉星です。
子供の心に一番影響を与えるのが母親ですので、母親の座である月支から導き出すのも頷けます。
徳を積んだ先祖は、子孫を正しく導こうとするのだと思います。
天徳貴人(天徳星)には天徳貴人と天徳合とがあり、合わせて天徳星と呼びますが、習慣的には天徳貴人と天徳合を合わせて天徳貴人と呼んでいます。

(生月)→子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥
天徳貴人→巳 庚 丁 申 壬 辛 亥 甲 癸 寅 丙 乙
天徳合 →申 乙 壬 巳 丁 丙 寅 巳 戊 亥 辛 庚

自然は全てペアシステムで出来ています。
鉱物…陽イオン:陰イオン
植物…雄しべ:雌しべ
動物…雄:雌
人間…男:女  ※全てペアシステムです…。
上図を見ると、天徳貴人と天徳合も全て干合・支合のペアの関係です…

ちなみに、命式中に天徳貴人と天徳合とがペアで出ている命式を「四方干徳」の命と言って、先祖の功徳を受けやすい命式とも言われています。
時々、その様な方に出会いますが、皆さん、素直な方が多いですね…。人間、頭の良いのもいいですが、素直なのが一番だと思います。

「天徳貴人」は災厄を取り除くと言われる大吉星で、先祖の徳を表し、行運に巡る場合も災難を除き幸をもたらすと言われています。
天徳星は命式本体にあるのが良く、先祖の徳によって救われるとされるものです。
四柱本体になくても、天徳星を方位や行運に廻る場合に用いることもできます。
方位の場合、病気の時に良い医者を探したい時や困った時に、天徳方位を用いることも出来ます。
大難が小難となり九死に一生を得ることもあると言われています。

また、この天徳星には人間の精神性を高め、目覚めや悟りに導く作用もあり、宗教関係の人の場合、天徳星の時期に祈祷すると高い次元に通じやすいと言われています。…特に変通星では印綬に付く天徳貴人が一番良いよ言われています。

(用い方)
・天徳の日に交渉する。…例えば面接 等の導かれたい日等、幅広く用いることが出来ます。
・本当に困った場合は、天徳の年の天徳の月の天徳の日に天徳方位に出かけると良いとも言われいます。
※ 私も鑑定をしながら感ずる事は…命式本体に天徳星、特に四方干徳を持たれた方は、素直な方が多いことを実感しております。
また、天徳の付いた印綬の年や月・日に良き気付きを得たりする方も多く、その様な時に四柱推命の教室の学習を始められる方も多い様です。
何か良くないことが起こっても、その日に天徳が付いていると、大事にならない場合が本当に多いです。

過去と他人は変えられない。自己啓発セミナー等でよく言われ言葉です。
例えば、夫婦関係で、夫(妻)の心を変えようとすると夫婦関係が変わる(悪くなる、離婚)とも言われています。
人が他人の心を変えるのは難しいと言います。人を変えることは出来ないが、人は変わることは出来る。
自分で変わりたいと思えば変わることができます。
自分で変わりたくなるためには、気付き(ある程度の悟り)が必要です。
その為には、気付きに至るための穴埋め(苦労)が必要です。

「若い頃の苦労は買ってでもせよ」ということわざがありますが、苦労を感謝で乗り越えると大きな気付きや目覚めを得ることができます。
自分の心の次元が高くなるのだと思います。
その様な時期には、読む本の内容も内的な本質的なものを好みます。…その様な時が印綬に付く天徳の時期だとも言えます。
自分が芯から変わりたいと思うので、自分の心が変わっていくのですね…。
自分の心が変わる(高まる)と…
不思議な事に、相手の良いところが見える様になります。
そうすると、自然に相手が良い方向に変わってきます。

夫婦の場合、妻の心が変わると夫が自然に良くなってくるのですね…
親子の場合も、親の心が変わると子供が良い方へと変わってきます。
良く言う「鏡の法則」の様なものだと思います。

しかし、生物が成長するには一定の期間が必要です。
故に、気付きや目覚めを得るにも、ある一定の穴埋めの期間が必要だと言われています。
個人レベルの穴埋め、家庭や氏族・民族レベルの穴埋め、そして国家や世界レベルの穴埋めがあります。
先の第一次・第二次の大戦は、世界レベルの穴埋めでした…。
そして、今もその様な時なのかも知れません…。
心が変われば、見える景色も変わって来るのだと思います。

印綬に付く天徳の時期…気付きのチャンスの時と言えます。
通常は、習慣や行動を変え、それを継続して実績を作り自分を変えるのですが…
天徳星(天徳貴人・天徳合)を用いると、先祖も喜んで助けてくれると思います。
私達が意識を持つと、徳を積んだ先祖も働き甲斐があるものだと思います。

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縁があるし、相性も良いかも…。

2021年05月28日 | あのひとの命式


上図は、ある女性同士の命式です。
Aさんは20代後半の独身女性。
Bさんは60代半ばの既婚女性。
親子以上の年齢差の二人でしたが、何となく相性が良さそうでしたので二人の命式と五行図、
そして、干合・支合や三局、並びに合体した五行図を出してみました。

(Aさんの命式)
・日柱:癸亥。
・天干の並びは月上の正財を中心とする傷官と食神との並びの命式(傷官生財格)。
・五行図(A')を見ると木の食傷が5個分(●●●△△)と固まり、五行上では過傷官の命式。
・過傷官の命式は、とても敏感で繊細な性格、Aさんの様な方は特殊な才能(感覚)で財を作ることもできると思う。
・食傷が固まり過ぎるので、食傷の気を抜く火の財星があると良い。
A’はAさんの五行図です。

(Bさんの命式)
・日柱:癸亥(偶然にもAさんと同じ)。
・月上の印綬を中心とする傷官と正官との並びの命式。
・12運は日支が帝旺で、それ以外は全て絶。
・五行図(B’)を見ると火の財星が3.5個とやや固まっている。
・繊細で内面には優しさを持った家庭的な女性だと思う。

日柱が同じ二人だが、木に星(●)が固まるAさんにとっては、火の財星を持ったBさんとの関係は吉。
Aさんにとって一番必要なのは火の財星…優しく情を受けとめてくれる財星(家庭的)が多い人が良いのだと思う。

次に二人の命式同士のの干合・支合・三局を出してみました。
二人の命式の組み合わせで干支合や三局が生ずると縁が深くなると言われています。
干合は精神的なご縁、支合や三局は現実的な縁と捉えることも出来るかも知れません…
・干合…2本。
・支合半会…8本。
・三局…1本(寅午戌の火局)。
通常、3本以上あると縁があると言います…
全部で11本のご縁がありました。
お二人は、何かと縁があるのでしょうね…
寅と戌とを持ったAさんにとって、午が来るのは嬉しいものです。
寅午戌と火局して火の財星(▲)が生じて気持ちも安定し気の流れも良くなると思います。
五行図のC’はA’とB’とを合体させたものです。

通常はこの様にも言えます。
二人の命式から干支合を出してみて、干支合から生じた新たな五行が、自分の命式にとって必要な五行となる場合…
その人と縁を持つと自分の運が良くなるともいわれています。(俗にいうあげまん:内助の功といえるかも知れません…)。
さあ…あなたと彼との関係はどうでしょうか…?
実際の鑑定は、命式や行運全てを見て判断しますが、この様な見方も出来ると思います。

世の中は全て陰と陽、女と男しかいません。
男は天で女は地。天と地は同じ人間でもずいぶんと違います。
特に財星の無い男性は、女性のことを研究する必要があると思います。
また、官星の無い女性は男性のことを研究すると良いと思います。
夫婦が中々一つになれない場合は…
1. 男と女の違いをはっきりと理解すること。
2. お互いの命式の特徴を知ること。
3. 今がどの様な時かを知ること。
4. 自然界(宇宙)の法則を知ること。
5. その対処方法を知ること。
上記1~5がしっかりと理解できれば、夫婦関係や家族関係はずいぶんと良くなると思います。
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六親(ろくしん)

2021年05月24日 | 四柱・その他
六親とは父・母・配偶者・兄弟・子女・自分の六親骨肉のことを言います。
例えば、妻子の有る自分は誰かの子であり、夫であり、父であり、兄弟であるという様なものです。
六親の良い命式は、これらの関係にも恵まれやすいとも言えます。

六親の見方には…
1. 天干星の変通星による見方。
比肩…自分、兄弟姉妹、同僚、ライバル。
劫財(敗財)…兄弟姉妹、義理の兄弟姉妹、同僚、
食神・傷官…女命では子女。
偏財…父親、男命では妾。
正財…男命では正妻。
偏官…男命では子女、女命では正夫。
正官…男命では子女、女命では偏夫。
偏印…義母、おばあちゃん、母の兄弟。
印綬…実母。

2. 命式の柱毎の見方。
日干…自分。
日支…配偶者。
月柱…両親(兄弟姉妹)。月干…父、月支…母。
年柱…祖父母、あるいは先祖。年干…祖父、年支…祖母。
時柱…子孫。

変通星に付く十二運によってもその六親運の強弱が出てきますし、
各柱の刑冲によっても関係性の良し悪しの違いが出てきます。

因みに比肩の強い命式等の方は、「自分・分離」という世界が強く、人間関係では比較的孤独になる場合もあります(比肩を抑える星が弱い場合)。
食神や財星、正官、印綬等の吉星が並ぶ方は、比較的人間関係を大切にする傾向があると思います。
しかし、食神や財星等の優しい星が並び、且つ比肩が弱い場合は、自分を主張できずに、心の中に葛藤を持つ方もおられます。
また、吉星故に、ややもすると保身に走る場合もあります。…正財・正官・印綬等。
ご両親は、お子さんの命式をしっかりと理解し、お子さんが、自分に自信を持てる様に導くと良いかも知れません…

植物も、枯れてはならないと水を与えすぎると、その植物は自力で根をはることが出来ません。
そして、自立できなくなる場合もあります。
しかし、水が少なすぎると、植物は枯れてしまいます。
お子様の命式を理解し、命式に合った育て方が出来れば良いのですが…。
特に、お子様が小さい頃は、母親の影響を一番受けるものです。

お子様の命式もそうですが、お母様ご自身の命式の特徴を知ることも大切だと思います。
ご自分の命式を知ってみると、「目から鱗」となる場合も多いものです。

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偏印…奇才な星。

2021年05月21日 | 今日の出来事


テレビニュースで或る俳優のニュースが流れていました。
なかなかの男前で、独特な口調やコミカルな演技は、多くのファンの心を虜にしていたと思います。
そこで、早速、生年月日を検索。
彼の命式は…(三柱ですが)
・日柱:辛卯
・月上の偏印を中心とする食神との並びの命式。
・五行を見ると土の印星が水の食傷を少し剋している。
・生まれた時間にもよるが、木の財星が土の偏印を抑えているところもあるかも知れない…。

中心星の「偏印」…偏印は印綬と同様、学問・芸能・頭脳性の星です。
印綬が表の優等生の星ならば、偏印は一風変わった独特の視点で物事を見つめる星。
斜め45度・物事を裏から見る世界を持ち、そのユニークな思考が時として奇才・鬼才に繋がる場合もあるらしい…
彼の演技を見ると、なるほどとうなずけるところがある。
偏印は精神性と技芸の星なのですね…。

ただし、偏印には病気という意味もあり、特に福禄を表す食神と並ぶと「倒食」となって偏印の悪さ(慢性病)が出る場合もある。
彼の場合も、その様なところがあったのかも知れません…
ご自分の命式を活かした、素晴らしい俳優さんでした。
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「敗財 墓」の流年

2021年05月18日 | 四柱・その他
日干:庚の方の今年(辛丑)の流年は「敗財 墓」ですね…
土用の十二支を「墓庫」とも言います。
特に命式本体の地支に未があると、流年支の丑と冲尅して「墓庫」が開くと言われています。
また、墓庫には以下の様な意味があると言われています。
1. お金を入れる金庫。
2. 人の死墓や霊的な現象。
3. 閉鎖的な空間。
そして、墓庫が開くと、その扉が開くので…
・金銭の出入り。
・葬儀や霊的な現象。
・病院への入退院、入牢等の暗示もあります。
上記、タイトルの場合…
お金が流れたり、大切な人との別れがある場合もあります。

昨年、比肩 墓の流年で、コロナ禍の中、一年中部屋に籠って、リモートワークの指導をされている方もおられました。…この場合は、閉鎖的な空間というのがピッタリですね…。

日干:金(庚・辛)の方は、昨年・今年の2年間はやや注意が必要な2年間かも知れません…。

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吉星三並び。

2021年05月14日 | 四柱・その他


上記はある女の子の命式です。
天干の並びは…食神・印綬・正官の吉星三並び。
・日干:癸。
・天干の並びは月上の印綬を中心とした食神と正官との並び。
・月上の印綬の12運は養(中庸運)、食神は帝旺だが、正官の12運は絶と弱い。
・五行には星(●)が全て入っているが、やや金の印星が多い。
時柱の正官がもう少し旺相しているか偏官ならば、社会に押し出す力もあるとは思うが、男性の場合は、やや物足りないが女性の場合は悪くはない。
命式本体に乙庚、戊癸、辰酉の干支合があり人間関係もそれなりに上手く行うと思う…。
実に愛嬌のある女性で、平和主義者で争うのが嫌いで楽しいものや美味しいものが好きな女性。
また、犬や猫等の動物も大好き。

実は、この女性の父親が少々我儘でワンマンな父親だった…
末っ子の彼女はお兄ちゃん、お姉ちゃんがお父さんに怒られているのを見て、父親を不機嫌にしてはいけないと子供心に思ったらしい…。
もともと、愛想も良く笑顔の可愛い彼女は父親からはとても愛された。
兄や姉からは、お前ばかり可愛がられて…と、嫉妬されたこともあると思う…。
全ては、父親が悪いのだろうが…
その彼女、小学校に入っても、お漏らしをすることが有った…。
夜尿症等の場合、その子が昼のあいだ自分の心を抑え過ぎており、夜になると自分をそれ以上コントロールできなくなり、
その結果…ということだと思う。
その様な子供は、権威を非常に恐れる傾向が強い。
特に父親の権威、あるいは父親の役割を果たしている人の権威を恐れる場合が多い。
物理的な面で父親を恐れるのではなく、父親を不機嫌にすることを恐れていたり、父親の期待にそえない事を恐れていたりするらしい…。
その子にとっては、父親を不機嫌にすることは、ベットを濡らすことよりも、もっと恥ずかしいことなのかもしれないのです。
その様な場合は、頑張っているね!と励ましてあげることがポイント…

家庭での夫婦や親子の関係…本当に大切ですね…。
子供は親孝行がしたいのですね…。
子の心にきちんと向き合うことが大切だと思いました。


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外的な時代から内的な時代へ

2021年05月11日 | 四柱・その他
この様に考えることもできます…

四柱推命は四つの干支で出来ています。年月日刻の四つの干支ですので、四柱八字ですね…。
干支とは無形なる天の十干と有形なる地の十二支と考えることもできます。
天(天干)は高く広く形はありませんし、地は大地ですので形があり触ることもできます。
人間界では天地は男女を表し男性は天ですので肩幅が広く、女性は地ですので腰幅が広いのが特徴です。
また、人間は無形なる心(霊)と有形なる体(肉)とで出来ています。
心は愛を欲し、身体は食べ物を欲するので、人が生きるには愛とお金の両方が必要です。
大雑把な捉え方ですが…
20世紀までは、どの様にして食べていこうかという、外的(肉体)なものを中心として生きてきた時代だったと思います。
極端に言えば、食べるためにはお金を稼がねば等…
それでは、21世紀は…
もう少し本質的な時代、私は何の為に存在するのか…何の為に生きるのか等…そして、肉体も重要ですが、心(魂)の成長を考える時代に入るのだと思います。

また、今までの時代は外的な西洋文明を中心とした時代でした…
西洋文明は自分を中心に周囲との関係を考えます。
郵便物等の住所の書き方もそうですし、西洋医学もそうですね…。

これからの時代は、環太平洋文明という東洋の時代に入ってきます。
東洋文明は精神文明を中心として他との関係を重要視するのが特徴だと思います。
郵便物は、自分の名前を最後に書きます。
東洋医学や易学等も他との関係性を重要視します。
これからの時代は外的な力の時代から内的な融合の時代に入っていくのだと思います。

(男性の時代)
武力・権力・闘争・金力 等の力の時代から…
(女性の時代)
融和・愛・一つになる等の時代に代わっていくのだと思います。

今迄は男が先頭に立ち、女性が後ろで従う時代
外的な肉体を活かすことを中心で、心(魂)の成長が軽んじられてきた時代から…
これからは…
女性が男性の横に並び、男女が共に違いを尊重しながら生きる時代。
心(魂)の成長を肉体の成長と同じように(それ以上)に考える時代へと変わってくるのだと思います。

AI(人工頭脳)やロボットの普及。
単純な仕事は機械が行うと思います。
人間は、人間らしく活きることが出来る時代へと変貌します。
個人の個性を発揮しながら全体の為に生きる時代になると思います。
その為には、自分とは何ぞや…自分の生まれてきた本質を知ることが大切だと思います。

心身が一つに…
夫婦が一つに…
親子が一つに… ですね…。

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妊活。

2021年05月08日 | 本日生まれた子
万物の霊長、人間も自然の中で生きています。
自然の中で生活する農家の人達にとって、一番忙しいのが田植えや稲刈りの季節だと思います。
私も小学校の時には、両親の実家に田植えや稲刈りの手伝いに行ったことを覚えています。
種を蒔く春、そして収穫の稔の秋がその時ですね…。
人間も自然界の一部ですので、その影響を少なからず受けています。
最近は少子化の影響で子供の数が減少し、子供が欲しくても授かり難い人もおられます…。
化学肥料や様々な環境破壊で土地の状態も良くないのかも知れません…。
天と地(太陽や大地)の有形・無形の恵みを受けて植物が育ち、動物も人もそれを食して育ちます。
しかし、最近の野菜等は見た目は良いかも知れませんが、味が薄い様にも思えます…。

四柱推命の変通星では、比肩・劫財(敗財)の時期を冬の運気の時期と考えることが出来ます。
比肩・劫財(敗財)は、宝である財星(大切なもの)を剋す星ですので、辛く寒い冬に例えることが出来ると思います。
冬が終われば暖かい春が来ますので、比劫の次に来る食傷(食神・傷官)を春と考えることができます。
女命(女性の命式)では、自分(比肩)から生じる(産まれる)のが食傷ですので、食傷(特に食神)を子供の星とも言います。
また、食傷から生じられるのが財星(偏財・正財)ですし、財星は家庭性を表す星(変通星)ともいえます。
子供を守り育てるのが家庭ですし、赤ちゃんを守り育てるのが胎盤ですので、女命で良い食傷や財星のある命式は、潜在的な子供運や家庭運良い命式ともいえます。
ただし、食神を強く剋す偏印や、財星を強く剋す比肩・劫財(敗財)が命式中に共に並んで出ていたり、出産適齢期に出ていないことが条件となります。
妊活に良い時期は、良い食傷や財星が出ている時ともいえます。
特に、命式中に食傷や財星が弱い場合や、強い偏印が出ている場合は、偏印を抑える財星(特に偏財)の時がチャンスの時とも言えます。
実際に、高齢の女性の方で、今まで一生懸命に妊活を頑張ったが、中々授からなかった女性の人に、良い年月日をアドバイスをしたところ、無事に授かることが出来たとの連絡を受けた事も多くありました…。

また、最近は、様々な分娩の仕方もあるようです。
その一つが、計画無痛分娩というものでした…。
「計画無痛分娩」とは、あらかじめ分娩する日を決めておいて、その日に陣痛促進剤を使って陣痛を起こし、人工的にお産を始める無痛分娩の方法とのことです。
日本では多くの病院でこの計画無痛分娩の方法がとられているらしいです。
中には、生まれて来る子供にとって、良い月日を教えて欲しいと依頼されることもありました…。

最後に子孫運のポイントを記入します。
(女命の場合)
・良い食傷や財星が天干に出ていて、それを剋す強い偏印や比劫が出ていないこと。
・時柱に吉星が輝いていること。
・出産適齢期の行運(大運・流年)が良い事。
(男命の場合)
・命式中に良い官星(正官・偏官)があり、その官星を強く剋す傷官等が抑えられていること。
・時柱に吉星が輝いていること。
・適齢期の行運が良いこと。
※ 実際の鑑定は、命式や行運全体を見て判断します。…この内容は部分的な内容ですが、参考にはなると思います。
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運命と宿命について(陰騭録から)

2021年05月04日 | 四柱・その他
人生は山登りと同じだと思います。
最初は、親に手を引かれながら個人としての山を登ります。
そして、ある段階になると、二人(夫婦)で山を登ります。
そして、子供が出来ると、子供を導きながら山を登ります。
また、山を登る時にはリュックサックを背負って登ります。
運の良い人は、そのリュックの中に、山登りに必要な酸素ボンベや、チョコレートやアンパンが入っています。
運の悪い人は、そのリュックの中に重いレンガが入っている場合もあります。
確かに運の善し悪しはあると思います…

天気の良いとき(良い大運)は、人生という山登りも楽しいと思いますが、天気が悪いとき(悪い大運)の山登りは大変だと思います。
下山したくなる時もあり、頂上を目指すことを諦める場合もあると思います。
様々なことがあると思いますが、頂上に到達したときの景色は絶景だと思います…。

四柱推命で自分自身の命式や行運を知ると、自分に合った登山の仕方が分かりますし、現在がどの様な運気の時なのかも詳細に知ることができると思います。
それらを正しく理解して、人生という山を楽しく登りたいと思います。

運の善し悪しも命式や行運(大運・流年)を見ると良くわかります。
苦労が多い人もいますし、ラッキーな方もおられます。
下記は、『陰騭録』という運命と宿命について語られた内容です。
ネットに載っていたので転載しました。
運命を好転させる方法に「陰徳善行」というものがあります。
参考にしてみて下さい。

『陰騭録』(いんしつろく)とは、明代、呉江の人で、嘉靖年間から万暦年間を生き、74歳で亡くなった袁了凡(袁黄)が自己の宿命観を乗り越えて、自分から運命を創造してゆくことを悟った体験を書き記したもので、日本においても広く流布した庶民道徳の書物です。
元々は遺言として子孫に残した『了凡四訓』という内容が、後の世に伝えられて『陰騭録』となりました。
“陰騭”という語は、『書経』洪範篇にある「天は冥々の中に生民の住むべきところを騭(さだ)め、その住居をする大地をも相協(しょうきょう)す=ととのえて下さる」という言葉に由来しています。
袁了凡は、日本でいえば丁度安土桃山時代の頃に生きた人で、後世出世して高官となり、交易と漁民に被害をなす倭寇を平定したり、豊臣秀吉による朝鮮出兵の軍を退けたりしています。

そこで陰騭録ですが、ここには運命と宿命という観点で、袁了凡のわかりやすい逸話が残されています。

袁了凡は若い時分、ある占いの翁に悉く自分の運命を言い当てられてしまい、人には決まった定めがあり、それはどうすることもできないという宿命観に陥った結果、煩悩や欲望を一切捨てて生きていました。
そんなある日、雲谷禅師と出会います。
そんな袁了凡を見て雲谷禅師は感服していましたが、ある日…
「あなたはお歳が若いのに似合わず、非常にお出来になっておるようだが、どういう修行をされたのか」
と問われます。
そこで袁了凡は…
「別に修行なんてしておりませんが、少年のときに、これこれという次第で占いの翁に人相を観てもらって、いろいろと予言された。
それが一つも狂わなかったので、それ以来余計な煩悩やあがきを一切止めました」
と答えます。
それを聞いた雲谷禅師は
「なんだ、そんなことか。それではまことに君はくだらぬ男だ」
と吐き捨てて言うのです。
袁了凡がその理由を尋ねると、
「人の運命が初めから定まっておるものなら、何故に釈迦や孔子が苦労したのか。
偉大なる人が学問修養したのは、それによって人物を創ることができるからだ。
運命というのは変えていくもの、創造していくものだ。
確かに”命”というものは存在するが、人はその”命”を知り、”命”を立てることができる。
自ら立てるもの。
人間以外のほかの動物にはできないことを人はやることができる。
即ち真の運命とは、”命を知り(知命)”、”命を立てる(立命)”ことである。
人とはどういうものであり、いかにすればどうなるかということを研究し、それに従って自らを創造することができるところに万物の霊長たる意味がある。
命は我より為すものである。
今日ただ今より、新しい人生を生きよ。」と説かれたのです。
袁了凡は愕然として悟り、発奮して学問に励み修身勤しんだところ、占いの翁の予言したことは以降悉く外れた、という話しです。
※)袁了凡という名は、占いの翁に寿命が尽きると言われていた53才の時に改名した名前。

この体験を基に袁了凡が人の運命論を説く書物、これが陰騭録となる訳です。

人が浅はかで無力であると、宿命に引き摺られた生き方になります。
人が本当に磨かれてくると”運命”に、即ち自分で自分の”命”を創造することができます。
そのためには、人は一生を通じて切磋琢磨し、学問修養しなければならないということです。
”禍福はすべて己より求めるものである”ということを悟り、陰隲つまり”自然の支配する法則を、人間の探究した法則に従って変化させてゆく”ことを志して自らの運命を切り開くこと”立命”こそが、何もより肝要だということなのです。

四柱推命の変通星の中に「敗財」という星があります。
敗財を持つ人は、人情的に流される傾向があると言われています。
また、偏印という星には裏方という意味があります。
故に敗財と偏印とが天干に並び、その十二運が弱い場合は、裏方的な苦労をされる場合も多い様です。
裏の苦労ですので、人からの評価は受け難い場合も多いですが、それこそ陰徳善行の極致だと思います。
人が評価しない分、天は見ていますので、「穴埋め」には最高のチャンスの時ともいえます。
穴が埋まれば家が建ちます。他の為に生きるのは天に宝を積むのと同じなのですね…
この様な変通星を持たれた方は、「陰徳善行」を意識されると良いと思います。

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比肩+食神の並び

2021年05月02日 | 今日の出来事


上図は或る女性の命式です。
・日干:癸
・天干の並びは、月上の食神を中心とする比肩との並びの命式。
・食神の12運は長生。
・年時の比肩も帝旺・冠帯と旺相した比肩。
・五行では旺相する4個の比肩が中心星の食神を生じている。

食神は財星を生じる福禄の星で、比肩から生じられた食神は食べるには困らない運を持っている。
内面には強烈な自我を持っているが、その自我の周りを甘いチョコレートでコーティングしている様なところもある。
比肩が強いので我儘だが、何かと憎めないところがあるのが、食神の吉面の要素だと思う…。
マイペースだが、ラッキーさのある命式で、棚からぼた餅的な処もある。
比肩が食神を生じるので、行運に財星が廻って来ると気の流れは比肩→ 食神→ 財星と良くなる。
また、偏印の行運の時は、倒食となるので運気が不安定になる。

この様に五行に星が固まる命式の場合は、気の流れが良くなり運気が上昇すると勢いの強い上昇運が来る。
しかし、食神を壊す強い偏印等が巡って来ると、運気は強く崩れる場合が多い。
命式次第で生き方のスタンスが変わって来ると思う…。

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新栄堂
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