新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

倒食について。

2023年10月30日 | 四柱・その他
10(11)個ある変通星の中で神が付いた変通星が食神です。
日干から生じられ、衣食住、健康、安定等を表す星で人気運や財を生じる星(変通星)でもあります。
また、女性の場合は我が身が生じる最愛なる子供とも言えます。
そして、食神を持つ方は平和主義者の方が多く、人に悪く思われたくない傾向が強い様です。

四季で例えるなら、冬が終わりチューリップが咲いている春の様な雰囲気であり、
人間でたとえるなら初恋をする乙女の様な年齢とも言えます。

この食神を守る星(変通星)が財星ですので、食神が子供ならば財星は子供を守る家庭を表し、食神が胎児ならば、財星は胎児を守る胎盤とも言えるでしょう…
故に女性の命式で、良い食神と財星を持つ命式の方は、それらを壊す星(偏印・比劫)が出ていなければ、比較的子供運は良いと思います。

この様に、女性にとって食神はとても良い星ですが、この食神を強く剋すのが「偏印」です。
特に食神を守り、偏印を抑える財星(偏財・正財)が無い(弱い)命式の場合…この食神と偏印とが天干に並んでいると注意が必要と言われています。
食神と偏印とが天干に並ぶ場合を「倒食」というのですね…

妊活や出産適齢期の方、子育ての女性の場合は、倒食になっている場合は気を付けて下さい。

また、倒食にはいくつか種類があります。
1. 倒食(食神と偏印とが並んでいる)に劫財が並んだ命式を「劫財倒食」といいます。
2. 倒食に比肩が並んだ命式を「比肩倒食」。
3. 倒食に食傷が並んだ命式を「仮傷官倒食」。
4. 倒食に偏官が並んだ命式を「偏官倒食」。
5. 食神と偏印とがダブルで並んだ命式を「ダブル倒食」。
6. 倒食と財星(特に偏財)が並んだ命式を「倒食解除型」といいます。

倒食とは食神が壊される訳ですので、様々な現象が生じる場合もあります。
例えば…
・食べられな様な病気(口内炎・食堂・消化器系の病気)。
・女性は子供の事で…。
・男性なら仕事のことで…。
・タイミングが合わなくなく(前にも進めず、後ろにもさがれず)。
・強い倒食の場合は、事故や怪我等も…。
・その他、様々…
上記、1~5の場合は、倒食に付く変通星の悪さが出やすくなる(タイミングが合わない)場合が多い様です。
6の解除型の場合は、食神と偏印の才能が出やすと言われていますが、解除型かどうかの判断は少々難しいかもしれませんね…。

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男女の相性

2023年10月23日 | 今日の出来事
ある知り合いの娘さんの命式…
彼女の命式は…天干の並びが月上が旺相する傷官 建禄で、年上・時上に比肩 帝旺双並びの命式でした。
五行を見ると
・水(比劫)に星(●)が6個 ●●●●●●
・木(食傷)に星(●)が3個 ●●●
とても偏った命式で、旺相する比肩が傷官を強く生じていました。
なかなかの女性です…
この様な個性的な命式の場合、お相手の方は少々優しい方が良いと思います。
優しい粘りのある方が良いかも知れません。
そこで、お相手の男性の命式を出してみると…
生時不明でしたが、
月上:偏財、年上印綬の並びで、五行のバランスもまあまあ…
それを見てホッとしました。
比肩や傷官の強い女性の場合は、生じられて強くなった傷官の気を漏らす財星(偏財)や傷官を抑える印綬等があると良いのですね…。
お相手の方はその様な命式だったのですね。
五行のバランスの良い命式なら良いのですが、この様な偏った命式の方は「相性」がとても重要です。
案の定、お二人は上手くいっているとの事こと。
良かったです…

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心の成長と見える景色1。

2023年10月21日 | 四柱・その他
小さい頃は仲の良い両親から沢山の愛を受けることが大切です。
三つ子の魂百まで、よく聞く言葉ですね…。
子供を植物に例えると、お母さんの愛情は大地からの栄養や水の様なものですし、
お父さんからの愛情は太陽の光の様なものとも言えます。

四柱推命的には、年月の柱が先祖や親の柱なら、自分の柱が日柱です。
日柱と年月の柱との関係に冲刑があったりすると、情的(家庭)な面で課題を持って生まれて来ている場合もあるかも知れません…
また、天干(変通星)に吉星と言われる良い星(変通星)が輝いている場合は、比較的先祖や親からの恩恵を受けやすい傾向が出てきます。

さて、親の愛を十二分に受けて育った子供達…その活動の範囲が小学校から中学→高校→大学と広がっていきます。
そして、実際の兄妹や友人との関係で兄妹愛を育てていくわけです。
その様にして、兄弟姉妹の愛が熟すと、次のステージの夫婦の愛へと入って行く訳です。
結婚して夫となり妻となるのですね…。

男女は丸いリンゴの半分と半分の様なものです。
二人が一つになって、丸いリンゴとなるのですね…
愛し尊敬し合って、互いの要素を相続し合い一人前になるのですね…
故に結婚することを通して、愛の人格が完成に近づくのだと思います。
妻になって見ないと妻の気持ちは分かりませんし、夫になってみないと夫の気持ちもわからないのだと思います。

推命的には、官星の無い女性は、夫のことが分かり難いかも知れませんし、財星のない男性は妻の事がわかり難いかも知れません。
女性の場合、官を生ずる財星が出ていれば、夫を支えたいという運もあると思いますし、
男性の場合も、財を生ずる食神が出ていれば、妻を愛したい(生ずる)という運もあると思います。
しかし、それらが不足していたり、分離運を表す比肩等が強く出ていたりすると、少々努力が必要になると思います。
比肩が強く、強い傷官をお持ちの女性は、我儘を聞いてくれる優しい男性が良いかも知れませんね…。
互いに比肩が強い夫婦の場合は、週末婚の様な形も悪くはないと思います。

夫婦となって籍に入ると責任も重くなると思います。
しかし、愛には責任が伴うものです。
結婚とは、二人で新しい世界を創造していくものですから…。
続く

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特徴のある命式

2023年10月17日 | 四柱・その他


やっと秋らしくなってきました。
今年の夏は長かったですね…その分秋が短くなるのでしょうか…?
本来、春夏秋冬の四つの季節ですので、温帯地方はそれぞれの季節が3ヶ月ぐらいで均等なのですが…
一番過ごしやすい春と秋とが短くなった様な気がします。

五行説でいえば、春は木、夏は火で、秋は金、そして、冬が水となり、季節の変り目の土用が土になるわけですね…
変通星では、春は食傷、夏は財官、秋は印星、冬は比肩の様なものですが、
この、木火土金水の五行が均衡に出ている命式が一般的(温帯地方)の命式と言えるかも知れません。

さて、上図の命式ですが、この命式は少々特徴がある命式と言えます。
四柱推命では…
・年柱は先祖や霊的なバックボーンの柱とも言えますし、
・月柱は両親や兄弟、特に親の柱とも言えます。そして…
・日柱は自分と配偶者の柱。日干は自分で、日支は配偶者ですね。そして…
・時柱は子供や子孫運、そして、自分の晩年運とも言えます。
この命式の場合…
年柱と月柱の干支に同じ干支(辛卯)が繰り返して出ています。
先祖と親を表す柱に同じ干支が繰り返して出ているので、先祖代々とも考えることが出来ます。
また…
日柱と時柱の干支に甲戌という同じ干支が繰り返しています。
これは、子々孫々とも見ることも出来ます。
変通星では、過去が正官 帝旺、未来が比肩 養…特徴のある配列の命式ですね…
何かを暗示しているのだと思います。
何を暗示しているかは、それぞれ考えていただくと嬉しいです。

オギャーと、この世に生を受けたその生年月日刻が命式になる訳です。
自分の運を知って、それを活かしていきたいものですね(天命を知って立命に生きる)。

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どうする家康を見ながら…

2023年10月05日 | 今日の出来事
NHKの大河ドラマ「どうする家康」…おもしろいですね!
毎週楽しみに見ています。
しかし、昔のそれなりの家柄の女子は人権が無かったですね…
男子もそうでしょうが、女子ならば尚更…
正室ともなると政略結婚がほとんど…。
お家を守るためには仕方なかったのだと思います。
故に男子の場合は、側室には自分の好みの女性を選んだそうです…。

さて、その様な中で日本では昭和20年(1945)11月|衆議院議員選挙法が改正され、婦人参政権が認められたそうです。
あれから78年、女性の権限はずいぶんと高まってきたと思います。
家によっては、女性の方が強い家系も多いですね。
私が住む群馬県も「かかあ天下と空っ風」女性が頑張っておられる家が多い様です。
昔は養蚕等…女性の仕事が多かったからでしょうか…

さて、四柱推命に干合論というものがあります。
干合とは、例えば…
日干:甲の男性から、日干:己の女性を見ると正財になる訳です。男性にとって、正財は妻(正室)を表す訳ですね…
そして…
日干:己の女性から、日干:甲の男性を見ると正官となります。女性にとって、正官は夫(正夫)を表すわけですね…
故に日干だけを見れば、この二人の関係は、籍に入る縁があるとも言えます。
また、十干同士の関係(干合)が精神的な繋がりの縁を表すならば、
地支(十二支)同士の関係(支合)は現実的・肉体的な繋がり(縁)とも言われます。
人間は、霊肉(心と体)とで、出来ていますので、日干同士の干支が共に干支合して引合うと、心と体との縁あるとも言われています。
日干は、私自身を表しますので、男女の日干同士が引合うということは、縁があるという事なのですね…
※ 干合に対する過去の記事。

最近の結婚は恋愛結婚がほとんどです。
好きで一緒になった結婚ですが、恋愛ホルモンが出ている期間は長くて3年…
結婚される時が恋(好き)のピークなのかも知れません。
故に、3年以内に恋を愛のレベルに引き上げる質の変化があるとよいのだと思います。
また、人生を最後まで愛し合って生きるには、努力+相性も重要だと主います。
相性…かなり大きなウエイトがあると思います。

しかし、干支合して引合えばよいのかと言いますと…
引き合って、縁が出来るのは良いのですが、干支合して出来た新たな五行が、自分の命式にとって必要かどうかが重要です。
必要な五行ならば、「あげまん」となる訳ですね…
そうでない場合は、腐れ縁ということもあります。
また、日柱同士の関係も重要ですが、月柱や時柱・年柱の関係も重要ですね…
そして、入籍するタイミングも重要ですね…

植物の種も、相性の良い土地、そして、何時蒔くかという時期も重要です。
それらを総合的に判断できれば、夫婦生活はアップし、歳を重ねる毎に素敵な夫婦となるでしょう…。

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