荷坂峠道の沖見平へ立ち寄る.沖見平には地元有志の方が設置してくれた木製のベンチが3つあって,休憩できるようになっている.ここまで登ってくると,さすがに少し汗ばんできたのでジャケットを脱ぎ捨てる.
沖見平からは紀伊長島方面の海を一望することができ,長島港の防波堤が見える.ところで,さっきまでいい感じで晴れていたのに,沖見平に着いた途端に曇ってしまった.天気予報では晴れのはずだったのに.
そのほか,沖見平には江戸時代の越後商人・随筆家である鈴木牧之(1770~1842年)が,この峠道に立って詠んだとされる二句が記されている.どちらもとてもいい句だと思う.
嶋山や霞もこめず千々の景
長嶋や世を遁るなら此のあたり
たしか鈴木牧之は,始神峠でも句を詠んでいたっけ.今回は天気が急に悪くなってしまったけれど,沖見平までならサクッと来れるので,また次回天気のいいときに再訪することにしよう.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます