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国道169号線で七色ダムの手前,北山川にかかる柳谷橋までやって来た.新緑の季節,山の色がとても明るくて,木々がまるで踊っている様だった.和歌山県の北山村は飛び地となっており,いま何県にいるのかよく分からなくなる.一応,ここは三重県の熊野市神川町だ.
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国道から村道へと入っていく.薄暗い狭路だが,木々の葉が,林間から漏れてくる日光に照らされて輝いていた.村道を走ってすぐのところに,瀧神社の入り口がある.渓流も流れており,とても穏やかなところだ.
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橋のたもとにオートバイを停めて,瀧神社を目指して歩いて行く.風が強いのだけれど,天気は快晴で,辺りは鮮やかな緑で包まれていた.
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ゆっくりと森林浴しながら歩いていくと,100メートルほど進んだ所に境内へと続く石段と鳥居が現われる.鳥居以外は石灯籠までもが苔で覆われている.木々の葉の色と違った苔の緑が,とても美しかった.自然と一体化した神社の景観は,やはり素晴らしいと思うのだった.
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鳥居の先には,立派なご神木とその後ろに社殿がある.境内の中心にあるご神木から,何か感じ取るような気がした.この神社は,南北朝時代に吉野から逃れてきた武士たちがこの地で暮らし,氏神として祀ったのが始まりであると伝えられているそうだ.
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近くを流れる渓流と豊かな緑,瀧神社は神域に相応しいとても美しい空間だった.しっかりと参拝をおこなって,瀧神社を後にした.
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