Velo-city

"It never gets easier, you just go faster."

イノシシ走り、風に敗れる(写真追加)

2010年05月10日 | レース
<写真は帰宅後>
シーズン前半の目標イベントであった利根川ITTに行ってきました。
結果は惨敗。しかし自転車の奥深さを改めて知った日でもありました。

戦術:
20 min 300Wキープ
これが達成できれば、目標の平均速度40km/hは達成できるはず。理論上は。そう、理論上は・・・

これを達成するために、綿密にたてた計画は以下の通り。
①スタートから5kmまで、300Wを超えないように抑え目に走る。
②5kmから残りは、300Wを解禁して、しり上がりのペースメーキングをして、最後に全部振り絞る。

全て目標どおり達成できました。
しかし、結果は
平均速度37.63 km/h Bクラス38位。(ショック・・・)
がっかり・・・これは凹みます。いつもワットをさらし合っているPT仲間、自分より平地FTPが低い人にも後塵を拝しました。



往路は楽しても50km/h出る猛烈な追い風。復路は煉獄の向かい風。このような条件では、往路、復路ではなく下り、登りで考えるべきなのでしょう。後でみなさんに聞くと往路は50km/hオーバーで走っていたとのこと。その中、後半の息切れを心配した私は290 w、48 km/hくらいでシャカシャカ回していました。これがいけなかったみたいです。ロードレースでいうところの、下りで踏まなかったことになるみたいですね。よくレースでは、「上のクラスになればなるほど、登りで無茶にペースをあげずに、下りで追いつく」クレバーな走りをするとよいと聞きます。私はパワー計を妄信していたのでしょうか。
で、向かい風の帰路ですが案の定パワーは出ていますが「スピードが乗りません」
ちょっと出力を落とすとすぐに30km前半になってしまい、それを戻すのに余計な労力を使ってしまう。その繰り返し。
確かに、ヤビツ峠でもやみくもにW表示とにらめっこして登るよりは、「スピードを乗せる区間でしっかりスピードを出す」、これに注力したほうがタイムがいいんですよね。そういえば。

というわけで、アメリカのSUV的な、燃費の悪いイノシシ走りをしてしまったことになります。あ~あ。



ただひとつの慰めは、ちゃっかりFTP計測ができたこと。
16分計測で平均322 Wが出ていました!イヤッホーイ
いままでの15min Peak Powerはヤビツの登りでだしたインフレ330 Wでしたので、平地の数値としてはベスト!これに0.93かけると299 W、というわけで
FTP= 300 W
メディオ域=255 W
になりました。

うわ~ハードルあげちゃったな・・・

++++++

そうそう、個人レースで出し切ったあとは、応援の時間です。
実際に走ってみて、誰もいないスタートから4kmあたりの無人の荒野が精神的に非常につらかったので、ここで応援することにしました。

ちょうど菜の花が咲き誇っていて、なんかツールみたいです。小鳥のさえずりと風の音が目の前を渡っていきます。春を実感します。


チームひとりでエントリーした、アンカーの飯島選手。
なんと自分の分身をちぎって一人でやってきました。
チームTTなのに一人で走って一人でぶっちぎりのトップタイムです。もちろん一人なので失格ですが・・・


ちょ、ちょうじんだ

100km以上自走してなお、TTT 20 kmをマックスで走り7位に入賞した竹芝の2人。あの、開始1 kmでチャンプを千切らないでくださいwww
ち、チーム内契り愛www


へ、へんたいだ。


復路は暴力的な向かい風。
アッキーオさんが飼い主にぶたれる前の柴犬みたいになっています。


イナーメな二人


カメラマン


ローテーションがきれいなTeam Look。まじめにはしりましょうwww


チームメイトが100km自走した上に遅刻して2人で走るはめになったチーム竹。
がっちゅさんとぬまさん。
www
自走で遅刻。www
この人たちおもしろすぎる。