今朝の朝日新聞に、子どもに面白く学ばせるテクニックを見つけました。教育アドバイザーの清水章弘氏の執筆です。「やり方が分かれば、勉強は楽しい!」を合言葉に、とっておきの勉強法だそうです。
子どもたちの大好きな休憩時間。その取らせ方。
「30分頑張ったら5分休み」の繰り返しではマンネリ化してきますし、30分頑張っても、集中して頑張らなくても休みがもらえます。これでは効果は上がりません。
休み時間獲得ゲームを試しましょう。休み時間をいったんゼロにして、30分を与えます。やるべきことをやって、残った時間を休めるというルールにするのです。30分でやるはずのことを20分でやりあげれば、10分休憩ができるのです。頑張った分だけ休み時間が増やせるのです。
ゲーム感覚で、盛り上がり、どんどん早くして休み時間を貯金する子が出たり、3セット分をまとめて頑張って、纏めて長く休む子も出てきます。見て真似する子がいたり、自分のペースを崩さない子もいます。
こうしたことから、自分に合ったペースを身に付けるのです。
勉強上手は、休み上手。
同じ今日の朝刊、スポーツページに縦横無尽・中小路徹氏の「大人が黙れば考える 子どもも大人も」という文がありました。
滋賀県草津市 三ツ池運動公園。県内の小学生ラグビークラブが集って、サイレントリーグが行われる。サイレント=大人は黙る。メンバーを決めるのも、試合中も、ウオーミングアップ時も保護者は接触できない。
「子どもたちが自ら考え、行動し、試合を楽しむ。有意義な時間に大人は立ち入らない」
「大人がやいのやいの言う弊害を何とかしたい。プレー中に、ああやれこうやれと大人が介入すると子どもはそれ以外のプレーを選択しなくなる。子どものプレー中の失敗は失敗ではない。それを大人が目の色を変えて責める。問題解決能力も、批判的思考も持てない人間に育てるだけ」
「子どもたちは思考を持っている。なのに大人が型にはめてしまう。まずは子どもたちを信じていこう」
スポーツに限ったことではあるまい。