引きこもり生活の活気のなさがすべての生活に影響するのか、妹のらい太と出かけることがないどころか、電話もメールもなしになってしまっていました。先日久しぶりにメールがありました。
件名は「デーツ」というものでした。
え?デーツ?あの砂漠の食糧・ナツメヤシの実?何事で?
デーツに出会ったのは2013年。リビア・チュニジアを旅行した時でした。遺跡を見るのが主たる目的でしたが異なった文化に満足した旅でした。らい太も行きたいと同行したのでした。
そのデーツが種を抜き、ドライフルーツとして生協の商品で出しているよ。買ってみたらおいしいよ、懐かしいよ、あなたも頼んでみたら、というのでした。そうかい、それは買ってみようというので頼み、昨日手元に届いたのでした。
う~ん、かの地で食べたものと同じだ。信じられないくらい甘い。砂漠ではこれさえあれば食料は大丈夫だと言われるものです。まちでも観光地でも粗末な台の上に粗末な皿の上に無造作に盛って売られていました。砂漠の砂も混じるでしょうか、埃っぽい見かけでした。生協のものはこんな包装です。
行程の中で、大きな地主のヤシ農園を訪ねました。
見上げるばかりのヤシの木です。小作の若者がそれこそマシラのごとく、するすると登って見せるパフォーマンスをしてくれました。はるか上には青い空を背景にデーツがこんなに生っていたのです。
お土産に求めて帰ったものを竹かごに盛ってみたところです。
ついでに旅の写真を少々。消えてしまったブログには度々行った旅行の記録もあったのですが・・・
そこいらあたり土地はすべて塩の堆積だという砂漠の中を行き、こんな何にもないところで、今夜のお宿はと思っていたら素晴らしいホテルが突然現れたのにはびっくりしました。
夕陽を見に砂漠の奥に行きました。ラクダに乗るコースもあるのですが、ちょうど繁殖期で母ラクダが気が荒くなっているからとジープで。
夕日、地平線に陽が落ちます。残念なことに薄曇りで燃え燃えるような落日は見られませんでした。
デーツから思い出がよみがえりました。