朝日新聞の東京ページにこんな記事を見つけました。
日野市では中学生の自殺があり、2016年秋から児童・生徒・父母・学校が一体となって「いのち」について話し合うプロジェクトを実施している。昨年度はコロナ禍で集まることが難しく、代わりにメッセージを募った。
227通が集まった。内訳は、約120件が父母、約80件が教員、約30件が地域住民からだった。
口に出すのは気恥ずかしくても、子どもたちに伝えたいメッセージが集まったのだ。
市役所5階のローカの壁にすべてが貼り出されている。
メッセージを読んだ児童生徒の感想も合わせて掲示されている。
★ 自分の命が自分で思っているよりも何倍も重いものだと気づかされました(中3)
★ 私は親が「おかえり」と言ってくれるととてもうれしくなります。そして親も同じなのかなと嬉しくなりました(小6)
市立小中学校PTA協議会会長は子どもたちはありのままの自分を肯定する気持ちになったようだ。思いが伝わったと思う。大人も他人のメッセージに共感し、勇気を得たと思う、と話しているという。
コロナの影響で、直接話すことはかなわなかったとのことですが、かえって照れくささに邪魔されずに心が通じたのかもしれませんね。親子が、大人と子供が、素直にお互いの気持ちを理解できたのでしょう。