
今年は春が遅いです。「このくらいのタイミングで麓の観察会を行えば、例年、時期が遅すぎて観察できなかったスミレたちを観ることができるだろう」という予想のもと、塩平から焼山林道ぞいを歩いてのスミレ・ハイキングを計画したのですが、麓もまだまだ春は来ていませんでした。

それでも、いろいろなものを見つけては観察しちゃうのが乙女流。今回、盛り上がったのは、冬を越したトンボの姿でした。あんなに小さくて、細身なのに、厳しい冬を越したなんて、すごい! その名もホソミオツネントンボといいます。イトトンボの仲間です。

「春がまだまだ」という証拠写真です。麓で一番先に咲く草の花はハシリドコロです。満開の時期になると、花はみんな下を向いて、まるでウエディングベルのようなのですが、どういうわけか、咲き始めのときだけは空を向きます。

盛り上がった自然観察の話題その2。ど根性タチツボスミレ。こんなコンクリートの隙間に、たくましく育っていました。

さらに盛り上がったのがこれ。コンクリートの水抜き穴に咲いた、タチツボスミレです。

そして、一番盛り上がったのがこれ。参加者の塚田さんが自作された「コケの観察カード」。「英単語帳を取り出したりして、いったい何をするんだろう??」と不思議に思っていたら、コケの体を拡大して、ていねいに書いたスケッチがいっぱい。これには、みんな驚くやら、感心するやら。

今回も講師は、小田原から来てくださった依田さん(中央)。次回の観察会を期待しながら、今年度第1回スミレ観察会を終了しました。
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