今年2回目の訪花昆虫調査は賑やかでした。参加者は11人。プラスアルファ山梨CATVの取材がありました。
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みんなで自己紹介をした後、高槻さんから調査方法の説明がありました。説明が終わったと思ったら、高槻さんがバッグから何か取り出しました。まずは女性が頭に付けるカチューシャ・・・から2本の針金?が伸び、その先にかわいいポンポンが付いています。「これは・・・井上さんがいいなあ」と井上さんに付けていただきました。井上さんには、ピロピロ笛も渡しました。ピロピロ笛は吹くと伸び、吹くのを止めるとクルクルッと巻き戻りますよね。これはチョウチョを表しています。
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高槻さんご自身は、マスク・・・に何か仕掛けてあるものを取り出し、付けました。「私はハエです」。マスクに付いていたのは、ハエの口(の手作り模型)。人間の魂がハエに転送してしまうというSFホラー映画「ハエ男の恐怖(原題The Fly)」がありましたが、そんな感じです。コロナウィルス流行時に多用されたフェイスガードにマジックペンで「サングラス」が描かれたものも装着。ハエの目です。
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さらに、紙皿で作った「浅い花」とペットボトルで作った「深い花」も取り出しました。もうわかりましたね。ハエの口では「浅い花」からは蜜が吸えても、「深い花」では口が届きません。一方、チョウチョの「ピロピロ笛」細長い口だと「深い花」でも蜜が吸えます。そのような花と昆虫の関係が、この調査からわかってくる・・・という説明のための小道具だったわけです。楽しかったですよ。
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その後、5チームに分かれ、それぞれ巻き尺・ペグ・折り尺・記録用紙・調査マニュアルなどを持って、担当の遊歩道を歩きながら、花を訪れる昆虫を探し、記録していきました。遊歩道に沿って巻き尺を伸ばし、往路で遊歩道の右側2mの訪花の様子を記録し、復路は遊歩道の反対側を調べます。それが終わると、巻き尺を巻き取り、次の区間に進みます。
2023年の記録を見ると、6月90データ、7月299データ、8月2,268データ、9月1,297データですから、8月とその前後の調査は大変になりそうですが、6月は「楽勝」です。案の定、今回は調査員も多かったこともあって、午前中で終わってしまいました。次回からは記録するデータも多くなります。ぜひご参加ご協力ください。
訪花昆虫ではありませんが、こんなシーンも。
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アヤメが咲き始めていました。
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なお、乙女高原ファンクラブで行っている2018~2023年の訪花昆虫調査ですが、調査日のべ21日、参加人数のべ103人です。
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