7日の日曜日に、北区の無形民俗文化財に指定されている王子神社の「王子田楽舞」を見に行ってきた。
前回行った時には土砂降りの雨に見舞われ、舞を見ることも叶わず、ほうほうの体で帰ってきたので今回が初体験である。
どうも例祭の日には雨が降りやすそうな感じで、きのうも田楽舞は滞りなく終えたのだが、その直後の「福まき」が終わった途端に雨が降ってきた。
折り畳み傘を持って行ったので濡れることはなかったが、夏の空も変わりやすいものである。
さて、肝心の田楽舞であるが、順を追ってみると、こんな具合である。
鳥居の前で神官が祝詞を奏上し、田楽行列が神殿に向かう。
露払いの武者がもがり(舞台)の四隅を清めると、氏子総代による「槍合わせ」が行われる。
子どもたちによる「七度半」という儀式をおえると、舞い手の一行が舞台の前で「中門口」という舞を舞う。
これは、これは田楽座が貴人宅へ練りいる際に門の所で芸を披露した形態を残しているものだそうである。
その後、舞台に上がった舞い手による田楽舞が行われる。演目は十二番あり、時間の関係で一部しか演じられないのだが、花笠の衣装とささらを用いた舞は、足さばきを中心とする静かなものであった。
演目を終えた舞い手が一人ずつ紹介され、その後の「福まき」で全てが終了した。
なお、田楽舞の詳細は下記を参照されたい。
王子神社田楽舞/王子神社
http://ojijinja.jp/saiji.html
王子田楽舞/近藤英一郎「東京の祭り」
http://members2.jcom.home.ne.jp/ichikondo/08%20oujidenngakumai.html