じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

恵まれた医療に感謝

2008年06月16日 | 急性骨髄性白血病

0806111 金曜日、3回目の治療に間に合うように病室に駆けつけた。

マイロターグという新しい治療薬、2時間の点滴投与で副作用も比較的少ないといわれているが、これまで2回の強力な抗がん剤治療で衰弱している体には堪えたようである。

24時間血圧や心電図モニター下で注意深く投与された。妻はこんなものよ、とわりあい平気なのに、私の方がモニターの頻脈や少しの発熱にもいちいち心配していた。

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最近は緩和治療も進んでいて、吐き気止めやその他の副作用を抑制する薬を、あらかじめ又は並行して持続点滴され、万全を期してくれている。おかげで、激しい吐き気やその他の耐え難いといわれる副作用はかなり抑えられているようだ。

しかし度重なる抗がん剤治療でダメージは日々積み重なっていくのがわかる。

今まで以上に脱力感、眠気がひどく、食欲もなくなり、うとうとしている時間が長くなる。

ここは文字通リ完全看護の病院に頼り、3日間居て帰宅することにした。

とにかく、クリーンルームを始めこれ以上ない医療設備と先進治療、最高のスタッフに恵まれていることに、妻も私も感謝している。高額な医療費も今は限度額適用認定証で窓口払いは少なくてすむので、これも助かっている。

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並行して骨髄移植のコーディネート手続きが進行していて、骨髄移植推進財団からドナーの確認検査や色々な通知と請求書が自宅宛に送られてくる。

これらは保険適用外ながら、大きな額ではない。移植できるかは別として、応じてくれるドナーが居ることにも感謝している。

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昨夜の9時のNHKテレビ番組で中国の医療事情をやっていた。

北京の病院では診察を受けるのに、前夜から数百人が並んで順番待ちをしている。健康保険制度もなく、診察券を手に入れるのにダフ屋が介在し、前金で払わなければ治療を受けられない。一方富裕層用のホテルのような病院あり、格差社会の極みを見せつけられた。

「後期高齢医療制度」・・まだしも恵まれている。

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その後の妻からの電話での様子から、だいぶ元気を取り戻していた。

コメント (1)
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