大げさだが、世の中世界規模、地球規模で破滅に向かって突き進んでいるように思えて仕方ない。心配しなくても私の世代ではないだろうが・・・
温暖化が逼迫しているというのに、わが国の指導者は4,50年先の目標を得意げに言っているのは先送りその場しのぎでしかない。洞爺湖サミットも推して知るべしであろう。5年、10年先とか短年度ごとに目標をおいて必死で取り組まなければならないはず。
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投機マネーで天井知らずに上がる石油や穀物の高騰に対してもまた、世界の指導者は打つ手を持たない。世界の富がほんのわずかの富裕層のところに流れ込み続けているのである。2%の人が世界の富の50%を保有し、逆に50%の人々は富の1%しか持っていないといわれる。オイルマネーに潤う産油国には1000億以上の大富豪がごろごろいて、そのファンドが世界をむさぼり続けている。
農業も漁業も中小企業からも、もちろん物価値上げで庶民から吸い上げたお金も行き着くところは日本の、世界の富裕層に流れ込んでいるのである。そればかりか飢餓に苦しむアフリカやその他の後進国からさえ、容赦なくとことん吸い上げていく構造なのだ。
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国内においては、派遣労働者が低賃金で使いまわされ、労働格差・経済格差がますます拡大定着し、多くの若者の希望を奪っている。だんだんと孤独感、閉塞感に包まれた荒んだ社会になっていくように思われる。そしたまた自殺する人の多くが生活苦貧困層だという。
それにしても日本の国民は大人しい。燃料やガソリンが値上げされても、食料品や諸物価がどんどん高騰してもなすがまま、「仕方ないわ」「まだ少しは余裕があるから・・・」
抗議もデモもしない。後期高齢者が立ち上がっても若者は我関せずである。
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大企業と官僚達が、グローバル化の掛け声の下に進めてきた経済政策や規制緩和は国民生活にとってどうだったろうか。社会保障や教育制度など、政治家は本当に国民のための政治をやってきただろうか。税金が適正に使われているとはとても思えない・・・・
矛盾と歪はますます拡大しているように思うのだが。
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時々こうして政治が悪い、世の中が悪い、と言いたい放題愚痴をぶちまけるのも私流のストレス解消法と読み流して、ご容赦ください。
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写真は雨上がりの生子橋(しょうじばし)
ちなみに煙突山のある山は生子山といいます。