じいじのひとりごと

高齢者の悲哀と愚痴を綴っています
唯一の相棒、mシュナウザーのベルが残り人生を伴走してくれます

すんでのところ

2017年07月30日 | 
夕方散歩、これまでよりも一段と暑かったなか、
例によっていつものコースを歩いていた。
高台で夕陽を撮って引き返そうとした時でした、
石積み観覧席の最上段の辺りで、急に私の足元でラヴが崩れるように倒れてきた。
それまで普通に歩いていたようだったのですが、本当に突然の事でした。

抱き起こそうとしたが、ものすごく重くて頭をもたげるのがやっと・・・・
口も閉じ、どうも呼吸も止まっているような、
白目になって、次第に目を瞑り始めていた。
なんだ、これは・・・突然のことに戸惑うばかり。

膝に頭を抱いて、「ラヴ、ラヴ」と呼びかけながら背中の辺りを
何度も叩き続けた。
思わずこのままダメかもしれない、、、悪い予感が頭をよぎりました。
辺りはすでに薄暗くて、場所が場所だけに人通りもない。
水も持ってきていない。

叩き続けるうちに、か細いながら呼吸が戻った・・・ハッハッハッ・・・
少しホッとしたが、体はダランとしたまま目も開けていない。
下まで行けば水があるのだが、放置したまま離れられないし・・・・

どうしよう、、、
下までは運ぶことが出来れば、助けを頼むこともできるが、重くて到底運べない。
思いついて、かかりつけの動物病院に電話した。
「公園の上の石積み観覧席の上段でラヴラドールが倒れた、往診できないか・・」
休診中の留守電に一応入れておいたが、返信は無い
抱きかかえたまま、、最悪のことを想像した。
このまま・・・・

たまたま運よく通りかかった見知らぬ人が心配して声をかけてくれた。
「すみませんが、下にあるトイレで水を汲んできてくれませんか・・・、
傍に自販機があるのでペットボトルの空瓶があるはずですので」
親切なことに頼まれてくれた。2リットル瓶に半分ほど持ってきてくれた。
ホントにこんな有難いことはない、礼を言って帰ってもらった

口をこじ開けてそれを飲ませる、飲む力も弱い・・・
余った水を首やわき腹に水をかけてやる、だんだん呼吸が激しく戻ってきた。
すこしホッとする。

自分でももう一度水を汲みに走って、たっぷりの水を体にかけてやる。
かれこれ、30分以上かかったでしょうか・・・・
当たりはとっぷり暮れて暗い中、体を摩り続けていましたよ。

首をもたげられるようになり、、支えて何とか立ち上がらせることができた。
よろよろとゆっくりゆっくり歩くことができるようになり、
何とか自宅までたどり着いた時には、午後8時半を過ぎていました。
全身に水道水をたっぷりとかけて冷やしてやる。
すこし元気を取り戻したが、いつもは待ちかねているドッグフードに口を付けない。
明日の朝には元通りに戻っていているかなあ。


私の診たてでは熱中症、
毛皮を着て歩いているのだから、人間以上に相当に過酷なのだなあ。
犬は「しんどい・・・」と言えない。気配で分かってやらなくては。
猛烈に反省した。


あー、、、ほんとに命拾いした。
思えば私も水を携行していなかかった。
自身も全身汗だく息も絶え絶えでした。危なかったなあ・・・・
夏場の散歩は、今後朝だけにしておこう。
(ポケGoは暫くお休みにする)

この夕日を撮りに行ったばかりに・・・


コメント (18)
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