一期一会の日々

日々のあれこれ

初夏の妙義山②~石門めぐり(ショート)コース vol.2

2018-06-10 15:13:03 | スポーツ

このまま鎖場はないかもなどと思いながら進む 11:26。
案外険しい、勾配のある岩だらけの山道。
なんだろう、上の方からキャーキャー言う声が聞こえる
あれが、第二石門じゃないの? 写真撮らなくていいの?
見上げると逆三角形の小さな空洞
それに吸い込まれるように岩壁に沿ってゆっくり歩む人影が見える。11:30目視。
歓声だか悲鳴だか、キャーキャー言っている。
楽しいのか怖いのかよくわからない、それだけに変な緊張感が込み上げてくる。
予習してきた鎖場情報が、頭の中からすっ飛ぶ

「かにの横這い」だって。どうする? 今度は聞かれる
岩にとっかかるのは大変そうだけど、あとはこてしらべと同様かなと
行きます!、先に行きます!とお返事。
そうかぁ、行くかぁ。よしわかった
慎重に足場と鎖を持つ位置を選ぶ。
イイ感じ なんか楽しいかも うきうきしてくる。

はい! 横這い終了 さぁ、逆三角形の石門をくぐるよと改めて見ると
「たてばり」とある 細い筋のような岩場がほぼ垂直に
目の前にあるのは、あの、大黒の滝のような細い細い岩筋と、右手に鎖だけ。
見上げる先の逆三角形の遠いこと。遠くにしか見えない。
ここは無理、登れない。横はいいけど、こんな幅の狭いたては無理。
  どうしよう…。登れない。どうしよう。
声に出して躊躇していると、同行者も到着。どうした?と。
どうやって登ったらいいかわからない。どうしよう。
戻りたい…と言おうとした瞬間に、第一石門でお会いしたご一行も到着。
狭い横這いに数人がへばりついて、もう先に進むしかなくなってしまった

どうやって登り始めたか記憶がないけれど、
途中急に1年前にロープクライミングをしたことを思い出した。
なんだ、全然平気じゃんと、奮い立たせ登っていく。
逆三角形は近づいても小さかった。
着いた着いた やったね 右手に第二石門とある。

  石門をくぐれば、平地だと思っていたの。勝手に。

天国から地獄とはまさにこのことだ
石門をくぐった暁には、直ちに「つるべ下がり」のほぼ垂直降りが待っていた。
というか、まず石門をくぐることができない
そう、逆三角形は大黒の滝の如く細い細い隙間で
そのまま通り抜けようと試みたけれど、
挟まったままで抜けなくなりそうになり、大惨事になる前に撤退。
鎖は石門の上の方には付いてなく、体を持ち上げる手の持って行き場がない
二度目の戻りたい症候群にかられたけれど、
後続のご一行様に、ゆっくり行かせてもらっていますよ、すみませんね~
穏やかに声をかけておいてくれる同行者の声に、力を振り絞り何とかよじ登る。
こんな時人は何を思うのか。
  なんで半袖にしちゃったんだろう

石門を何とか潜り抜ければ、やっと「つるべ下がり」。
こちらは慎重に鎖を手繰り、足を運べば大丈夫だろうと進めたけれど、
右足の靴紐がほどけるまさかのアクシデント
紐がほどけると踏んでしまって危ないというのはこういうことかと妙に納得
左足を岩に乗せようとするポイントに、必ず右のほどけた靴紐が待機していて
足場を二度確保しなくてはならない状況に。
気付きたくなかったけれど、足はガクガク震えてた

無事つるべ下がりクリア。
同行者、後続のご一行様を見上げながら、呼吸を整える。
ほっとしたのか、忘れていた頭痛が蘇ってくる
とにかくここで、邪魔にならぬよう一休みだ 11:42。



 

   


初夏の妙義山②~石門めぐり(ショート)コース vol.1

2018-06-10 03:14:23 | スポーツ

2018.6.3 11:11 中之岳駐車場を出発
すこ~し、すこ~し頭が痛いような気がしてきたけれど
車道を正面にそびえる妙義山を目に歩くと
気のせいかなと思えてくる。思いたい

いよいよ石門入口へ。
少し行くと「かにのこてしらべ」の鎖場が。
左手には迂回路があるみたい、どうしましょう?
同行者は私次第だと言う。
このくらいなら、先の第2見晴程度かなと先陣を切る。11:20トライ。
なんということはない、あっという間の拍子抜け
これなら、このまま続くと予習してきた鎖場もいけるんじゃない
同行者も妙義神社の辺りでは膝が痛くなってきたと言っていたけれど、楽々クリア

さらに行くと、右手は大砲岩への近道、左手は石門の案内が。
右手はきっと巻き道、左手は鎖場だってわかっていたけれど、
一応どうしましょうと聞いてみる
石門は見ておきたいのですがと。
大砲岩へは行かないから左でしょ、と。

大きな大きな岩を見上げて一息ついてるご一行あり。
くぐった覚えはないけれど、これが第一石門 11:24着。
狭い山道をそれでも近寄ったり離れたり、しゃがんでみたりと
カメラに収めたけれど、どれもこれもフレームアウト
見事な石門だった。もしこれが石門ならば

ご一行にお声をかけ、さらに山道を先へと進む