一期一会の日々

日々のあれこれ

弘法山トレイル

2021-02-06 18:26:11 | スポーツ

2021.2.1 mon.

人生の一大事の第一弾、緊張から来る吐き気と下痢で
実力を出し切れなかったと聞いた先月中旬。
では2/1は長い道中、最寄り駅まで同行しようかということになり
電車を乗り継いで到着したのは小田急線相模大野駅
不要不急の外出には当たらないとし
折角遠出、久々に歩きたいとそのままソロ登山、ソロハイク

山登りを試みた数年前から、
いろんな本を薦められたり図書館から借りてきたりする中で、
よく目にしていたのが神奈川県秦野の弘法山
駅からハイク、お散歩ハイク、ゆるゆる登山…
初心者でも楽しめるコースとして気になっていたけれど
なかなか手が届かなかったコースだ。
ここなら、ソロでもきっと大丈夫と踏んで
秦野駅で降り立った。

9時半過ぎスタート。
まほろば大橋を渡る左手に山々が見られうきうきする
水無川と平行に車道を歩いたけれど
川沿いに遊歩道もあったらしく逃して残念。
弘法山公園入口までの20分間のウォーキングは
よい準備運動になった

ハイキングコースはいきなり急斜面
雑木林の山腹をジグザグに登っていく。
木々の中を歩くこの感じが嬉しくて
まったく苦にならない
10:12浅間山到着。
暑くてダウンもトレールアクションパーカも脱いでしまう。
電車に乗っていた時は寒いし雲も厚くて
どうなることやらと懸念していたけれど
青空も出て開放的で写真、自撮り三昧
自然の中で一人っきりでもこんなに楽しいとは

林道を横断して熊出没注意の看板にビビりながら
木段を歩くこと10分。
10:30権現山、展望台到着。
ここからの眺めは素晴らしかった
大きな富士山、恋い焦がれた金時山、相模湾も
秦野の市街や表丹沢・箱根の山々…
30分近く眺めを堪能してしまった
お腹も空いたので、展望台を降りて
カロリーメート1本をモグモグ。
これでさらに元気になる

権現山は広々として、バードサンクチュアリなどもあった。
平坦な馬場道を行き、階段状の遊歩道脇の山道を登ると
もうそこが弘法山、11:15。
乳の井戸水をポンプで押し上げて水の冷たさを確認したり
釈迦堂の弘法大師をお参りしたりして
歴史を感じながら一息つく

釈迦堂の裏手から尾根道を下り始める11:25。
普段目にしない野鳥の歌声に心もはずむ山道。
善波峠に差し掛かる前の雑木林で
うぐいす色の鳥たちがたわむれながらピーピーと鳴く姿に
心奪われ立ち止まること10分。
あとからメジロだったとわかる
スカートを履いたフォーク調スタイルのおじさんが通り過ぎていかなければ
そのまままだ上を向いてメジロの姿を追いかけていたと思う。
善波峠へ行くつもりが、ショートカットの道を行ってしまう
途中すれ違った女性に念のため吾妻山に向かっているか伺う。
地元の方らしく、今登って下りてきたところ
いい山道なので楽しんでくださいねと労っていただく。
小さなアップダウンを繰り返しながら
冬の日だまりハイクのなんと心地よいことか。
素晴らしい森林セラピー
秦野に越していった友人を思い出して
私は何故今もあそこに住んでいるのか、
ここに移り住めば毎日この心地よさを味わえるのにと
思いもかけない疑問が湧いてくる。
矢倉道分岐に着いたのは12:19。
そこから吾妻山へはあっという間で12:26着。
ここで最後の休憩。
カロリーメート1本と榮太樓のエナジーようかんを。

15時にまたまたお願いメールがあり
献血の予約を入れていたので急に間に合うか不安になる。
吾妻山から鶴巻温泉駅まで気持ちはトレランで下っていく
住宅地に下り立ち、
東名高速道路を目の前にしたコンクリートの急坂が
このハイキングで一番ショッキングなポイントだった。
旅館街に入り、弘法の里湯の外観を拝み
鶴巻温泉駅に無事着、12:45。
12:57発の急行に乗って新宿には14:05着
腹ペコの献血はまずいので
おだむすびで明太子と高菜のお茶漬けをいただいた。

低山ながら縦走感覚が味わえた素晴らしいハイキング
献血の社会貢献のおまけ付き。
充実の一日となった