誰が見ているかわからないので特段休憩を取るでもなく、
峠の空気を人目に付かないようにこっそり吸い込んだら
そのまま頂上に向けて歩き続ける
ゴツゴツした岩場の道筋が続くのが見え、ドキドキする
振り返ると富士山が見えるはずだと思っていたが、
曇り空のため、先を見通すような景色は拝めなかった
それでも大菩薩湖を取り囲む山々の緑の稜線は美しい
一人首から立派なカメラを提げて登山する若い男性。
時折シャッターを切るため、歩みは私より速いけれど
着かず離れずの距離を保てる。
この方に付いていけば、ペース維持できるかも
と思ったのも束の間、何でもないところでセルフタイマーで記念写真を撮っていたら
あっという間に引き離されてしまった
前方に男性確認。
親不知ノ頭に行かれている間にと先に賽ノ河原へ。12:04。
テンポよく下りながら男性がなかなか来ないことがわかると、
今度は親不知ノ頭からの景色を見損ねたことが急に悔やまれる
避難小屋を過ぎたところ、モヤモヤして岩の上で急に小休憩。
小屋に戻ればいいものを、誰も気にしていないのに、一人気恥ずかしくて…
ここで、私も靴を脱いでバンドエイドを。
実は、1年前に富士登山をした時から、靴擦れをするようになってしまった登山靴
靴の内側踵部分を確認すると、右と左で硬さが違い、
硬い方の左足が登りを歩くとあっという間に靴擦れするようになってしまっていた
そんなことってあるのかなぁ。
それから地図を広げながらモグモグタイム
職場でもらってきた防災用期限間近のカロリーメイトが大活躍。
一気に元気になった。
男性も無事通過し、後を追う。
前方に道に立ちはだかる岩場を確認。
ふ~っと来た道を振り返っている間に、辺りに誰も見えなくなった。
そのまま進む。先が見えない岩場の前に立ちすくむ。
この岩場を越えたら、本当に道が続いているのか
越えても断崖絶壁だったらどうしよう
初めての山では道に不安を覚えるものだと、急に怖くなった
みんな急に消えちゃって、やっぱりここを越えるしかないのかしらん?
よじ登るのは楽しいけれど、今回は一人っきり。
先の見えない不安の方が大きくて、心底ドキドキした。
越えてみると何のことはない、先にはちゃんと道があり、人が歩いていた。
もう男性に追いつくことはできず、
かわりにカップルが登場
花の写真を撮ったりしながらさらに進むと、
やけに大きな岩に皆休憩しながらワイワイしていた
ここが雷岩。12:36着。
そのまま木々の中を歩みを進め、あとどれくらいなんだろう?
と思ったところで、先のカップルが何でもない狭い広場で写真撮影を始めた。
隣ではファミリーがお昼の真っ最中
こんなところで写真にお昼と思ったら、
そこがなんと頂上だった 12:44着。
こんなに込み上げるものがない、登頂があるのかと拍子抜け
とはいっても、記念写真を カップルに撮っていただいた
日本百名山・山梨百名山 大菩薩嶺2057mソロ登頂
やったね
途中 バンドエード?、またまた なにかハプニングが起きるのか ハラハラドキドキしましたが 余裕でしたね。
後は 唐松尾根を下りでしょうか。
続きを 楽しみにしています。
靴擦れは痛いよねぇ
靴が合ってない、とかじゃなくて??
ワタシはもちろんまだ一人で登ったことは無いけど(超初心者だからね…)やはりきっと正しいルートか不安になって、ベテランそうな人を探すだろうな
でもきっとあっという間に見失うことでしょう…
とうとうてっぺんまできました😊
ここまで何とか辿り着いた!というのが、
その時の正直な気持ちです。
ぱっと見は意気揚々と見えていたと思うのですが、心の中では自分自身を励まし励ましの登山でした。
もう、最近ではこの登山靴だと血だらけになっておりまする。
痛みに強い私ですが、そろそろこの登山靴は役目を終えたかなって。
今回は人を待たせていると思えばこそ、一人登山も何とかやり遂げた感が強いかな。