天然酵母ぱん蔵  ~自家製酵母パン教室/子連れOKゆるパン作り【東京/多摩・山梨】

柚の里、小室のお山に農ある暮らしを求めて・・・
パンを焼き、酵母と共に暮らします。

山梨の郷土料理「おざら」作り

2017-08-03 | ぱん蔵日記 スローな暮らし

今年も小学校で親子料理教室がおこなわれましたよ。

昨年も好評だった麺打ち!今年もやります!

子どもたちの麺打ち体験教室です。

打った麺で、山梨の郷土料理の「おざら」を作ります。

冷たい麺に、具のたっぷり入ったあったかい汁につけていただきます。

今回は地元でとれた夏野菜をたっぷりいれましたよ。

教えてくださるのは、ご近所の麺打ち名人のおばあちゃんたち。

田んぼや畑で忙しい時期に、子供たちのために来てくださいました

さあ、子供たちも張り切って麺打ちの始まりです。

 

 

まずは粉に水を入れてこねこね。

おばあちゃんたちは分量は量りません。

感覚で水分を足していきます。

 

そしてめん棒に巻きつけてのしていきます。

ママも挑戦

 

こーんなに広がりました!

 

おばあちゃん先生の指示にしたがってゆっくり切っていきます。

 

こんな道具も持ってきてくださいました。

くるくるハンドルを回すだけで、程よい大きさの麺になって出てきてくれます。

前は一軒に一台はあったそうです。

 

 

麺をほぐしていきます。

 

 

その間にほかの大人たちはつけ汁作り。

煮干とかつお節でとった濃いだしに野菜をたっぷり入れて作ります。

 

冷たい麺にあったかい汁をつけて食べる「おざら」。

麺は細かったり太かったり、いろいろ!

手作りの良さを味わいました。

 

 

今年も楽しい夏休みの親子料理教室ができたね。

元気な子供たちとご近所のおばあちゃん先生。

 

昔はお米が貴重で、毎日麺を打っていたそうです。

朝から麺打ち。

大変な時代もあったけど、毎日お米が食べられる今があります。

昔は当たり前だったけど、麺を打てる方が少なくなってきています。

このとっても素敵な偉大な技術を受け継がないわけにはいきません。

うちの娘も毎年この小学校で麺打ちをしていたので、とても上手です。

 

100年先にも残したいレシピを、楽しく、ゆったり、笑いながら、やっていけたらいいなあ。