ぽっかぽか

お出かけして写した写真とおしゃべりを

高塔山

2018年08月03日 | 若松

昔は、筑豊から船で遠賀川を下り
若松へ石炭を運んできて
ここから全国へ出荷したのだそうです



沖の本船で石炭荷役をする仲士のことを
”ごんぞう” と呼びました。



その名残がごんぞう小屋と呼ばれる建物です



かって明治時代、石炭積出港として隆盛を極めた若松には、
そうした ”ごんぞう”さんが溢れていたそうです



炭鉱の発展を支えていた、ごんぞうたち
当時の炭鉱労働者の活気あふれる仕事ぶり、
力強さや明るさを伝えています

でも、ごんぞう小屋は、あんまりにもきれいな作りなので
どちらかといえば過酷な労働を強いられていた
当時の炭鉱労働者たちは、
果たしてちゃんと休憩をとっていたのかなぁと
疑問も感じられるような、、、(^_-ゞ



若松区は「麦と兵隊」を書いた火野葦平さんの故郷です
ちなみに、火野さんは石炭仲仕業の家に生まれ
従軍作家としての戦争体験をもとにして、戦争小説を描いた方です
故郷と河童を愛した葦平さんの足跡はあちこちでみられます




高塔山に上がってきました



葦平さんの愛した河童が祭られています



この日はアジサイ祭りの日でした