■ 残業代ゼロ法案問題点と今後は
年収など一定条件の会社員を労働時間規制の対象から外し、残業代をなくすホワイトカラー・エグゼンプションを導入する労働基準法改正案の通常国会への提出は見送られた。しかし、油断は禁物。
七月の参院選が終われば、導入論議復活は必至。将来的には、官民問わず対象となるとの声も聞かれるが、労働行政の第一線で働く労働基準監督官らも反対する法制化の問題点をあらためて検証する . . . 本文を読む
■ 残業代ゼロ法案
今国会 提出断念
政府・与党は十六日、年収など一定の条件を満たすサラリーマンを労働時間規制の対象から外し、残業代をなくすホワイトカラー・エグゼンプションを導入する労働基準法改正案を、二十五日召集の通常国会に提出するのを見送ることを決めた。
七月の参院選への影響を懸念する与党は見送りを主張し、提出を目指す政府との調整が難航していたが、安倍晋三首相も十六日、提出 . . . 本文を読む
● 「ホワイトカラー・エグゼンプション」 米の実態 2007/01/15
最近、日本のマスコミが報じている「残業代ゼロ法案」(※編集部注)という言葉を見て、一瞬、何のことだかわからなかった。そして「ホワイトカラー・エグゼンプション」という言葉で、日頃から疑問に思っている米国の従業員区分のことだと気がついた。
米国の従業員区分は、1938年に制定された公正労働基準法の適用が法的に免除(エ . . . 本文を読む