■ 仏、出生率回復2.0
仕事と両立政策が結実
【パリ=牧真一郎】 フランス国立統計経済研究所(INSEE)は十六日、昨年の同国の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子供の数)が二・○の大台に乗ったと発表した。 過去三十年間で最も高く、一・三を切り少子化に苦しむ日本とは対照的なベビーブームだ。
仏政府が、働く女性が安心して子供を産み、育てられる環境づくりに長年取り組んできた成果が表 . . . 本文を読む
■ 危うい少子化政策
藤本由香里(編集者)
「行政の縦割りを廃し、少子化対策を一元的に実行するため」の「こども省」構想が政府与党の間で浮上しているという。
少子化対策については、二〇〇七年度から、〇-二歳児の児童手当が現行の五千円(第一子・第二子)から一万円に増額されることが決定されており、加えて政府は今年初め、新たな少子化対策 . . . 本文を読む