湘南学園基地局頓挫のニュース

　☆ 藤沢・鵠沼の湘南学園：ＫＤＤＩ基地局設置が近隣住民反対で頓挫
※緊急のお知らせ
　今週号のサンデー毎日、携帯電話基地局の電磁波問題掲載。ぜひご覧ください。

　欧州議会が、携帯基地局などを学校＆病院近くに設置すべきでないというレポートを正式採用し、フランスでは、１２歳以下の通話機能のついた携帯を健康影響への懸念から法律で販売禁止、携帯電話基地局そばの幼稚園や小学校を、電磁波の健康への危険があるとして閉鎖するところまで出てきたくらい大騒ぎになっている同時代、電磁波の安全性について殆ど報道されないわが国で、こんな事件がありました。
　藤沢市鵠沼にある湘南学園（幼稚園・小学校・中学校・高校）が、ＫＤＤＩの携帯基地局を設置しようとしたところ、それを察知、電磁波の健康影響を懸念する近隣住民の猛反対にあい、計画が頓挫したとの連絡を頂戴しました。
　湘南学園側は、「今回の（ＫＤＤＩの）説明などを伺った限りにおいては、人体への影響などが危惧されるとのご意見には必ずしも同意するものではありませんが」とか、「設置に関して支障がないと判断できる環境が整うまで、学園としては同社からの基地局の設置依頼に対し保留にしたいと考えております」などということを記載した文書を近隣住民に配布されたようですが、先生方は、欧州の電磁波の厳格規制方針など、入手されているのでしょうか？子どもを守る立場の、教育機関のみなさまこそ、世界の最新研究や情報・動向に敏感であって欲しいものです。
　東京都の高校の先生方は、最新情報を元に、熱く戦っておられます。ぜひ、全国の教職の皆様、情報を共有いただきたいです。
　すでに横浜市の小学校では、９０年代に学校に設置されてしまったＰＨＳ基地局が、人体への影響の懸念などを理由に、全廃されてます。こういう情報は共有されないのだろうか。残念。
　しかし、湘南学園、「今後設置する際は、学園父母と住民の皆様にあらためて説明することを前提とさせていただきますので」などと書いているそうですが、ＰＴＡと住民への説明をしなかったのでしょうか？施工会社の方の話によると、電波が一番強いのは１５０～２５０ｍ？程度のところだそうですよ～。ちゃんと説明くださるんですかね。
　★ 大和市マンションでは住民が転居
　また、大和市のマンションでも、反対の意思にもかかわらず、お住まいのマンションに携帯電話基地局を複数建てられ、試験電波をした日から頭痛が激しくなり、そのままにして別の家に移られた方よりメールを頂戴しました。
　※大和市のマンションの方のブログ
http://blog.livedoor.jp/rroyce/archives/51557851.html
（９９年より設置されて、その後の住民の健康状況が書いてあります。必読。）
　…今日も部屋の荷物を２０分ほど見ていただけで頭痛が発生してしまった。それにしても、ＫＤＤＩの１．５ギガヘルツの基地局、旧ボーダフォン引継ぎの北東と南西に設置された２本のアンテナ基地局、そして昨年にエレベーターの脇に設置されたソフトバンク独自の大型アンテナ基地局の３施設も設置。ＫＤＤＩ以外は猛反対したが、住人の意識の低さには呆れかえるばかりだ。…
　大和市の方の場合、とくに最上階ということもあって、マイクロ波（電波）だけでなく、電源設備からの極低周波電磁波や、低周波音公害（近年風力発電で大問題、台湾ではヤギ４００頭が不眠？で死亡するなどの事件が起き、日本でも深刻な健康被害が報道されています。７月２日朝のＮＨＫでも報道された模様）の問題も考えられます。こういうのはどこで調査してくれるのでしょうね。風力発電は環境省委託で分析が進んでいるようですが、携帯基地局は健康被害が起き、各地で報道、問題になっていても、国は「健康被害はない」として放置。へんですね。
　不動産、電磁波のことを考えたら、購入のリスクが大きくなってきましたね。住んでいるうちに、環境が変化して、家のそばの電線からの漏洩電磁場が強くなっても、法規制がないので、現状では改善してもらうにも難しい状態ですし、（自腹で改善費用出すといっても断られた例まであるとか。）、買ったとたんに、携帯基地局がそばに建って、健康影響が否定できないという国際報告がある強さの電波を、いやおうなしに浴びせられることがあっても、逃げ場がないですものね。政治家はそこのところ、わかってるんでしょうか。
関連：
◆東京都教育委主導の豊多摩高校・携帯基地局設置事件：
　現場先生方が生徒を守るため熱い戦い
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10285281800.html
◆＜大ニュース＞欧州議会：携帯基地局などを学校＆病院近くに設置すべきでないというレポートを正式採用
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10238678306.html
◆携帯基地局そばの保育園と小学校を閉鎖！【仏国：子どもを電磁波から守る理由で】
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10260659998.html
◆欧州議会ＴＶ：「電磁波問題は最優先課題」保険会社：携帯リスク関連の病気を民事責任対象から除外
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10276599439.html
◆子どもの健康を損なう危険性から、携帯使用禁止や電磁波対策を勧告している国・自治体一覧
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/entry-10142200357.html
追記：
◆＜ツーカーのアンテナ、要注意＞
　ツーカー跡地に基地局整備・ＫＤＤＩ系のＷｉＭＡＸ、０９年夏に本格開始
http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=MMITzx000030012008
”総務省での審査では基地局の整備について他者より評価が高かった。どのように整備を進めるのか。この３月にサービスを終了するツーカーの跡地を使う。総務省のルールでは携帯電話のサービスをやめたら基地局を撤去しないといけない。ツーカーの携帯基地局の撤去とＷｉＭＡＸの基地局の設置を同時に行っていくので効率的に整備できる”
　これだけ住民を混乱に落としいれ、閉口している住民がいるにもかかわらず、さらに、アンテナ林立＆電波強化の計画を適当とする答申を出した、電波管理審議会の委員の名簿がございましたので、みなさまにお知らせ申し上げます。
　電波のデの字も関係ないような人が委員になっているようですが・・・

　ＮＴＴドコモ，ＫＤＤＩおよび沖縄セルラー電話，ソフトバンクモバイル，イー・モバイルの既存携帯電話事業者４グループによる３．９世代（３．９Ｇ）参入が決定した。
　総務省は２００９年６月１０日に電波監理審議会を開催し，４グループが免許申請していた３．９Ｇ移動通信システムの開設計画と，３．９Ｇシステム導入に向けた追加の周波数割り当てについて（関連記事），４グループの計画を適当とする答申を出した。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090610/331715/
◆電波管理審議会　委員一覧
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/denpa_kanri/index.html
　濱田 純一(はまだ じゅんいち)　東京大学総長　会長
　原島 博（はらしま ひろし）元　東京大学情報学環教授　会長代理:
　小舘 香椎子 (こだて かしこ)日本女子大学理学部教授
　松崎 陽子（まつざき ようこ）消費生活アドバイザー
　山田 攝子（やまだ せつこ）弁護士

　委員任命には、民主の谷博之議員と鈴木寛議員がかかわっておられる？のでしょうか？？
◆谷博之議員
http://www.tani-hiroyuki.com/
◆鈴木寛議員　（通産省ＯＢ）
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%AF%9B
　第１７０回国会　人事案件　１７０回１２号　電波監理審議会委員に原島博君、松崎陽子君及び山田攝子君を任命することについて同意を求めるの件
http://seiji.yahoo.co.jp/gian/0170017011012/index.html
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/minshu/000132/0170/0170017011012.html
◆松崎 陽子氏
http://www.tokyoin.com/saving/basics/matsuzaki.htm
◆小舘 香椎子 研究室
http://psss.co.jp/optlab/
◆濱田 純一氏
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/iii/staff/hamada_junichi.html
◆原島博氏
http://www.hc.t.u-tokyo.ac.jp/~hiro/
『北鎌倉・鎌倉の携帯基地局乱立による複合電磁波汚染の改善を目指すブログ』
http://ameblo.jp/kitakamakurakeitaing/