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2007/03/31(土) 大勲位
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中曽根康弘の外国人協会での記者会見(3.23)を見た。 中曽根の政治談議約30分の後の記者の質問は「慰安所建設」の件に集中した。
事の発端は米国下院で彼の回顧録が証拠として提出されたことによる。 日本軍当局が慰安所運営に直接関わったことを示す証拠である。
「三千人からの大部隊だ。 やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。 そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。 かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。」(『終わりなき海軍』、1978)
彼は記者会見で「慰安婦問題」について当初こう述べる。 「具体的には知らない。 新聞で読んで知る程度である。」 さらに質問されて、「ああいう事実はあったと聞いている。 それにまつわる話も聞いている。」と言う。
新聞だけというのが、5分も経たないうちに人から聞いたとなった。 嘘というのはすぐバレるものである。
中曽根は従軍慰安婦の実態に精通しているのだ。 彼自体が苦労して「慰安所」を設置している。 「休憩、娯楽の施設を作った。」と彼は言う。 そのことは、「私の記憶にある。」 「私の記憶からはそういうこと(慰安婦の慰安所)はないと申しあげる。」
「記憶」という表現をわざわざ言うということは後ろめたいからである。 記憶であれば記憶違いがあろうということだ。 記憶に逃げるという心の動きなのである。
この慰安所はボルネオ島のパリクパパンであるという。 台湾の先住民の若い女性達を日本人警官らが騙し軍隊に提供した。 海軍が南方に輸送した。
今や老境にある女性達は今も精神的に苦しみ続けている。 何とも言いようの無い犯罪行為である。
中曽根はかって「羊羹野郎」と言われたことがあった。 羽仁五郎であったか、中曽根を「羊羹野郎」と言っていた。 台湾で倉庫から羊羹を持ち出して挺身隊の女の子を引っ掛けていたと言う。
大勲位は逮捕されてしかるべきである。
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2007/04/01(日) ドミトル
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「ドミトルグループ」という名が報じられている。 品川の貿易会社、「ユニバース・トレーディング」内に作られた謀略機関の名であるという。
この会社は総連のNO2、副議長の金ビョンシクが作った。 拉致等の謀略を実行するグループの名がドミトルである。 何故にドミトルなのか。
1995年のロシア映画、「太陽にやかれて」でドミトルという人物が出てくる。 彼は彼の恋人を狙う政治委員の手によって秘密情報員とされてしまう。 否応なく遠方の地へと追いやられるのだ。 この映画から自分たちをドミトルになぞらえたのであろうか。 悲劇の秘密情報部員ということになる。
しかし年代が整合しない。 映画は1995年製作であり、ドミトルグループが日本人、渡辺秀子さんを拉致あるいは殺害されたとされるのは1973年である。 彼女の幼い子供二人も同時に行方不明となっている。 ドミトルとは如何なる意味なのであろうか。(4,7記)
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2007/04/02(月) 2
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公安というのは政治的判断で情報を隠匿したり小出ししたりする。 刑事の捜査を妨害したり撹乱したり停止させたりする。 犬猿の仲なのは至極当然である。 その公安が警察・検察の中枢を占めているのだから日本社会も得体がしれない。
政治判断が優先される。 近くは松本サリン事件があった。 長野県警の迷走を放置した。 その前に坂本弁護士一家行方不明事件があった。 これも放置した。 地下鉄サリン事件ではサリン撒布を放置したとも言われている。 真相は常に闇である。 これでは民主主義社会どころか暗黒社会である。
一部の権力者のみが情報を独占して隠匿する。 時期が来るまで隠匿する。 或いは永遠に闇に葬る。
今回の渡辺秀子氏及びその子供二名の拉致情報の公安リークも極めて不審である。 いつからその情報を把握していたのか。 どの新聞も触れない。 公安批判はタブーである。 誰もが怖いのだ。 この権力に楯突いたら何をされるかわからないという恐怖である。 かくして日本の公安は悠然として腐敗堕落しつつも彼らの考える国体の護持のために今日も暗躍を続けている。
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2007/04/03(火) 跳梁
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公安情報が外部に漏れている。 誰がいつどの喫茶店で情報提供者と密会したのか。 どの資料を受け取ったのか。 その喫茶店の領収書までもが流出している。
何処に流出したのか。 総連にである。 総連を通して共和国に流れている。 このことに対して関係者の処分、綱紀粛正は行われたのか。 一切が闇の中である。
公安は外部の批判を受けない聖域である。 問題が国会で取り上げられても皆及び腰で有耶無耶になる。 元日経新聞記者のスパイ容疑での拘留事件である。
彼は否認を続けたが公安の内部情報を突きつけられて自白した。 組織というのは何十年も経つと否応なく腐朽する。 仕事の中身を公開し世の批判を受ける積極的な姿勢を取らない限り蟻に食われる如く土台から腐っていく。 公正さをモットーとし隠蔽しない体質を作るべく日々努力しないと滅茶苦茶になる。
ここに来てあらゆる不正・腐敗が噴出し人びとが未来に希望を失って命を絶っている。 それこそガラガラポンが必至だ。 まずは自民党・公明党という与党を政権の場から追放せねばならない。
ファシストを自称する外山氏の都知事政見放送が若者の間で妙に誉めそやされているのもこの間の腐朽状況を見事に表象している。 彼は、「政府転覆」だという。 一方の石原氏の選挙ビラのネットのアドレスは「宣戦布告」となっている。 ファシストまさに跳梁跋扈である。
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2007/04/04(水) 衝動
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ある会社の社員である、労働組合の構成員であるという包み込まれた連帯性が破壊された。 社員は機会があれば転職する。 あるいはリストラで放り出される。 社員同志は成果主義の中でお互いが敵対する。 同僚はお互い出し抜く対象となる。
労働組合も壊滅した。 今や組織率は3割を割ったのではないか。 人びとは個として漂流している。 個々に分断され搾取される。 何とか自分だけは助かりたいと思う。 誇りもモラルも連帯感も友情も価値の範疇から消えて行った。 残ったのは何とかして金を手に入れたいということだけである。
当然である。 金がなければ食っていけない。 何処も安定した境遇を保障してくれない。 食えてる連中までが金を誤魔化し万引きに走る。 大臣や警視庁公安二課長までもが範を示す。 全国で年間何万と言う人びとが万引きをする。 流行っていた店が万引きの被害で閉店に追い込まれる。
漂流している人びとは犯罪国家、泥棒国家と化した政治家・経済人の振る舞いに触発されて吾もまた時代の波に乗ろうとして捕まっている。 狡いことやってでも金を得るのが当たり前という風潮が瀰漫している。 風邪のように伝染している。 契約・請負という人身売買、ピンハネが大手を振ってのさばる。
このような人を人として尊重しない時代風潮を生んだのは誰か。 国会に長年巣食う政治家、それに餌を与え続ける財界人、アメーバーのような高級官僚の罪は限りなく大きい。 このまま行けば人々は体制変革の強力な力を待望することとなる。
ファシズムの再来である。 破壊の衝動である。 隣国の共和国の人々が、「もう戦争でも何でも起こってくれ」という心情に、日本の食えない老・壮・青の大群が同一化しつつある。
2007/03/31(土) 大勲位
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中曽根康弘の外国人協会での記者会見(3.23)を見た。 中曽根の政治談議約30分の後の記者の質問は「慰安所建設」の件に集中した。
事の発端は米国下院で彼の回顧録が証拠として提出されたことによる。 日本軍当局が慰安所運営に直接関わったことを示す証拠である。
「三千人からの大部隊だ。 やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。 そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。 かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。」(『終わりなき海軍』、1978)
彼は記者会見で「慰安婦問題」について当初こう述べる。 「具体的には知らない。 新聞で読んで知る程度である。」 さらに質問されて、「ああいう事実はあったと聞いている。 それにまつわる話も聞いている。」と言う。
新聞だけというのが、5分も経たないうちに人から聞いたとなった。 嘘というのはすぐバレるものである。
中曽根は従軍慰安婦の実態に精通しているのだ。 彼自体が苦労して「慰安所」を設置している。 「休憩、娯楽の施設を作った。」と彼は言う。 そのことは、「私の記憶にある。」 「私の記憶からはそういうこと(慰安婦の慰安所)はないと申しあげる。」
「記憶」という表現をわざわざ言うということは後ろめたいからである。 記憶であれば記憶違いがあろうということだ。 記憶に逃げるという心の動きなのである。
この慰安所はボルネオ島のパリクパパンであるという。 台湾の先住民の若い女性達を日本人警官らが騙し軍隊に提供した。 海軍が南方に輸送した。
今や老境にある女性達は今も精神的に苦しみ続けている。 何とも言いようの無い犯罪行為である。
中曽根はかって「羊羹野郎」と言われたことがあった。 羽仁五郎であったか、中曽根を「羊羹野郎」と言っていた。 台湾で倉庫から羊羹を持ち出して挺身隊の女の子を引っ掛けていたと言う。
大勲位は逮捕されてしかるべきである。
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2007/04/01(日) ドミトル
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「ドミトルグループ」という名が報じられている。 品川の貿易会社、「ユニバース・トレーディング」内に作られた謀略機関の名であるという。
この会社は総連のNO2、副議長の金ビョンシクが作った。 拉致等の謀略を実行するグループの名がドミトルである。 何故にドミトルなのか。
1995年のロシア映画、「太陽にやかれて」でドミトルという人物が出てくる。 彼は彼の恋人を狙う政治委員の手によって秘密情報員とされてしまう。 否応なく遠方の地へと追いやられるのだ。 この映画から自分たちをドミトルになぞらえたのであろうか。 悲劇の秘密情報部員ということになる。
しかし年代が整合しない。 映画は1995年製作であり、ドミトルグループが日本人、渡辺秀子さんを拉致あるいは殺害されたとされるのは1973年である。 彼女の幼い子供二人も同時に行方不明となっている。 ドミトルとは如何なる意味なのであろうか。(4,7記)
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2007/04/02(月) 2
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公安というのは政治的判断で情報を隠匿したり小出ししたりする。 刑事の捜査を妨害したり撹乱したり停止させたりする。 犬猿の仲なのは至極当然である。 その公安が警察・検察の中枢を占めているのだから日本社会も得体がしれない。
政治判断が優先される。 近くは松本サリン事件があった。 長野県警の迷走を放置した。 その前に坂本弁護士一家行方不明事件があった。 これも放置した。 地下鉄サリン事件ではサリン撒布を放置したとも言われている。 真相は常に闇である。 これでは民主主義社会どころか暗黒社会である。
一部の権力者のみが情報を独占して隠匿する。 時期が来るまで隠匿する。 或いは永遠に闇に葬る。
今回の渡辺秀子氏及びその子供二名の拉致情報の公安リークも極めて不審である。 いつからその情報を把握していたのか。 どの新聞も触れない。 公安批判はタブーである。 誰もが怖いのだ。 この権力に楯突いたら何をされるかわからないという恐怖である。 かくして日本の公安は悠然として腐敗堕落しつつも彼らの考える国体の護持のために今日も暗躍を続けている。
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2007/04/03(火) 跳梁
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公安情報が外部に漏れている。 誰がいつどの喫茶店で情報提供者と密会したのか。 どの資料を受け取ったのか。 その喫茶店の領収書までもが流出している。
何処に流出したのか。 総連にである。 総連を通して共和国に流れている。 このことに対して関係者の処分、綱紀粛正は行われたのか。 一切が闇の中である。
公安は外部の批判を受けない聖域である。 問題が国会で取り上げられても皆及び腰で有耶無耶になる。 元日経新聞記者のスパイ容疑での拘留事件である。
彼は否認を続けたが公安の内部情報を突きつけられて自白した。 組織というのは何十年も経つと否応なく腐朽する。 仕事の中身を公開し世の批判を受ける積極的な姿勢を取らない限り蟻に食われる如く土台から腐っていく。 公正さをモットーとし隠蔽しない体質を作るべく日々努力しないと滅茶苦茶になる。
ここに来てあらゆる不正・腐敗が噴出し人びとが未来に希望を失って命を絶っている。 それこそガラガラポンが必至だ。 まずは自民党・公明党という与党を政権の場から追放せねばならない。
ファシストを自称する外山氏の都知事政見放送が若者の間で妙に誉めそやされているのもこの間の腐朽状況を見事に表象している。 彼は、「政府転覆」だという。 一方の石原氏の選挙ビラのネットのアドレスは「宣戦布告」となっている。 ファシストまさに跳梁跋扈である。
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2007/04/04(水) 衝動
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ある会社の社員である、労働組合の構成員であるという包み込まれた連帯性が破壊された。 社員は機会があれば転職する。 あるいはリストラで放り出される。 社員同志は成果主義の中でお互いが敵対する。 同僚はお互い出し抜く対象となる。
労働組合も壊滅した。 今や組織率は3割を割ったのではないか。 人びとは個として漂流している。 個々に分断され搾取される。 何とか自分だけは助かりたいと思う。 誇りもモラルも連帯感も友情も価値の範疇から消えて行った。 残ったのは何とかして金を手に入れたいということだけである。
当然である。 金がなければ食っていけない。 何処も安定した境遇を保障してくれない。 食えてる連中までが金を誤魔化し万引きに走る。 大臣や警視庁公安二課長までもが範を示す。 全国で年間何万と言う人びとが万引きをする。 流行っていた店が万引きの被害で閉店に追い込まれる。
漂流している人びとは犯罪国家、泥棒国家と化した政治家・経済人の振る舞いに触発されて吾もまた時代の波に乗ろうとして捕まっている。 狡いことやってでも金を得るのが当たり前という風潮が瀰漫している。 風邪のように伝染している。 契約・請負という人身売買、ピンハネが大手を振ってのさばる。
このような人を人として尊重しない時代風潮を生んだのは誰か。 国会に長年巣食う政治家、それに餌を与え続ける財界人、アメーバーのような高級官僚の罪は限りなく大きい。 このまま行けば人々は体制変革の強力な力を待望することとなる。
ファシズムの再来である。 破壊の衝動である。 隣国の共和国の人々が、「もう戦争でも何でも起こってくれ」という心情に、日本の食えない老・壮・青の大群が同一化しつつある。
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