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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

【情報】知人に送ったメール(大阪の松田さん)

2019年06月09日 | 日の丸・君が代関連ニュース
 松田です。
 いつもBCCで失礼します。
 今回は、以下の件について報告・紹介させてもらいます。
 【報告1】大阪市教員の人事考課をめぐって~大阪市立東淀工業の人事評価データ改ざん問題~
 【報告2】松田の「君が代」不起立処分取消請求大阪市人事委員会の状況と7.4C-TaC集会の紹介
 【報告3】2019ZENKOスピーキングツアー中間報告と6.9大阪集会の紹介

 ★ 【報告1】大阪市教員の人事考課をめぐって
   ~大阪市立東淀工業の人事評価データ改ざん問題~


 大阪市が独自に導入した教員の人事考課制度については、ひどい実態が明らかになってきています。
 大阪市立東淀工業の人事評価書き換え問題が報道されました。
 『教育現場に相対評価なじむか 人事評価データ書き換え 「教育の劣化進む」(共同通信2019.5.20)』
 6月4日の大阪市会教育こども委員会では、自民党木下市議がこの問題を取り上げ、追及しました
 もう少ししたら大阪市のホームページに審議の映像がアップされると思います。
 この件について、「学校に民主主義を」名のアカウントで以下をツイートしました。
 ☆ 大阪市立東淀工業の人事評価データ改ざん問題…昨日(6月4日)の大阪市会教育こども委員会で取り上げられる。
https://this.kiji.is/508614638328644705
 「授業アンケートの平均点を上方修正した教頭作成資料は間違っていたが、評価結果は問題ない」
 ⇒こんな見解、認められない。

 ※経過は以下(5.20共同通信配信情報)

 6月4日大阪市会教育こども委員会での教育長答弁「人事評価に用いる授業アンケート結果は、講師を入れたものでも除いたものでもいい。学校長裁量」?!
 ⇒「平均点を改ざんした資料をもとに評価」を否定したいからと言って「講師を入れていた最初の資料で評価。問題ない。」こんなご都合主義は許される?
 6月4日大阪市会教育こども委員会で、平均点を上方修正した元データが明らかに。市教委「誤って平均値とは無関係のものを入れた」。このデータに誤って入れたものは何か。どうしたら、上方修正のデータになるのか。説明責任は市教委にある。教職員なかまユニオンは、きちんとした説明を求める方針。
 6月4日市会教育こども委での質問「(吉村)市長から直々に『教育現場において下位評価が2%しかいないというのは評価として機能していない』と厳しく指摘されている…。資質や指導力に課題ある教員については下位評価とするなど、絶対評価の厳正化を」(2018.4.20指導部長訓示)は圧力では?
 ⇒圧力だ!

 ◆ 大阪市の教員人事考課については、学力テスト(小学校経年テスト、中学校チャレンジテスト)結果の給与反映制度の試行が始まろうとしています。「子どもをテストで追いつめるな!市民の会」を中心に反対運動が取り組まれていますが、
http://no-testhyouka.cocolog-nifty.com/blog/no-testhyouka.html
市民の会は、中学生チャレンジテストの抱える問題を広く知ってもらおうと
チャレンジテスト(大阪府中学生統一テスト) 「校長先生の悲鳴」をユーチューブにアップしました。
https://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/90bf25a966466cfdf09701cddc811830
 ◆ 2018年度人事考課結果に対する私の苦情
https://wind.ap.teacup.com/people/13884.html#readmore
についての審査会がいつ開かれるかわからないという状況の中で、2019年度の目標設定が始まっています。
 そのことについてのこの間のツイートは以下

 ☆ 大阪市の学校は、大阪市独自の人事考課制度2年目。教職員は、目標管理制度で自己目標を立てさせられる。目標は2つ。「授業力」にかかわることと「運営の計画」の「子どもの安心・安全」にかかわること。数値目標を設定せよと言われる。もとにするのは「学校運営の指針」。
http://www.ocec.jp/shidoubu/_resources/content/4080/20190328-202328.pdf
 ※大阪市「学校運営の指針」
http://www.ocec.jp/shidoubu/_resources/content/4080/20190328-202328.pdf
の学力・体力と並ぶ重点目標の一つが「子どもが安心して成長できる安全な社会(学校園・家庭・地域)の実現」で、目標項目は4つ
 ⇒「いじめ、規範意識、暴力行為、不登校」規範意識と暴力行為は数値改善、だが、不登校は増加。この関係は問わない。
 ※大阪市の学校の現状
 ⇒定員割れの学校は廃校。点数をとらないと生きられないと脅して競争させ、「学校安心ルール」で押さえつける。「規範意識」は高くなり、暴力行為が減ったが、不登校は増えた。⇒これでいい?めざすべきは、すべての生徒に居場所のある学級・学校では少数派の生徒への目線が大切
 ★ 【報告2】松田の「君が代」不起立処分取消請求大阪市人事委員会の状況と
   7.4C-TaC集会の紹介


 2015年の提訴から、府立学校で不起立処分を受けた7名共同で4年間にわたって闘われてきた「君が代」不起立戒告処分取り消し共同訴訟の控訴審判決が、5月23日に言い渡されました。
 ★ 君が代不起立で処分は違法 教諭1人勝訴、大阪高裁
https://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019052301001983.html
 職命令がなかったとして1名の処分が取り消されましたが、「国旗国歌条例」についての憲法判断には踏み込みませんでした。処分が取り消された井前さんも含めて全員が最高裁に上告しています。
しかし、とにかく大阪での処分取消判決は初めてです。
なぜ、学校長は職務命令を出さなかったのか、その辺の事情を知ることが君が代」強制反対のすそ野を広げると思います。その意味でも井前さんの以下の報告は大切だと思います。
 ツイートから
 ☆ 勝訴の井前弘幸さん「戒告処分を取り消した大阪高裁の判決を経て、改めて最初に戻って考える」(グループZAZAブログ) ◆なぜ、2014年に当該校長は「職務命令」の発出を拒否したか?
https://blog.goo.ne.jp/zaza0924/e/a36355d835c96174ea6baf20b9832d45 … 「口元チェック」挫折⇒「今後は各校校長のガバナンスにおいて実施」(中原教育長)が背景
 ◆ 私の方の大阪市人事委員会審理は、、処分担当課長と校長の尋問(2018年10月)、請求者本人尋問(12月)を終えて、私たちは、3月1日に最終意見書を提出しました。処分者(市教委)も最終意見書を提出し、後は裁決を残すだけという状況ですが、裁決は秋になるようです。
 そのような中で、7月4日(木)夜(18:30~)エルおおさかでD-TaC結成4周年集会を行います。以下、呼びかけです。(案内ビラ添付)
 ◆ D-TaC結成4周年集会
   7.4「学校教育って…なぁに?」にご参加ください

 記念講演:桜井智恵子さん(関西学院大学人間福祉研究科教授)
 「魂の統治」と#Fridays For Future ~日本の教育が向かう先~
 7月4日(木)18:30~20:45
 エルおおさか5F研修室2

 資料代:300円


 2015年7月に松田さんが大阪市人事委員会に申し立てた「君が代」不起立戒告処分取消請求の審査は、昨年10月、忍処分担当課長(2015年当時)と山本校長の証人尋問、12月、松田さんの本人尋問を経て、双方が最終意見書を提出し、裁決を待つだけの状況です。
https://democracyforteachers.wordpress.com/2019/05/18/
 不起立と処分をめぐる当時の状況については以下を参照ください。
 ◆ 「同僚のみなさん、見守って下さってありがとうございます」2015年3月30日
https://wind.ap.teacup.com/people/9498.html#readmore
 ◆ 2015年3月16日事情聴取のやりとり等
https://www.nakama-kyoiku.com/%E3%83%88%E3%83%94%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/%E5%90%9B%E3%81%8C%E4%BB%A3%E5%87%A6%E5%88%86/
 私たちは、人事委員会闘争支援とともに中学校ビラまきや市教委交渉・学校への報告活動を通じて、「君が代」の歴史・扱いの変遷を伝え、それにどんな態度をとるかは子どもたち自身が決める形への「君が代」指導の転換を訴えてきました。
 大阪市の教育は、維新支配の下、民営化を志向しながら、ますます管理と競争に傾斜しています。私たちの「君が代」強制反対・処分撤回をめざす運動は、子どもの人権、教職員の人権を基準に学校のあり方を問い、子どもたちや保護者・市民の「学校が人間らしく生活できる場所であってほしい」という願いとむすびついて、学校変革の一端を担うものでありたいと思っています。
 7.14D-TaC結成4周年集会は、学校でSOSを発する子どもたちにかかわりながら、学校とは何か、どうあるべきかを、国際的歴史的視野で研究されてきた桜井智恵子さんに講演いただき、D-TaCの次の活動を考える場にしたいと思っています。ご参加をお待ちしています。
 ★ 【報告3】2019ZENKOスピーキングツアー中間報告と6.9大阪集会の紹介
 6月1日札幌、6月2日東京、6月4日沖縄と、「東アジアに平和を!武力なき平和のための 2019ZENKOスピーキングツアー 」が始まっています。今日(6日)は広島です。後は、8日京都、9日大阪です。
http://www.zenko-peace.com/201906tour
 6/6(木)広島集会 18:30~@広島市まちづくり市民交流プラザ・ 研修室B(北棟5F)(合人社ウェンディひと・まちプラザ)
 ■ 担当:日南田(090-8602-4232)

 6/8(土)京都集会 18:30~@ハートピア京都・大会議室(3F)
 ■ 担当:川口(090-8146-8351)

 6/9(日)大阪集会 14:00~
 @大阪市立住まい情報センター・ホール(3F)
 ■ 担当:川島(090-8162-3004)

 改憲・戦争国家づくりにどう立ち向かうか、みんなが直面しています。
 この集会にはヒントがあるのではないかと思っています。

 沖縄集会の報告が届いています。
 以下

 2019ZENKOスピーキングツアー沖縄集会。那覇市の沖縄船員会館で午後6時30分から開催された。午後4時から6時にかけて沖縄島を襲ったゲリラ豪雨で参加が危ぶまれたが、過去最大の60名、賛同、チケット販売とも過去最高の組織化で大きく成功した。
 久しぶりに沖縄に戻った奥間政則さんは、6月3日の最新の防衛省交渉の報告。防衛省を徹底的に追い詰めた報告は圧巻。ご両親のハンセン病のことも自分が活動に踏み出したことと結んで貴重なお話をしていただいた。
 韓国・済州島の道庁前テント村の人々の代表として来られたノ・ミンギュさん。第2空港が韓国空軍と米軍との新基地として建設されることに反対して済州島道庁前のテントで生活されている。
 奥間さん、ノさんとも見たこともない映像、画像を映し出されたます。
 沖縄の参加者から「本当に来て良かった集会」という感想もいただきました。
 ぜひスピーキングツアー、明日からの広島集会、土曜日の京都集会、日曜日の大阪集会に参加して下さい。参加チケット500円は、絶対にお得です。
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