番組のお知らせー2月25日(日)11時10分
こんばんは 宇田川です
2月12日(月)にNHKBS1で放映された「未来への提言」を見られましたか?
この番組の再放送が 2月25日(日)午前11時10分 NHKBS1であります。
フィンランドの学力世界一に取り組まれてきたオッティペッカ・ヘイネンさんのお話と学校現場が紹介されました。(もしかしたら日本の改悪前教育基本法を参考にしたのかも?)
フィンランド・北欧の教育を参考にして、石田前犬山市長が実現してきた市立北犬山小学校の取り組みが、2月14日(水)の午後NHK教育テレビで、校長・教師・地域の市民ボランティアが出席して、現場取材のビデオを見ながら紹介されました。
学校は公開されていて、50人位のボランティアが毎日出入りしていることによって学校の安全が保たれている、と校長は言われました。「いつでも誰でも予約なしで見に来て下さい」とのこと。
この石田前犬山市長が「30人学級」の実現をかかげて愛知県知事選挙に立候補されたので、私は1月に3回名古屋へ応援に行きましたが、途中から政党が前面に出てきて市民選挙に徹することが出来ず敗れました。勝っていれば都知事選挙にも影響したと思いますが。
愛知の教育は全国で44位、名古屋市の小学校では1クラス42~3人(障害児がいるクラスも)だと複数の母親から聞きました。<本当に泣いちゃいました>
■犬山市除く全小中校が参加=私立は6割-全国学力テスト
文部科学省は16日、4月24日に実施する全国学力テストの参加校数を発表した。愛知県犬山市内の14校を除くすべての公立小中学校計3万2105校が参加する。
犬山市教育委員会は以前から、「教育現場に競争原理を持ち込む」として不参加を表明してきた。
(2月16日11時31分配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000055-jij-soci
■<全国学力テスト>私立の4割が不参加 一部公立も
4月24日に行われる全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、私立学校871校のうち約4割の332校の不参加が16日、文科省の調査で分かった。一方、公立学校は愛知県犬山市教育委員会が不参加と回答し、参加率は99.96%になる。文科省は全国一律の実施を目指してきたが、不可能な状況になった。
(2月16日13時57分配信 毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000056-mai-soci
■愛知・犬山市役所で不審火、庁内3か所で紙など燃える
19日午前4時40分ごろ、愛知県犬山市の市役所本庁舎で火災報知機が鳴り、当直の男性警備員(68)が点検したところ、2階総務課で、床に置かれた新聞紙などが燃えていたため、水をかけて消火した。
さらに、同じ2階にある維持管理課と都市計画課のごみ箱計2個にも燃えた跡があったが、すでに消えていた。
県警犬山署の調べでは、3か所とも、都市計画課に積んであった不要書類が燃えており、この不要書類を持ち出して火をつけ、新聞紙に着火させたり、ごみ箱に投げ込んだりしたとみられる。
同署は、何者かが侵入し、火をつけて回ったとみて、器物損壊などの疑いで捜査している。
(2月19日11時24分配信 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000503-yom-soci
■犬山市の教育
http://www.city.inuyama.aichi.jp/manabu/kyoiku/index.html
犬山市では、3つの目標を掲げています。
教育の改革を推進します。
学校の改革を推進します。
新しい学校経営を推進します。
学びの学校づくりを目指す犬山の教育の詳細は
… (http://www.inuyama-aic.ed.jp/i-manabi.h.p/index.htm)
・犬山プラン
・重要施策
・教育委員の紹介
・教育長 瀬見井久の言葉
・少人数学級
・犬山授業改善交流会
・副教本づくり
・シンポジウム教育のまち
・犬山の学校給食
・犬山市小中学校へのリンク
■明治大学平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
http://www.meiji.ac.jp/shogaku/ecm/pro01/01-hokoku1116.html
Q: 具体的に教育で行っていることを教えてください。
A: まず、学校の授業を25人の少人数にし、そのための教員を市で100名雇いました。しかし少人数にこだわることなく、チームティーチングや、競争をさせることを目的としない習熟度学習により、子ども達が内発的に学習する環境を作っています。また、教科書。検定教科書は使用していますが、1冊5000円の指導書の分の予算をカットし、先生方で犬山バージョンの副教本を作ってもらいました。そのための取材費は市で払っています。このような自主的な活動により教師魂に火がつきました。私は、凡庸な教師はただしゃべるだけ。普通の教師は説明するだけ。よい教師はやってみせ、卓越した教師は子供の心に火をつけるものだと思っています。そして、その教師の心に火をつけるのが市民の応援であり我々の役目だと思います。次に教育委員会です。教育委員会無用論もありますが、私は教師たちの応援団体として必要だと思っています。問題は純粋培養で多様性がないところです。犬山では教育長を行政の人間にしました。しかし、それでは現場のことはわかりませんので、校長経験者を市で雇って学校教育部長になっていただき、私も入り、少人数教育のオーソリティである大学教授に研究会に参加してもらったりして徹底的に議論しあう。その中でひとつ気づいたことがあります。教師の任命権は県にありますが、内申権が市町村にあるのです。この内申権を活用し人事に活かしました。又、文化と教育は一体であり、文化は放電、教育は充電との観点で、教育委員会に文化での権限を持たせています。更に幼保一元化、中高一貫教育、人材の宝庫の大学との街づくりもこれから取り組んでいきます。
■どうする教育委員会/廃止論とフル活用 (2003.11.26更新『朝日わくわくネット』)
http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/info1126-2.html
◆フル活用―愛知県犬山市/副読本作りを決定
教育委員会をフル活用して教育改革を進めている自治体もある。愛知県犬山市だ。
「内容が3割減った教科書では学力が低下する。犬山独自の教科書は作れないか」「教科書は無理でも副読本ならどうか」「現場の教員に作ってもらおう。保護者も参加できないか」
同市の教育委員会会議は、さながら「戦略会議」だ。昼過ぎに始まって、午後5時、6時になっても終わらないことがある。こうして少人数授業や市独自の副読本づくりなどの方針が決まり、事務局が具体化する作業が始まる。
石田芳弘市長に請われて愛知県職員から転身した瀬見井久教育長が就任して、事務局案を追認するだけの場は大きく変わった。「教育委員会に主体的な企画能力を持たせたい」と市長に進言。地区の名士から選んでいた教育委員のうち、2000年秋から2人は教育学者と財界人になった。校長と元校長の計3人と教育学者を市の予算で事務局に採用し、企画を学校現場で実現するためのパイプ役とした。
指導要領や学級編成を国が厳格に定めていた時代は過ぎ、指導要領は最低基準に、学級編成も自治体が決められる時代になった。
「その気になれば学校をよくしていく権限が、教育委員会には十分にある。ほとんどは制度を使い切っていないだけ。工夫を競うことができる今こそ、教育委員会はますます重要なのです」と瀬見井氏は話す。
■教育改革のゆくえ 格差社会か共生社会か
岩波ブックレット No.688
著者/訳者名 藤田英典/〔著〕
出版社名 岩波書店 発行年月 2006年11月
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31795725
■教育改革を評価する 犬山市教育委員会の挑戦
岩波ブックレット No.685 検証地方分権化時代の教育改革
著者/訳者名 苅谷剛彦/〔著〕 安藤理/〔著〕 内田良/〔著〕 清水睦美/〔著〕 藤田武志/〔著〕 堀健志/〔著〕 松田洋介/〔著〕 山田哲也/〔著〕
出版社名 岩波書店 発行年月 2006年10月
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31781327&pg_from=rcmd_detail_1
こんばんは 宇田川です
2月12日(月)にNHKBS1で放映された「未来への提言」を見られましたか?
この番組の再放送が 2月25日(日)午前11時10分 NHKBS1であります。
フィンランドの学力世界一に取り組まれてきたオッティペッカ・ヘイネンさんのお話と学校現場が紹介されました。(もしかしたら日本の改悪前教育基本法を参考にしたのかも?)
フィンランド・北欧の教育を参考にして、石田前犬山市長が実現してきた市立北犬山小学校の取り組みが、2月14日(水)の午後NHK教育テレビで、校長・教師・地域の市民ボランティアが出席して、現場取材のビデオを見ながら紹介されました。
学校は公開されていて、50人位のボランティアが毎日出入りしていることによって学校の安全が保たれている、と校長は言われました。「いつでも誰でも予約なしで見に来て下さい」とのこと。
この石田前犬山市長が「30人学級」の実現をかかげて愛知県知事選挙に立候補されたので、私は1月に3回名古屋へ応援に行きましたが、途中から政党が前面に出てきて市民選挙に徹することが出来ず敗れました。勝っていれば都知事選挙にも影響したと思いますが。
愛知の教育は全国で44位、名古屋市の小学校では1クラス42~3人(障害児がいるクラスも)だと複数の母親から聞きました。<本当に泣いちゃいました>
■犬山市除く全小中校が参加=私立は6割-全国学力テスト
文部科学省は16日、4月24日に実施する全国学力テストの参加校数を発表した。愛知県犬山市内の14校を除くすべての公立小中学校計3万2105校が参加する。
犬山市教育委員会は以前から、「教育現場に競争原理を持ち込む」として不参加を表明してきた。
(2月16日11時31分配信 時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000055-jij-soci
■<全国学力テスト>私立の4割が不参加 一部公立も
4月24日に行われる全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)で、私立学校871校のうち約4割の332校の不参加が16日、文科省の調査で分かった。一方、公立学校は愛知県犬山市教育委員会が不参加と回答し、参加率は99.96%になる。文科省は全国一律の実施を目指してきたが、不可能な状況になった。
(2月16日13時57分配信 毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000056-mai-soci
■愛知・犬山市役所で不審火、庁内3か所で紙など燃える
19日午前4時40分ごろ、愛知県犬山市の市役所本庁舎で火災報知機が鳴り、当直の男性警備員(68)が点検したところ、2階総務課で、床に置かれた新聞紙などが燃えていたため、水をかけて消火した。
さらに、同じ2階にある維持管理課と都市計画課のごみ箱計2個にも燃えた跡があったが、すでに消えていた。
県警犬山署の調べでは、3か所とも、都市計画課に積んであった不要書類が燃えており、この不要書類を持ち出して火をつけ、新聞紙に着火させたり、ごみ箱に投げ込んだりしたとみられる。
同署は、何者かが侵入し、火をつけて回ったとみて、器物損壊などの疑いで捜査している。
(2月19日11時24分配信 読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070219-00000503-yom-soci
■犬山市の教育
http://www.city.inuyama.aichi.jp/manabu/kyoiku/index.html
犬山市では、3つの目標を掲げています。
教育の改革を推進します。
学校の改革を推進します。
新しい学校経営を推進します。
学びの学校づくりを目指す犬山の教育の詳細は
… (http://www.inuyama-aic.ed.jp/i-manabi.h.p/index.htm)
・犬山プラン
・重要施策
・教育委員の紹介
・教育長 瀬見井久の言葉
・少人数学級
・犬山授業改善交流会
・副教本づくり
・シンポジウム教育のまち
・犬山の学校給食
・犬山市小中学校へのリンク
■明治大学平成17年度現代的教育ニーズ取組支援プログラム
http://www.meiji.ac.jp/shogaku/ecm/pro01/01-hokoku1116.html
Q: 具体的に教育で行っていることを教えてください。
A: まず、学校の授業を25人の少人数にし、そのための教員を市で100名雇いました。しかし少人数にこだわることなく、チームティーチングや、競争をさせることを目的としない習熟度学習により、子ども達が内発的に学習する環境を作っています。また、教科書。検定教科書は使用していますが、1冊5000円の指導書の分の予算をカットし、先生方で犬山バージョンの副教本を作ってもらいました。そのための取材費は市で払っています。このような自主的な活動により教師魂に火がつきました。私は、凡庸な教師はただしゃべるだけ。普通の教師は説明するだけ。よい教師はやってみせ、卓越した教師は子供の心に火をつけるものだと思っています。そして、その教師の心に火をつけるのが市民の応援であり我々の役目だと思います。次に教育委員会です。教育委員会無用論もありますが、私は教師たちの応援団体として必要だと思っています。問題は純粋培養で多様性がないところです。犬山では教育長を行政の人間にしました。しかし、それでは現場のことはわかりませんので、校長経験者を市で雇って学校教育部長になっていただき、私も入り、少人数教育のオーソリティである大学教授に研究会に参加してもらったりして徹底的に議論しあう。その中でひとつ気づいたことがあります。教師の任命権は県にありますが、内申権が市町村にあるのです。この内申権を活用し人事に活かしました。又、文化と教育は一体であり、文化は放電、教育は充電との観点で、教育委員会に文化での権限を持たせています。更に幼保一元化、中高一貫教育、人材の宝庫の大学との街づくりもこれから取り組んでいきます。
■どうする教育委員会/廃止論とフル活用 (2003.11.26更新『朝日わくわくネット』)
http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/info1126-2.html
◆フル活用―愛知県犬山市/副読本作りを決定
教育委員会をフル活用して教育改革を進めている自治体もある。愛知県犬山市だ。
「内容が3割減った教科書では学力が低下する。犬山独自の教科書は作れないか」「教科書は無理でも副読本ならどうか」「現場の教員に作ってもらおう。保護者も参加できないか」
同市の教育委員会会議は、さながら「戦略会議」だ。昼過ぎに始まって、午後5時、6時になっても終わらないことがある。こうして少人数授業や市独自の副読本づくりなどの方針が決まり、事務局が具体化する作業が始まる。
石田芳弘市長に請われて愛知県職員から転身した瀬見井久教育長が就任して、事務局案を追認するだけの場は大きく変わった。「教育委員会に主体的な企画能力を持たせたい」と市長に進言。地区の名士から選んでいた教育委員のうち、2000年秋から2人は教育学者と財界人になった。校長と元校長の計3人と教育学者を市の予算で事務局に採用し、企画を学校現場で実現するためのパイプ役とした。
指導要領や学級編成を国が厳格に定めていた時代は過ぎ、指導要領は最低基準に、学級編成も自治体が決められる時代になった。
「その気になれば学校をよくしていく権限が、教育委員会には十分にある。ほとんどは制度を使い切っていないだけ。工夫を競うことができる今こそ、教育委員会はますます重要なのです」と瀬見井氏は話す。
■教育改革のゆくえ 格差社会か共生社会か
岩波ブックレット No.688
著者/訳者名 藤田英典/〔著〕
出版社名 岩波書店 発行年月 2006年11月
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31795725
■教育改革を評価する 犬山市教育委員会の挑戦
岩波ブックレット No.685 検証地方分権化時代の教育改革
著者/訳者名 苅谷剛彦/〔著〕 安藤理/〔著〕 内田良/〔著〕 清水睦美/〔著〕 藤田武志/〔著〕 堀健志/〔著〕 松田洋介/〔著〕 山田哲也/〔著〕
出版社名 岩波書店 発行年月 2006年10月
http://www.7andy.jp/books/detail?accd=31781327&pg_from=rcmd_detail_1
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます