☆ <若者を再び戦場に送るな!(40)「楽しい日本を目指す」?(その2)>
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・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
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1月24日の石破首相の施政方針演説での<「楽しい日本」を目指す>という言葉に対して違和感を感じたのは私だけではないだろう。
現在、日本では様々な問題が起きつつあり、前回の(289)でも述べたが、とても「楽しい日本」にはなりそうもないからである。
インフレが続き私たちの生活は日々苦しくなってきている。
他方で、防衛費増大だけが突出している。
ミサイル基地や大きな弾薬庫が各地に作られている。
絶えずアメリカやNATOの軍隊などとの合同軍事演習が行われている。
そして、石破首相は演説で、
「日米同盟を更なる高みに引き上げる、同志国との連携を更に拡大・深化する」
「日米印、日米韓比を含め、・・ネットワークを構築し、・・日米のリーダーシップは不可欠です」
とのべた。
つまり、日本は第三次世界大戦にもつながるような軍事同盟のリーダーを担おうとしている。
また、演説の最後には「平和憲法」を変えるために憲法審査会で野党とも連携すると述べている。
要するに、さらに軍備を強化し、憲法も変え、戦争の準備を進めると言っているのである。
「シェルター」を作るとも述べている。
これが「楽しい日本を目指す」ことか。全く逆である。
「楽しい」どころか、「極めて危険な日本」になるのは目に見えている。
石破首相はそうしたことから国民の目をそらすために「楽しい日本を目指す」などと述べたと言わざるを得ない。
戦前には多くの人々が、生活が苦しいにもかかわらず、政府のいう「鬼畜米英」などということばに踊らされ、積極的に戦争に賛成した。
その結果、大変な負け戦(いくさ)になった。
全国の大部分の都市が空襲にあい、ヒロシマと長崎には原爆が落とされた。
石破首相は、現実には軍拡と戦争準備、改憲を進めようとしている。
これほど危険なことはない。
なのに国民に向かっては、「楽しい日本を目指す」などと言っている。
なんとトンチンカンなことか。
やはり、これはそうした厳しい現実から国民の目をそらすためのスローガンとしか思えない。
戦前は「鬼畜米英」、今度は「楽しい日本」で、欧米先進国と一緒に第三次大戦に突入しようというのだろうか。
しかし、「楽しい日本」という言葉に騙される人は少ないだろう。
歴史は繰り返す。
しかし一度目は悲劇だが、二度目は喜劇である。
「楽しい日本を目指す」はまさにその喜劇になるだろう。
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スローガン:国家の教育支配を許さない
戦争と改憲に抗し平和実現に向け何をなすべきか
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発言:裁判闘争原告、教育現場などから
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