パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

☆ 明けない夜はない(290)

2025年01月30日 | 暴走する都教委と闘う仲間たち

 ☆ <若者を再び戦場に送るな!(40)「楽しい日本を目指す」?(その2)>

<転送歓迎>(重複ご容赦)・「新芽ML」・「ひのきみ全国ネット」
・「戦争をさせない杉並1000人委員会」・「杉並コモンズ」の渡部です。
=============================

 1月24日の石破首相の施政方針演説での<「楽しい日本」を目指す>という言葉に対して違和感を感じたのは私だけではないだろう。
 現在、日本では様々な問題が起きつつあり、前回の(289)でも述べたが、とても「楽しい日本」にはなりそうもないからである。

 インフレが続き私たちの生活は日々苦しくなってきている。
 他方で、防衛費増大だけが突出している。
 ミサイル基地や大きな弾薬庫が各地に作られている。
 絶えずアメリカやNATOの軍隊などとの合同軍事演習が行われている。
 そして、石破首相は演説で、

「日米同盟を更なる高みに引き上げる、同志国との連携を更に拡大・深化する」
「日米印、日米韓比を含め、・・ネットワークを構築し、・・日米のリーダーシップは不可欠です」

 とのべた。

 つまり、日本は第三次世界大戦にもつながるような軍事同盟のリーダーを担おうとしている。
 また、演説の最後には「平和憲法」を変えるために憲法審査会で野党とも連携すると述べている。
 要するに、さらに軍備を強化し、憲法も変え、戦争の準備を進めると言っているのである。
 「シェルター」を作るとも述べている。

 これが「楽しい日本を目指す」ことか。全く逆である。
 「楽しい」どころか、「極めて危険な日本」になるのは目に見えている。
 石破首相はそうしたことから国民の目をそらすために「楽しい日本を目指す」などと述べたと言わざるを得ない。

 戦前には多くの人々が、生活が苦しいにもかかわらず、政府のいう「鬼畜米英」などということばに踊らされ、積極的に戦争に賛成した。
 その結果、大変な負け戦(いくさ)になった。
 全国の大部分の都市が空襲にあい、ヒロシマと長崎には原爆が落とされた。

 石破首相は、現実には軍拡と戦争準備、改憲を進めようとしている。
 これほど危険なことはない。
 なのに国民に向かっては、「楽しい日本を目指す」などと言っている。
 なんとトンチンカンなことか。
 やはり、これはそうした厳しい現実から国民の目をそらすためのスローガンとしか思えない。

 戦前は「鬼畜米英」、今度は「楽しい日本」で、欧米先進国と一緒に第三次大戦に突入しようというのだろうか。
 しかし、「楽しい日本」という言葉に騙される人は少ないだろう。

 歴史は繰り返す。
 しかし一度目は悲劇だが、二度目は喜劇である。
 「楽しい日本を目指す」はまさにその喜劇になるだろう。

================================

★ 第21回「2・9総決起集会」のお知らせ

スローガン:国家の教育支配を許さない 
      戦争と改憲に抗し平和実現に向け何をなすべきか 

日時:2025年2月9日(日)13:30開会
場所:文京区民センター3A

講師:大内裕和さん(武蔵大学教授)
演題:「教育の新自由主義改革の40年と現在」
発言:裁判闘争原告、教育現場などから
資料代:500円

*********************************************************
都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
  http://houinet.blogspot.jp/
千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
       http://hinokimitcb.web.fc2.com/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
       http://hinokimi.web.fc2.com/

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
« ☆ 袴田裁判で鑑定意見を出し... | トップ | ◆ 大阪府の中学生に課せられ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

暴走する都教委と闘う仲間たち」カテゴリの最新記事