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イデオロギー色濃い「教員業績評価」野田正彰教授が暴露

2010年07月11日 | 暴走する都教委
 ◆ イデオロギー色濃い「教員業績評価」、野田正彰教授が暴露
永野厚男(教育ライター)

 埼玉県教育委員会の業績評価制度下、「校長の提出命令に違反し、自己評価シート(東京等では自己申告書に当たる)を出さなかった」との"理由"で懲戒処分を受けた、同県立高校教諭らを支援する集会が5月29日、さいたま市内で開かれ、野田正彰・関西学院大教授が「文科省の偽りの施策」として、民間人校長と指導力不足等教員という2つの語を挙げ、分析・批判する講演を行った。
 野田教授はまず、「民間人校長と言うなら新規採用のはずなのに、06年末の文科省発表の『民間人校長の任用一覧』を調べると、同省の教科調査官や教育委員会の行政系課長等からの"異動者"が多くいる。またこの制度は、本当は多くの県の経済団体がリストラ対策の送り先の一つに学校を狙ったもの」と説明。
 広島県教育長だった辰野裕一・現文科省政策評価審議官らの行政下、尾道市立高須小の民間人校長になった慶徳和宏さん(中国銀行出身)が、抑うつ状態から03年3月19日に自殺した原因の一つの「大量の報告書作成等」には、学校評価・人事評価等に加え、「運動会の"君が代"斉唱時、国旗に注目していない教員の氏名一覧」といったイデオロギー色の濃い調査も入っている、と暴露した。
 指導力不足等教員認定のもとになる業績評価については、05年度にオールAだった兵庫県立高校教諭が、教育基本法改悪反対の投書が掲戟されたのを機に異動させられた上、翌年度、校長・教頭に「総合評価D」を付けられた上、所見欄に「職務遂行能力が欠如。自覚の面でも不足。服務規律の確保を厳しく指導した」と記載された事実を紹介。
 「生徒との人間的な関わり・触れ合いよりも、教委の設定した枠の中で点数を上げることが強制されかねない」と警鐘を鳴らした。
 野田教授は最後に、山崎正和・前中教審会長が「教育とは国家の統治行為である。読み書き、そろばんプラス順法精神について、国家は国民に対して強制的に教える権利を持っている」と主張している事実を反面教師に、子どもたちと共に作り上げていく教育の重要性を指摘し、万雷の拍手を浴びた。

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