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パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

都庁前通信 2020年1月30日号

2020年01月31日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  《河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会 都庁前通信》
 ● オリ・パラ競技観戦辞退続出の責任は都教委に


 都教委にとっては、子どもの命よりも「愛国心」の刷り込みが大事?と疑ってしまう。猛暑の中でのオリ・パラ競技観戦のことである。
 昨年12月、「53区市町村のうち24自治体で割り当てを辞退する小学校があることがわかった。検討段階も含めると、今月4日時点で計307校に上る」。辞退の理由は、「熱中症のリスクを考慮してのこと」(12月10日付け朝日新聞)と報道された。
 筆者が八王子市教委に学校から上がった「観戦希望について」の文書を開示請求したところ、全学校が「全学年観戦希望」を選んでいた。しかし「自由記述欄」には八王子からの移動(有明までおよそ40km)や熱中症に対する不安を107校中43校の校長が記述していた。
 市教委に物申すことがなくなって久しい教育現場で、これだけの校長が悲鳴とも聞こえる訴えをしたのは、死に至る事故を心配するからだろう。
 ※ オリ・パラ競技期間(7/24~8/9)の昨年の日中最高気温は平均34℃!
 都教委オリ・パラ観戦の希望を取り直すべきだ。その際、生徒たちの声を反映させるべきだ。
 一昨年秋に都教委が各区市町村教委に配った「希望調査」には、「観戦を希望する学校・学年」の回答として
   「1 全学校・全学年」
   「2 全学校・特定する学年」
   「3 1,2以外の場合」とあり、
 「3を選択した場合は内容を記述」するよう書いてある。
 都教委は「観戦は強制ではなく希望」と言うが、「3」を選び「希望しない」とは区市町村教委も学校も言えなかったのではないか。都の教育行政の忖度・無責任体制の被害は子どもたち。許してはならない。
 八王子の校長たちが「自由記述欄」に書いたこと(抜粋)

 ■小学校
 ①最近の地球温暖化で熱中症が心配である。子供たちの安全を第1に考えたい。熱中症、昼食時の食中毒等の事故も想定される。また、八王子は有明までの距離も長く、安全に引率できるか不安も大きい。一人でも事故等に巻き込まれたらオリンピック観戦どころではない。
 ②基本的に人数が多く、F地区がぎりぎりと考えている。D地区になった場合は辞退する。移動距離が長く、室内観戦以外は、熱中症の危険を考えるとふさわしくないと考える
 ■中学校
 ⑤本校は学区が広く、通学用スクールバスを市が借り上げているだけでなく、路線バスを利用して生徒が登下校しております。学校最寄り駅までも時間がかかる上、駅解散を想定した際の各家庭最寄り駅もJR中央線高尾駅や青梅線武蔵五日市駅となっており、そこから1時間に1~2本の路線バスを利用して帰宅することとなります。校外学習はこれまで必ず借り上げバスを利用しており、校外学習で公共交通機関を利用して往復したことはこれまでないため、安全管理面、所要時間の面を含め、Fゾーンでの観戦を希望します。
 ⑥八王子市の方針として全学年対象ということなので仕方ないが、生徒の意見としても暑いのに行きたくないとの意見も出ている。また、塾等での夏期講習があり、特に3年生の参加率が低くなりかなりの枚数が、使用されない可能性が高い。同日の家族での有料チケットを使っての観戦や家族旅行などで不参加の生徒もかなり出る可能性があります。3年だけではなく1・2年生でも起こる可能性は高いと考えている。その上での八王子全学年実施をしていただきたい。
『河原井さん根津さんらの「君が代」解雇をさせない会』
http://kaikosasenaikai.cocolog-nifty.com/blog/2020/01/post-0a38b1.html
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