パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

世界の脱原発 米国の原発が採算悪化で2基閉鎖へ!

2016年06月12日 | フクシマ原発震災
 ▼ 米電力大手エクセロン、採算悪化で原発2カ所閉鎖 (日経新聞)
 【ニューヨーク=稲井創一】米電力大手エクセロンは2日、米中西部イリノイ州にある2つの原子力発電所を2018年6月1日までに順次閉鎖すると発表した。
 シェール革命によるガス価格の下落で電力卸売価格も大きく低下し、採算が合わなくなっていた。イリノイ州政府に財政支援を要求していたが、法案成立の見通しがつかず、発電所の存続を断念した。
 閉鎖するのは同州クリントンとコルドバにある原発。
 エクセロンの資料によると、両発電所とも沸騰水型軽水炉(BWR)を採用しており、合計で3基ある原子炉は廃炉になる公算が大きい。
 シェール革命の影響で米国では天然ガス価格が10年前に比べ約3分の1に下落
 ガス火力発電所の競争力が高まり、電力卸売価格も大幅に低下。
 発電コストが安いとされた原発の採算が悪化している。閉鎖する2カ所の原発だけで過去7年間に8億ドル(約880億円)の損失を計上していた。
 11年の福島第1原発事故の影響もあり米原子力規制委員会(NRC)の安全規制が厳しくなり、建設・保守コストの負担が重くなっている。
 東芝の米原子力子会社ウエスチングハウス(WH)がジョージア州などで新規の原発建設を計画しているが、原子力ビジネスに逆風が吹くなか、採算を確保するにはコスト管理の重要性が増している。
『日経新聞』(2016/6/3)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN03H23_T00C16A6000000/
コメント    この記事についてブログを書く
« 世界経済全体の5分の1以下... | トップ | 根津公子の都教委傍聴記(201... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フクシマ原発震災」カテゴリの最新記事