ひょうたん島研究会・TT(高木@千葉高退教)です。
すべての友人の皆さんへ。
(1)今日5/3はもちろん憲法記念日。
ぼく自身は改憲派なんだけど(天皇制はいらない!)、岸田が進めようとしている「改憲=壊憲」には当然反対です。
さはさりながら、おじさんなので、体調があまりよろしくない。
今日はどうしようかいろいろ悩んだけど、取りあえず有明に向かうことにしました。
現地で多くの人と会えることを、楽しみにしています。
(2)以下の雑文を書いたけど、発表媒体がないので、ここで紹介します。時間があれば、お読みください。
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☆ 朝日の社説に茶々を入れるーー再び
:T.T.0627(ひょうたん島研究会)
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「存在が意識を規定する」みたいなことを言ったのはマルクスだったっけ?ぼくも長いこと千葉の県立高校の教員として「存在」していたので、「意識」=ものの考え方が「高校教員目線」になってしまっている。「一般ネタ」(反戦平和とか)だとそれほどでもないのだが、「学校ネタ」になると、もういけない。
「被害者意識」も含め、以下、「高校目線丸出し」の雑感を書く。
5月1日(水)、『朝日』オピニオン面に、「教育の質確保/政策の優先度を上げよ」というタイトルの社説が載っていた。取りあえず、最初の2つの段落を紹介する。
┌──────────────────────────────────┐
│ 未来を担う子どもの教育は、社会をつくる基盤だ。特に資源が少なく少子│
│高齢化も進む日本では、公教育の質の確保は死活問題といえる。 │
│ それを支える質の高い教員をいかに確保するか。文部科学省がこのほど示│
│した対策案では、はなはだ不十分だ。 │
└──────────────────────────────────┘
ここには、「校種」は登場していない。「高校」も排除されていないはずだ。
「公教育」という言葉はあるけど、これは「微妙」だなあ。ぼく自身は「公教育=公立学校の教育」とは考えていないけど、この社説では「公立学校の教育」というニュアンスが強いかもしれない。いずれにせよ、「公立高校」は排除されていないはずだ。
以下、時間もスペースもないので、「公立高校がスルーされている実態」を、箇条書きで指摘する。
┌──────────────────────────────────┐
│ この間、問題になってきたのは教員の長時間労働だ。経済協力開発機構 │
│(OECD)の調査によると、日本の小中学校教員の仕事時間は国際的にみて │
│も特に長い。しかも、一人ひとりの子どもと向き合う時間や充実した授業の│
│準備時間など、子どもの成長に直結する時間は十分にとれていないのが実情│
│だ。 │
└──────────────────────────────────┘
高校も同じなんだけど・・・。
┌──────────────────────────────────┐
│ 家庭環境や日本語の習熟度などのため手厚い対応が必要な子も増えてい │
│る。社会の変化に応じて学ぶ内容も増え、中学校には部活動もある。 │
└──────────────────────────────────┘
前半については、これも高校も同じ。高校にも当然部活があるけど、あまり配慮してくれないみたい。
まだ、社説の3分の1にしか到達してないけど、キリがないので、箇条書きについてはやめる。
最後に一つだけ、オマケを書く。
実はぼく、朝日(だけではないが)の記者の「筆力」について疑問を持っていて、今回の社説の次の部分、日本語として間違っている、あるいは誤解をうみやすいんじゃないか?と疑っている。
┌─────────────────────────────────┐
│ 日本の教育への公財政支出は長く、対GDP比でOECD平均より低いまま │
│だ。 │
└─────────────────────────────────┘
ぼくなら次のように書くけど、どうだろうか?
┌────────────────────────────────────┐
│ 日本の教育への公財政支出は、長い間、対GDP比でOECD平均より低いままだ。 │
│ │
│あるいは │
│ │
│ 日本の教育への公財政支出は、対GDP比でOECD平均より長い間(長ら │
│く)低いままだ。 │
└───────────────────────────────────┘
(24/05/03早朝)
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